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スーツケースのサイズ

スーツケースのサイズの選び方とその際に注意すべき点を紹介する。

サイズの選び方

スーツケースのサイズは、基本的には宿泊日数ごと目安サイズ表に則って選んでしまって構わない。但し、お土産を大量に購入する方は気持ち大きめのスーツケースを探すと良いだろう。また、短い日程の旅行であれば、飛行機に持ち込めるサイズのスーツケースを手に入れると便利だ。

サイズ選びは以下の5ステップを踏めば大凡OKだ。

サイズ選びの5ステップ

①宿泊日数から、大凡必要なスーツケースの容量を把握する。

②お土産等、現地で増える荷物がどれくらいあるかを想像してみる。
韓国などでショッピングをメインに楽しむのであれば、宿泊日数で必要な大きさよりも一回り大きいスーツケースを検討しよう。

③温かい国に行くのか、寒い国に行くのか考える。
訪れる地域の気温に依って、持っていく洋服の量が変わる。ダウンスーツや厚手のコート等を持っていく必要があるのであれば、一回り大きいスーツケースを検討したい。

④短い期間であれば機内持ち込みが可能なサイズを検討してみる。
機内持ち込み用のスーツケースには利点が多い。機内持ち込みスーツケースに関しては、別記事で詳しく解説している。

機内持込のサイズ・重量とメリットデメリット
機内持ち込みスーツケースについて スーツケースは、機内に持ち込めるサイズのものがある。機内持ち込みは、いくつか大きな利点があるので、日帰り-2泊程の短い旅行であれば機内持ち込みサイズのスーツケースの購入を検討しよう。一つあるだけで大変に便利だ。 メリット ①破損リスクが下がる 預けてしまうと乱暴に扱われてしまい、すぐに傷がついたり壊れてしまったりする場合がある。特に、キャスターや把手部などの飛び出している部分の破損が多い。また、ボディ部に関しても、荷物を運ぶベルトコンベアの隙間に挟まったりして通常では考えられない圧力がかかり破損することがある。手荷物で機内に持ち込むならばこれらの問題は発生しない。 ちなみに、破損した場合は空港の窓口に言えば、代替品と交換してもらえ、壊れたスーツケースは破棄される。何れにせよ、被った損失が100%戻ってくるわけではない。 ②荷物ピックアップ時間の短縮 空港での荷物のピックアップに時間を使う必要がなくなるのも大きな利点だ。大型の飛行機で、自分の荷物が奥の方に言ってしまっている場合、荷物をピックアップするまでに30分以上かかることも頻繁にある。せっかくの旅行なので直ぐに空港は後にしたいものだ。 ③ラゲージロスの回避 稀に、荷物だけ別の飛行機に乗ってしまい、目的地に荷物が届かない場合がある。荷物が見つかれば後日自宅に郵送してくれるが、そのままなくなってしまうケースも後を絶たない。そうなった場合でも、航空会社からは少額の金額が支払われるだけだ。もちろん損失額の方がはるかに大きいことが多い。機内持ち込みであればラゲージロスのリスクはゼロに近いだろう。 注意点 機内に持ち込める荷物に対しては、サイズや重量に関して厳格なルールが設けられている。ルールを破ってしまうと高額な超過金額を支払わなければならなくなる。特に国際線では融通は全く効かないので注意しておきたい。超過した場合の超過料金は以下の記事で詳しくまとめているので、購入する前に確認しておくと良い。航空会社によって少し異なる場合があるが、大凡以下のようなルールである。このルールに違反しないスーツケースを一つ所有しておくと大変便利だ。 無料で持ち込める荷物規定 ANAの場合、以下の様な規定がある。 個数:1個まで無料。 重さ:10キログラムまで無料。 サイズ:縦+横

⑤利用する航空会社の荷物制限に引っかからないことを確認
航空会社によって、預けられる荷物のサイズや個数、機内に持ち込める荷物のサイズや個数が異なるので、スーツケースを購入する前に必ず確認しておくこと。機内に持ち込むために購入したスーツケースが、実は利用した航空会社では持ち込めないサイズだった、ということはよく起こる。

これらの5ステップを考慮すれば、自分に必要なスーツケースの大きさが分かるだろう。ちなみに、特定の大きさに決まらないようなら、60リットル前後のスーツケースを購入すると良いだろう。60リットルは、5泊程が可能な量なので、洋服をあまり持っていかずに現地で洗濯をして着回すことで、長期間の旅行でも耐えられる。また、そこまで大きくならないので、移動が楽だ。特定に地域に行くということが決まっていない方は参考にしてみて欲しい。

宿泊日数毎、スーツケース容量目安

日帰り-1泊:10リットル-31リットル
1泊-2泊:32リットル-37リットル
2泊-3泊:38リットル-51リットル
3泊-5泊:52リットル-63リットル
4泊-7泊:64リットル-87リットル
8泊-10泊:88リットル-111リットル

容量毎のより詳しい解説はこちらから
・60Lスーツケースの宿泊日数とお勧め
・50Lスーツケースの宿泊日数とお勧め
・40Lスーツケースの宿泊日数とお勧め

注意すべきこと

荷物に関するルールと、超過料金に注意

航空会社によるが、飛行機に預けられる荷物の数/重量/サイズの制限があるので、確認しておくこと。機内持ち込みに関しても同様である。制限を破ってしまうと、超過料金として高額な金額が請求されてしまうこともある。特に大きめのスーツケースを購入する人は注意が必要だ。なるべく軽量なスーツケースを購入すると良いだろう。

受託荷物のサイズ制限と超過料金について
空港で預けられる荷物の重量や大きさや個数は、各航空会社によって決められており、その基準を超えてしまうと、超過料金を支払う必要がある。超過料金は高額になってしまうことがあるので、事前に航空会社毎の制限を知っておこう。

S/M/Lサイズの表記に注意

ブランドによっては、スーツケースのサイズ表記として、SS/S/L/LLという単位を用いることがあるが、この基準はブランドに依って異なるため、あまり参考にならない。Sだからこれくらい、というのが言えないのだ。あくまでリットルで判断するようにしよう。

総寸法を把握

機内持ち込みサイズや、受託荷物のサイズ規定はすべて総寸法(把手やキャスターまで含めたサイズ)を対象としていることを注意して見よう。

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