【ラスベガスのホテル】避けるべき危険地区の解説・お勧めホテル紹介

適当に人気のホテルを予約するでは危険！

①できれば避けたいラスベガスの危険エリア

Downtown（ダウンタウン）全域

治安維持には特別注力しており、全米有数の治安の良さを誇るラスベガスだが、夜でも安全な場所から1-2本裏に入っただけで、実は危険な地域に足を踏み入れていたなんてことも。ドラッグの売人や売春婦、たちの悪い酔っ払いなどとのトラブルに巻き込まれないよう、人通りの少ない薄暗い路地裏に立ち入るのは避けること。ダウンタウン北側ではギャング風の人物の往来も目撃されている。

後述のフリーモント ストリート沿いは深夜まで賑わい安全だが、少し離れるだけで治安の悪いエリアに入ってしまうので、とくに夜間の観光の際は、アーケードから外れずに散策し、犯罪やトラブルが多い周辺の裏通りには近づかないようにしよう。ストリップエリアから訪れる場合は、乗り場や乗車方法を含む往復の移動手段を十分に確認してから訪れるか、心配ならガイド付きのツアーに参加するのが無難。

念のため、渡航前には外務省による最新治安情報を一読しておこう。

North Strip（ノース ストリップ）周辺

貧困層が多く暮らすノースストリップに入ると、落書きや窓の割れた建物が目立ち、ストリップとは通行人の雰囲気もがらりと変わる。過去10年ほどで改善されてきたとはいえ、麻薬に暴力など未だ問題は山積みで、夜間はとくに危険。ストラトスフィアタワーを訪れる際も、徒歩ではなく、バスやタクシーでの移動が鉄則。

ストリップから東のネバダ大学周辺と西のチャイナタウン南側も、暴力事件や薬物犯罪が多発する要注意エリア。

なお、安全と言われる観光エリアやホテル内でもスリや置き引きは多いので、カジノやレストランでバッグを不用意に足元や隣の席に置いたり、スマホなどを置いたまま席を離れたりしないこと。街歩きや買い物中、写真撮影時も、基本的なスリ対策は怠らず、裏通りには絶対に入らないように。

未施錠の部屋を狙っての侵入や窃盗の報告もあるので、有名ホテルでも油断せず、部屋の施錠確認も徹底しよう。ドアチェーンも忘れずに。

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②観光の拠点にするのに最適なエリア

The Strip（ストリップ）：Four Corners（フォーコーナー）周辺

それ自体がテーマパークのような豪華コンセプトホテルがずらりと立ち並び、これぞラスベガスという煌びやかなライトアップが華麗な一夜を彩るストリップ。中でもほとんどの見どころはフォーコーナー周辺に集中する。

カジノや買い物に食事、迫力のショーやエンタテインメントなど、なんでも徒歩で済んでしまうのが、このエリアに宿泊する一番のメリット。有名どころのショーは、ぜひスケジュールをチェックしておきたい。大型カジノホテルを巡りながら通り沿いを散策するだけで楽しめるが、喧騒は深夜まで続くので耳栓が用意されているホテルも。

周辺には24時間営業のドラッグストアから趣向の異なるいくつものショッピングモールまで揃い、バスなども利用しやすく、南側のアウトレットや空港へも好アクセス。

建物が巨大なため、すぐそばに見えても歩くと意外と遠く、ホテルの敷地内も広大なことが多いので、時間に余裕を持った旅程を立てよう。

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フォーコーナー周辺のホテル① 格安: The LINQ Hotel and Casino（ザ リンク ホテル アンド カジノ）

ザ リンク ホテル アンド カジノは、2014年に大規模なリノベーションを経てオープンした四つ星ホテル。数多くのショップや飲食店、エンタテインメント施設が入る話題のスポット、ザ リンク内にあり、世界一の高さを誇る167メートルの大観覧車「ハイ ローラー」もすぐ目の前。　

ミラージュのボルケーノショーやベラージオの噴水ショー、シーザーズ パレス併設のフォーラム ショップスなどへもアクセスが良く、バスやモノレールの駅も近くにある抜群のロケーションで、ショッピングやカジノ巡りの拠点にするのに最適。この立地と価格帯ながら、カジノやDJのいるプールにスパなどの館内施設も充実。

客室はシンプルでモダンな内装に、ポップな壁面アートがアクセントになっている。足元から天井までの大きな窓から間近に観覧車やストリップの景色を眺められる客室も。ラスベガスのホテルでは滅多にない、自分で買ったものを入れられるミニ冷蔵庫があるのも嬉しいポイント。

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フォーコーナー周辺のホテル② 中級:Planet Hollywood Resort & Casino（プラネット ハリウッド リゾート & カジノ）

近未来的なロビーエリアやカジノなど、スタイリッシュなデザインとロックな雰囲気が印象的な、プラネット ハリウッド リゾート & カジノ。ラスベガスでは珍しく、カジノフロアを通過せずに客室とフロントやプールの行き来ができ、日本語スタッフがいることも。

著名なアーティストのライブも開催されるシアターや、ミラクル マイル ショップスが併設されていて、観劇や買い物に食事と何をするにも大変便利。バス停もすぐ傍にあるほか、前庭がほぼない分大通りまで出やすいのも利点の一つ。

ラスベガス唯一の波乗りができる「フローライダー」も加わった屋外プールエリアからもストリップを一望することができ、ハリウッドスターやスポーツ選手のサイン入りグッズなどが展示販売されるショップや、世界的に有名なシェフGordon Ramsayが手掛けるバーガー店があるなど、何かと話題性も高い。朝食付きプランの場合は2件あるスターバックスで使えるバウチャーをもらう形式。

2017年に全て改装済みの客室は、コンテンポラリーなデザインにエッジの効いたアート作品が映えるおしゃれな空間で、全室深めのバスタブ付き。コーヒーメーカーとミニ冷蔵庫を備える客室も多く、バスタブからストリップエリアの夜景を楽しめる客室も。ベラージオの噴水ショーやパリス ラスベガスのエッフェル塔を臨む部屋タイプが人気。

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フォーコーナー周辺のホテル③ 高級:Bellagio（ベラージオ）

ラスベガスの必見スポットとしてあまりにも有名な豪華カジノホテル、ベラージオ。映画「オーシャンズ11」の舞台にもなったこのホテルは、全館を通して洗練されたエレガントなデザインで、贅沢な気分に浸れること間違いなし。

色鮮やかなベネチアングラスの天井フラワーアートや、季節ごとの展示がゲストを魅了する屋内植物園など、至る所にフォトスポットが。地中海をイメージした中庭には5つのプールがあり、プールサイドでの優雅なマッサージもおすすめ。レストランでは食事はもちろん、それぞれ雰囲気の全く異なるこだわりのインテリアや眺望も目を楽しませてくれる。

言わずと知れた無料噴水ショーのパターンは20以上あり、背景の空の色や明るさにより印象も変わるので、時間帯や視点を変えて何度も鑑賞したい人に打ってつけ。シルク ドゥ ソレイユの「O」も敷地内のシアターで上演されている。

フォーコーナー中心部の最高の立地にあり、ゴージャスな館内にはブランドショップも。シーザーズ パレスなどとは歩道橋でつながれていて、系列ホテル間との無料トラムも利用可能。

高級感ある内装の広々とした客室には、ゆったりとしたバスタブに着心地の良いバスローブ付き。イチ押しは、TVから流れる音楽を聴きながら、向かいのエッフェル塔をバックに噴水ショーを見る特別感が味わえる、ファウンテンビュータイプ。

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Downtown（ダウンタウン）：Fremont Street Experience（フリーモント ストリート エクスペリエンス）沿い

フリーモントストリートには、古き良き時代のラスベガスの面影が感じられるカジノホテルが立ち並び、レトロなネオンや看板のデザインもフォトジェニック。超高級ホテルはないが宿泊価格もリーズナブルで、ストリップにはないノスタルジックな魅力に溢れる。

ラスベガス滞在中に一度は訪れたいこのエリアだが、ライトショーの開始や通りが賑わいを見せ出すのは日没後から。治安が心配なダウンタウンでも、ショップや飲食店も揃うこの通り沿いに宿泊すれば、夜遅くまで遊んでも危険な裏通りを歩かずにホテルに戻れて安心。

ストリップエリアへの移動には、タクシーのほか通りの出入口付近からバス（Deuce／急行のSDX）が利用可。ストリップ中心の滞在中にこのエリアに1泊して、フリーモント ストリート エクスペリエンスとローカルな空気感のカジノを楽しんだり、おしゃれなコンテナパークや北側の屋外アウトレットを訪れたりするのもおすすめ。

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フリーモントストリート周辺のホテル① 格安: Four Queens Hotel and Casino（フォー クィーンズ ホテル アンド カジノ）

フォー クィーンズ ホテル アンド カジノは、王冠型のネオンで彩られたエントランスがフリーモント ストリートの中心でひときわ目を惹く三つ星ホテル。1966年開業の老舗ホテルで、雰囲気のあるカジノなど館内の随所に趣が感じられる。

特徴的なのは、ラスベガスのカジノホテルでは珍しくリゾートフィーがかからないこと。ダウンタウン観光の拠点とするのに格好の立地にあり、コストパフォーマンスはかなり高い。スロットは1セントから楽しめるので、カジノ初心者や予算が心配な人も気軽に遊んでみることができる。

24時間営業のレストランもあり、遊びつくした後で夜中に小腹が空いても安心。地ビールが味わえる人気店は、ビール好きにおすすめ。向かいの姉妹施設Binion's25階にある屋外プールが利用でき、そこから街並みを一望するのも気持ちが良い。

クラシックな内装の客室は、全室コーヒーメーカーやアイロン付き。タバコが苦手な人は禁煙ルームを、音が気になる人は通りからなるべく離れた部屋をリクエストしておこう。

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フリーモントストリート周辺のホテル② 中級: Plaza Hotel & Casino（プラザ ホテル ＆ カジノ）

1971年のオープン以来、フリーモント ストリートの入り口でこの街とともに歴史を歩んできたプラザ ホテル ＆ カジノは、「バックトゥザフューチャー2」を含む数々の映画やミュージックビデオにも登場してきた、ファンにはたまらない存在。大規模改修のための閉館を経て、2011年に再び扉を開いた。

SDXの乗り場もすぐ近くにある好立地で、長距離バスのターミナルとも隣接。帰国日には、予約制で空港行きの無料送迎が利用できる。

光輝く通りの全景を見渡せる、ポップなアメコミ風の巨大壁面アートが印象的な屋上には、プールバーやテニスコートなど、カジノ以外の娯楽も充実。ラウンジでバンドの生演奏を楽しみ、象徴的なガラス張りのドーム内にあるステーキハウスから、圧巻の景色を眺めながらディナーを味わうのもおすすめ。ファストフード店が入るフードコートは、食事を簡単に済ませたい時の強い味方。

30平米以上の広々とした客室は、アーケードの真ん中にあるホテルと比べて音が気になりにくく、中でもサウスタワーがより静か。高層階のストリップビューの客室からは、ベッドからもきらきら輝くラスベガスの夜景を独り占めできる。

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フリーモントストリート周辺のホテル③ 高級: Golden Nugget Hotel & Casino Las Vegas（ゴールデン ナゲット ホテル ＆ カジノ ラスベガス）

創業は1946年まで遡り、ライトショーが始まるずっと前から、この場所でラスベガスのカジノシティとしての歴史を見守り続けてきたゴールデン ナゲット ホテル ＆ カジノ ラスベガス。フリーモント ストリートの中心で黄金に煌めくネオンが存在感を放ち、館内にはレトロな高級感が漂う格式ある四つ星ホテル。

価格相応のホテルが多いダウンタウンで、ホテルに豪華さを求めるならここに決まり。ABCストアなどもすぐそばにあり、移動に便利なUber乗り場も利用しやすい。

サメや魚たちが悠々と泳ぐ水槽を囲むようにレストランやプールが配置され、ウォータースライダーでその水槽の中を通り抜けることもできてしまう。ロビーに展示される、世界一大きな金塊も一見の価値あり。1980年に発見され、後に発見者から100万ドル以上で購入されたものだ。

プールサイドバーやカバナ、優雅なスパなどの施設も充実。インテリアや雰囲気もそれぞれ異なるバーやラウンジは、目的と気分によって使い分けたい。有名バンドが生演奏することもあるので、音楽好きは事前にスケジュールを確認しておこう。全米10位内に入るステーキハウスも要チェック。

客室内には木製や革製の高級家具が、バスルームには大理石が使用され、インテリアもエレガント。高層階にはストリップを見渡せる贅沢な眺望の客室も。

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最後に

この記事内で紹介しているホテルは、口コミ高評価の中から、立地、設備、サービス、価格などを複合的に分析したもので、当然ながら各地区で最も人気があるホテルが多い。数か月も先だとしても予約でいっぱいということもあるので、旅行を予定している日付で空室があればとりあえず予約しておくことをお勧めする。とりあえずキャンセル無料のプランで予約しておき、ゆっくりと他のホテルと比較しながら検討を進めよう。

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