米地質調査所(USGS)によると、現地時間30日午前7時40分(日本時間午後3時40分)にイタリア中部、人口約5000人の街ノルチャから北に約6キロメートル地点でマグニチュード6.6の地震が発生した。震源の深さは10キロメートル。海外紙の速報などによると、現地では多数の建物が倒壊し、ノルチャでは教会も崩れ落ちるなどの被害が出ているが、現時点では死傷者は確認されていない。イタリア中部では8月24日にもマグニチュード6.2の地震が発生し、およそ300人の死者が出たばかりだ(8月24日地震の詳細はこちら)。

米地質調査所が計測した、地震の等級を表すメルカリ震度階級(全12階級)によると、震源地で9階級目で、「多くの人が混乱に陥る。頑丈な建造物が一部損壊し、多くの建造物が半壊する」大きさ。なお、8月24日のイタリア中部で発生した地震の震度階級は8階級目で、「重い家具が転倒し、多くの建造物が一部損壊する」大きさだった。

ノルチャはペルージャとローマの中間辺りに位置しており、ローマでも揺れが感じられたとのことだが、怪我人や建物の倒壊は報告されていない。ローマとペルージャの震度階級はともに4階級目で「屋内にいる人の多くが揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。食器棚がカタカタと揺れる」レベルであるとされている。また、震源地から距離がある、フィレンツェやベネチア、ナポリ、ミラノといったその他観光都市では、より影響は小さい模様。これら都市においての旅行者・観光客への影響は大きくなさそうだ。

また、ローマの国際空港であるフィウミチーノ国際空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)チャンピーノ国際空港は震源地から200キロメートル程度離れており、通常運行しているが、地震発生時は空港内でも揺れが感じられたとのことだ。

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●海外大手報道機関の反応

水曜に発生していたマグニチュード6.1と5.4の地震に続き、マグニチュード6.6の地震が、日曜6時40分にイタリア中部で発生した。

午前7時40分、6.6の地震がイタリアで発生。死者は発表されていない。震源地はローマから82マイル(約131キロメートル)の地点。

地震発生後の写真。

現在のところイタリアで発生したマグニチュード6.6の地震による死傷者は発表されていない。

イタリアがまた大きな地震にみまわれた。

今朝イタリアを襲ったマグニチュード6.6の地震は、1980年以来の大きさだった