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ロサンゼルスのバスの料金、乗り方 、路線図、注意点

ロサンゼルスの路線バス

2018/03/28 更新

データガイド
データガイド

路線説明

ロサンゼルス全域を走る路線バスは、ダウンタウン内の近距離移動にも郊外へ移動にも使い勝手が良い。車社会が発達しているロサンゼルス。レンタカーを利用しない場合でも、バスを上手く活用する事で観光の幅が何倍にも広がるだろう。

路線バスは日本と同じように複数の団体が運営している。LACMTA(ロサンゼルス郡都市圏交通局)が運行する「メトロバス」及び「メトロラピットバス」、LADOT(ロサンゼルス市交通局)の「DASH」を始め、「ビッグ・ブルー・バス」、「トーランストランジット」、「ロングビーチ・トランジット」、「OCTAバス」等で、それぞれに利点がある。

また、スターラインツアーズが主催する観光客向けのダブルデッカーバス「ホップオン・ホップオフ(Hop on Hop off)」は主要観光スポットを巡る華やかな2階建てバス。観光の一環として乗車するのもお勧めだ。

※「メトロ」はLACMTAの運行する公共交通機関の総称であり、ロサンゼルスにおいて必ずしも地下鉄を指す訳ではない。

路線バスの種類

メトロバス、メトロラピットバス

メトロレイルと同じく、LAMCAが運行している路線バス。ダウンタウンを起点として約200の路線があり、東は「サンタフェ・トレイルの終点」と呼ばれるエルモンテ、西は観光都市サンタモニカ、南はカリフォルニア・ディズニー・リゾート、北は高級住宅街のあるパサデナと、ロサンゼルスのほぼ全域を網羅している。サンタモニカ等の遠距離の観光地に行く場合には急行バスである「メトロラピッドバス」の利用が便利だ。

目的地へ向かう路線やメトロレイルとの接続を調べたい時には、公式ホームページや、ロサンゼルス内のメトロカスタマーセンターで貰えるルートマップを確認しよう。

■路線の種類
・1番-99番:主にダウンタウンの中心を運行する路線。年中無休で運行。
・100番-299番:ダウンタウン以外を通る路線(基本的に100番-199番は東西、200番-299番は南北に運行)。
・300番-399番:主要なバス停にのみ停まる快速バス。
・400番-599番:ダウンタウンから出発し、ハイウェイを走るエクスプレス・バス。ハイウェイに入る前に追加料金あり(75¢)。
・700番-799番:メトロラピッドバス。快速バスより停車駅が少なく、長距離移動に便利。車体に「Rapid」と欠かれている。

■運賃
メトロの交通機関は一律$1.75。1日券は$7で、メトロレイルと共用できる。

メトロ公式ホームページ
https://www.metro.net

路線図・時刻表
https://www.metro.net/riding/maps/

DASH

「DASH」はLADOTが運行する路線バス。約30本の路線があり、ダウンタウンはもちろんハリウッドやミッドウィルシャー等、ロサンゼルス市内を走り、ほとんどの路線が環状なので路線を間違えて知らない場所に辿り着いてしまう心配もない。

■主な路線の種類
・Downtown A
ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールや日本人観光客御用達のリトルトーキョーに停車。メトロレイルのターミナル駅である7th St./Metro Center駅にも停車するので使い勝手が良い。

・Downtown B
ダウンタウン北側のチャイナタウンやUnion駅を通り、7th St./Metro Center駅へ南北に走る。

・Downtown D
Union駅からメトロレイルのブルーラインGrand駅まで運行。

・Downtown E
ファッションディストリクトから南西のメトロレイルのブルーラインSan Pedro駅まで。

・Downtown F
ダウンタウン中心から南側のエクスポジションパーク、USCまで向かう。

・Hollywood
メトロレイルのHollywood/Highland駅からVermont/Santa Monica駅等を走る。

■運賃
一律50¢。

DASH公式ホームページ(下方に路線図と時刻表あり)
http://www.ladottransit.com/dash/

ビッグ・ブルー・バス

サンタモニカ市が運営している「ビッグ・ブルー・バス」、通称「BBB」。サード・ストリート・プロムナードを中心にサンタモニカ全域を走行している。約20路線が運行しており、ロサンゼルス国際空港や、カリフォルニア大学、ウエストウッドに乗り換えなしで行く事ができるものポイント。

■運賃
$1.25(急行は$2.25)、乗り換えは50¢。1日券は$4。

ビッグ・ブルー・バス公式ホームページ
https://www.bigbluebus.com/

路線図・時刻表
https://www.bigbluebus.com/Routes-And-Schedules/

トーランストランジット

ロサンゼルス国際空港の南東にあるトーランスを中心に走行する路線バス。10路線を展開し、空港-トーランス間の移動に便利。メトロレイルのブルーラインDowntown Long Beach駅へのアクセスも可能。

■運賃
$1(急行は$2)。

トーランストランジット公式ホームページ
https://transit.torranceca.gov/home-transit

路線図・時刻表
https://transit.torranceca.gov/fares

OCTAバス

テーマパークが多いオレンジカウンティの移動に便利なバス。約70路線で、カリフォルニア・ディズニー・リゾートやニューポートビーチへのアクセスも可能。運行間隔が20分-1時間おきと長い為、予め乗車する路線や時刻を調べておくのが無難だ。

■運賃
$2(急行は$4-$6)。1日券は$5。

OCTAバス公式ホームページ
http://octa.net/

路線図・時刻表(リンク先「Bus Schedules」内)
http://octa.net/Bus/Routes-and-Schedules/Overview/

ホップオン・ホップオフのダブルデッカーバス(観光バス)

赤い車体が特徴的なダブルデッカーバス。リトルトーキョーやユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、ビバリーヒルズ等ロサンゼルスの主要観光地をほぼ全て巡っているので旅行初心者にも有り難い。路線は全部で6本、いずれも環状に走行しており「レッドルート」や「イエロールート」等色分けされている為分かりやすい。チケットは乗り放題の1日券及び2日券があり、主要駅のチケット窓口や車内でも購入できる他、公式ホームページから申し込むと割引がある。

■路線の種類
・Red Route – Hollywood/Beverly Hills
ハリウッドのチャイニーズシアターやビバリーヒルズ、ファーマーズマーケットに停車。1周2時間程度。

・Yellow Route – Bevelry Hills/Santa Monica
チャイニーズシアターやサンタモニカピア、カリフォルニア大学に停車。1周2時間程度。

・Purple Route – Downtown Los Angeles
ハリウッドのチャイニーズシアターやウォルト・ディズニー・コンサートホール、unon駅、リトルトーキョーに停車。1周2時間程度。

・Green Route – Venice Beach and Marina Del Rey
フィッシャーマンズビレッジやベニスビーチに停車。1周1時間30分程度。

・Blue Route – Universal Studios/Hollywood Connector
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドとチャイニーズ・シアターに停車。1周1時間程度。

・Orange Route – LAX Area
ロサンゼルス国際空港周辺のホテルに停車。1周45分程度。

■運賃
1日券は$49(子供は$30)、2日券は$64(子供$40)、3日券は$79(子供は$50)

➡ 詳細はこちら

乗車券(タップカード)

メトロバスやメトロレイルでは紙の切符を廃止しているので、タップカードの購入が必要だ(メトロバスのみの利用なら現金での支払いが可能)。その他のチケット状況は各交通会社によって異なるが、タップカードと提携している会社も多い。今回紹介したバス会社の中ではOCTAバス以外はタップカードが利用できる。

また、どのバスでも基本的におつりを用意していないので、現金で支払いを行う場合にはぴったりの運賃を用意しておく事。

■タップカード(tap card)
タップカード(tap card)とは、日本の「Suica」や「PASMO」のようにチャージして使用できるICカードのこと。LACMTAが発行しており、メトロレイル各線やメトロバス、メトロラピッドバス利用時の必需品である。タップカードはメトログループ以外の市営バス会社でも導入が進んでいるが、メトロの各駅でチャージしたタップカードは利用できないので注意。

・タップカードの料金
1日乗り放題パス付きは$8-$9、乗車券付きは$2.75-$3.75
※タップカードのみの購入は不可。メトロレイルの自動販売機でやバス乗車時に購入すると$1だが、その他の場所では$2)

・タップカードの購入場所
メトロレイル各駅の窓口や、自動券売機で購入可能。

タップカードと提携している交通機関の一覧
https://www.taptogo.net/articles/en_US/Website_content/where-to-ride

路線バスの乗り方

基本的にはどのバスも乗り方は同じ。停留所で行き先と時刻を確認し、バスが近付いてきたら手を挙げて乗る意思を伝えよう。バスは前方から乗車し、運賃を支払う(タップカードを持っている場合は所定の位置にタップする)。乗り換えを行う場合には、ドライバーに頼んでトランスファーチケットを入手しよう(タップカードの場合は必要ない)。同じバス会社の別路線に乗り換える時にはその度に運賃を支払う必要があるので注意。

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