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サンパウロで食べられるブラジルの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2018/01/16 更新

サンパウロは、ブラジル最大の都市であり、その人口は首都であるリオデジャネイロを抜いて1,100万人と、ブラジルのみならず、南米でも最大の都市である。そんなサンパウロの発展の歴史は、1830年頃のコーヒーの栽培を発端とし、1960年にはリオデジャネイロの人口を抜いた。1908年には日本からの移民もサンパウロに定着し、日本人街を築いている。コーヒーの栽培で超巨大都市と変貌したサンパウロには、ブラジル料理をはじめとしたさまざまな伝統料理が今も人々の生活に密着し、根付いている。そんなサンパウロの料理を紹介する。

モルタデッラサンド(Mortadella Sand)

  • サンパウロに着いたら、市営市場のMercado Muni l (メルカードムニンシパル)の名物のモルタデッラサンドイッチに挑戦することをお勧めする。モルタデッラとは、もともとイタリアのハムの名称だが、ここサンパウロではそのハムと、チーズをたっぷり挟んで焼いたサンドイッチをモルタデッラサンドと呼んでいる。一目見ればそのボリュームに驚くこと間違いなしだ。ハムをこれでもか!と詰め込んだその厚さは外側のパンを越える厚さで、日本人のお腹には重すぎる量のため、数人でシェアして食べると良いだろう。

  • フェジョアーダ(Feijoada)

  • "フェジョアーダとは、ブラジルの国民食で黒豆と豚肉や牛肉を煮込んだものだ。サンパウロでは土曜か水曜がフェジョアーダの日として、町中のレストランや家庭でフェジョアータを食べる風習がある。味付けは、肉の旨味とニンニクと岩塩の塩味のみ。シンプルだがしっかり煮込まれ、素材の味がしみ込んだ肉は、柔らかく、クリーミーで、白飯やガーリックライスと一緒に盛り付けて提供される。最近は伝統的なフェジョアータがヘビーという声も上がり「マグラ」と呼ばれる少しライトに仕上げたものも選べる店もあるので、お腹の具合と相談して選べるのも嬉しい。
    "

  • マテ茶(Cha’)

  • マテ茶とは、イェルバ・マテの葉や枝を乾燥させた物から作られるお茶だ。イェルパ・マテはアルゼンチン、パラグアイ、ブラジルの3カ国だけで生育する植物である。この茶葉に水やお湯を注いだ飲み物がマテ茶である。 ビタミンやミネラルを多く含むため「飲むサラダ」とも言われている。味はほんのりと甘く、日本人の舌にも合う。最近は日本でも飲めるようになっているが、サンパウロではジューススタンドのような店で、マテ茶とフルーツをミックスしたり、ミルクを入れてみたりとさまざまな飲み方があるので、ぜひ、本場のマテ茶を楽しんでみてはどうだろうか。

  • サンパウロ風クスクス(Cuscuz Paulista)

  • サンパウロの地名を冠した料理、「サンパウロ風クスクス」とは、トウモロコシの粉に、魚やエビ、鶏肉・ゆで卵などと一緒に蒸したものだ。本場アフリカで食べられるクスクスは、小麦粉が材料のため白っぽい色をしているが、サンパウロのクスクスはトウモロコシの黄色が鮮やかなのが特徴だ。非常に安価なため、家庭料理としても使われており、家庭では塩水で蒸してバターや牛乳をかけて食べるというシンプルな調理法が主流だ。単独ではパサパサして食べにくく、味自体もほとんどないので、周りのおかずと混ぜて固めて食べる。

  • ビラード・ア・パウリスタ(Virado à Paulista)

  • フォエジョアータが土曜か水曜の食事なら、月曜の食事はビラード・ア・パウリスタである。「サンパウロの豆料理」と言う意味のこのメニューはご飯、豆料理、目玉焼き、豚肉料理、 バナナのフライなど、さまざまな料理が1皿に盛られたボリューム満点の定食だ。店によって、メニューの中身と値段はさまざまで、7レアル(約300円)程度から食べられる。月曜にサンパウロに滞在する際には、ぜひ機会を逃さないで欲しい。

  • (Photo by Roger WUlrich Peters Jerry Michalski Juan Pablo Olmo Shoichi Iwashita Mark Hillary)

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