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シカゴの名物料理5選！お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

ミシガン湖の南西岸に位置し、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ人口を持つ街、シカゴ。この街はいくつものニックネームを持っている。「Windy City(風の街)」「Second City(2番目の都市)」「Garden City(庭の街)」「City of the big shoulders(大きな肩を持つ者達の街)」「Hob Butcher to the World(世界のブッチャー)」など。全て、この街の歴史・立地によってついたニックネームだ。それだけ多様で変化の大きい都市と言える。食についても同様で、街の変遷に合わせるように、たくさんのシカゴの名物料理が生まれている。そんなシカゴの名物料理を見てみよう。

シカゴピザ(Chicago Deep Dish)

ピザと言えば、サクサク生地の上に、チーズやサラミなどさまざまなトッピングが乗った姿を想像するだろう。だが、シカゴピザの見た目はそうではなく、まるでキッシュやパイのようにフチが高く、その中に様々な具がぎっしりと詰め込まれている。その厚さゆえに、焼き時間も１時間を越える物もある。できたてを切り分けるとずっしりした重みを感じ、その断面からは、とろけたチーズが流れ出る。その様子は圧巻の一言。１切れでお腹がいっぱいになってしまいそうな、これぞアメリカンサイズのシカゴピザは、ぜひ体験しておきたい。

シカゴステーキ(Chicago Steak)

シカゴは昔「HOG BUTCHER TO THE WORLD」と呼ばれたほど、アメリカの食肉流通の中心地であった。そのため、安く良い牛肉や豚肉を使ったステーキ屋が今でも多く立ち並ぶ。シカゴステーキを食べるなら、アメリカの固いステーキのイメージを覆す、USDAプライムアンガスビーフという牛肉を使用した物を選んで欲しい。120日の間、トウモロコシを主なエサとして与えられた牛肉はとても柔らかく、凝縮された旨味が噛むたびにじゅわりと滲み出るのだ。味付けはテキサス風チリ、こってりしたBBQソースなど店によって様々だが、まずはソースをかけずに肉そのものの旨さを楽しんで欲しい。

シカゴスタイルホットドッグ(Chicago-Style Hot Dog)

アメリカ人も食べたいと思うシカゴ名物料理、それはシカゴスタイルホットドッグである。普通のホットドッグと何が違うのかと言えば、まずは、その大きさ。パンに挟みきれないほどの太さのウィンナーと、それと同じくらいインパクトのあるピクルスが添えられている。ピクルスをかじりながら、ホットドッグを食べるのがシカゴ流だ。また、ウィンナーは、焼かず、蒸すか茹でる。味付けはマスタードのみで、ケチャップは使わない。

カナディアンメープルベーコンドーナツ(Candied Maple Bacon)

シカゴにはチェーン店をはじめ、いくつものドーナツショップがあるが、ぜひ試しておきたいのはDo-Rite Donuts & Coffeeで買う事ができる、甘いドーナツの上に、ベーコンが乗った「甘じょっぱ系」の風変わりドーナツ「カナディアンメープルベーコン」だ。伝統的な製法で作られたプレーンドーナツをメープルシロップにたっぷりと浸し、その上に砂糖漬けベーコンを散らしている。食べるたびに口の中で「甘い」と「しょっぱい」が交差して病みつきになること間違いなしだ。

312アーバン・ウィート・エール(312 Urban Wheat Ale)

1988年にシカゴで創業した「グース・アイランドビールカンパニー」は、アメリカ中西部でも最大のクラフトビールのブランドだ。自社農場で栽培するこだわりぬいたホップや世界初のワイン樽を使っての熟成など、強いこだわりを持っている。そのグース・アイランドの代表作と言われる「312アーバン・ウィート・エール」は、ホップのスパイシーな香りと、新鮮な果物のようなフレッシュ感、クリーミーな風味が特徴で、苦みの少ないすっきりしたのどごしのエールビールとなっている。2014年からユナイテッドエアラインの機内・ラウンジで提供もされている。シカゴの市街局番312を商品名に取り入れたクラフトビールは、シカゴを訪れたらぜひ試しておきたい1品だ。

(Photo by Roman Boed Joe Jen Knoedl jeffreyw Ben Husmann @joefoodie)