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フィラデルフィアの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

フィラデルフィアはペンシルバニア州の中で最も大きい都市で、別名フィリーと呼ばれている。アメリカが独立宣言をした土地で、最初の首都という歴史を持つ街である。アメリカのアーティスト、ロバート・インディアナによってデザインされた「ラブ・パーク」と呼ばれる「Love」のオブジェがある公園があり、また映画「ロッキー」の舞台となった場所で有名な都市でもある。フィラデルフィアと聞くとクラフトフーズ社の「フィラデルフィアクリームチーズ」が思い浮かぶが、その名前の由来は当初、フィラデルフィア産の乳製品は一流製品とされていたためである。

チーズステーキ(Cheese Steak)

  • チーズステーキとは、薄切りの牛肉と玉ねぎを炒め、溶かしたチーズと共に長い噛み応えのあるロールパンに詰めたサンドイッチである。牛肉は塩、こしょうのみで味付けされたシンプルな味わい。フィラデルフィア発祥の料理だ。注文する際は、玉ねぎの有無やチーズの種類を選ぶこともでき、好みによってトマトやレタスなども追加できる。フィラデルフィアでは、ハンバーガーやピザよりもチーズステーキが有名なので、訪れた際には必ず食べておきたい一品である。

  • ウォーターアイス(Water Ice)

  • カキ氷のような見た目をしたウォーターアイスは、氷のガリガリとした荒い食感がない、シャーベット状の飲み物のことである。フレーバーはマンゴー、パッションフルーツ、イチゴなど様々あり、組み合わせも自由自在。イタリアから伝わったもだが、夏になると街のあちこちにウォーターアイスのスタンドやショップが並び、フィラデルフィアの夏の風物詩ともなっている。「Rita´s」というウォーターアイスのチェーン店が、特に有名である。

  • ソフトプレッツェル(Soft Pretzel)

  • ソフトプレッツェルとはドイツからの移民たちによって広められた、フィラデルフィア発祥の柔らかいプレッツェルである。ニューヨークでもプレッツェルはよく売られているが、通常硬めでかなり歯ごたえがあり、飲み物と一緒でなければなかなか食べることはできない。しかし、ソフトプレッツェルはその名の通り柔らかく、塩、バターなどがあらかじめついていて食べやすい。マスタードをつけて食べるのが、フィラデルフィアのスタイルだ。フィラデルフィア市内にあるレディングターミナルマーケットにある「Miller's twist」という店が特に人気で、通常のプレッツェルの他にもスティック状のもの、ソーセージやハムが入ったもの、シナモンシュガーがかかったものなど種類が様々ある。

  • ファンネルケーキ(Funnel Cake)

  • ファンネルケーキとは、お祭りが行われる際に屋台に並ぶドーナッツのような甘いお菓子のこと。ファンネルとは生地を油の中に流し込む調理器具の名前である。材料は小麦粉、卵、牛乳、ベーキングパウダーなどといたってシンプルで、これらを油で揚げて粉砂糖をかけただけのものである。日本でも、生クリームやフルーツをのせてアレンジされたものが売られていることがある。

  • スクラップル(Scrapple)

  • スクラップルとは、豚肉の内臓やモツなどを細かく砕いて煮込み、コーンミール、小麦粉、ハーブなどのスパイスを加えて作られる加工ミートローフである。元々はオランダの料理で、オランダからの移民によって広められた。通常ブロックで販売されており、食べる際には薄くスライスし、バターやオリーブオイルなどで焼き、トーストなどのパンに挟み、卵などと一緒に朝食として食べられる。外側はカリッとしており、中はソーセージのようにジューシーである。

  • (Photo by Gabriel MillosYuri Long Bob B. Brown Mercury Jane Manisha B. stu_spivack)