住みたい国があるから、日本を出たいから、外国人と結婚するから、やりたい仕事が日本にないから等、海外で働く理由は様々だ。そんな時誰しもが直面するのが、果たして自分は海外で仕事を得ることができるのかという問題だ。英語や現地の言語が完璧に喋れたり、経歴や能力がずば抜けて秀でている場合の除くと、日本人が海外で働くのは容易ではない。そんな海外での就職の例として、インドで仕事をしている現地在住日本人に、インドで仕事を見つけるためにしたこと、待遇、日本との違いを聞いてみた。

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インドにおいての求人

(現地在住ライター アジュナン ナオミ

インドにおいての現地採用は他のアジア国同様に年々増えている。日本人が求人を見つけやすく採用されやすいのは大手人材紹介会社に登録すること。一般的だが日系企業を多く顧客に持つため、正社員としての採用が決まれば福利厚生等の面で有利だ。もちろん駐在員と比べたら比ではないが、インドで暮らすには十分だと言える。インドでは外国人を雇う場合は年収として2万5000ドル以上という法律がある。と言うことで正式に現地社員として採用されれば、ある程度生活は保証される。

しかし、なかなか採用が決まらず、どうしてもインドで働きたい暮らしたいというのであればインターンと言う手もある。大抵住居の提供はあるものの給料が支払われない又は小額の報酬と聞く。経験だけ欲しいのであれば良いが、インドはそんなに物価が安いわけではないので持ち出し部分が大きい気がする。余程魅力的な仕事に巡り合えたのならトライしてみても良いのかも。

現地企業に関しては余程英語に自信がないと求人を見つけるのは難しい。海外で働くにはビザの問題もあり、インド企業が2万5000ドル払うと言うのは特別な存在であることを意識しほしい。日系企業での求人でも業務内容により英語力の条件は異なるが、やはり英語力があれば即採用の道は遠くない。また求人情報はデリー・グルガオン地区に集中して募集があるので、そのエリアを希望していれば比較的見つけやすい。現状では南インドでの求人はかなり少ない。

通勤に関しては日系企業採用であれば送迎車がある可能性もある。特にデリー・グルガオン地区は女性に対しての治安は良くないので、考慮した方がよい。工場エリアでの採用の場合は中心地区からかなり離れているので生活環境に関しても担当者と事前に話し合っておいた方がよい。仕事に慣れる以前にインドに疲れてしまう人はたくさんいるためだ。とは言え、この刺激溢れる国で働く意思があるのであれば、全てを楽しむ余裕を持って来て欲しい。

まずはインドの案件に強い転職エージェントに登録しよう

(HowTravel編集部)

希望通りにインドで働くことができるかどうかは、結局のところ求人案件次第である。インドで働くことに少しでも興味があるのなら、ひとまず海外の求人案件に強い転職エージェントに登録して、自分の経歴や志向に合わせた案件を紹介してもらおう。エリアや職種、給与水準がある程度分かるようになれば、いっそう具体的にインドでの働き方や実際の生活がイメージできるはずだ。

以下の記事で、海外案件に強いおすすめの転職エージェントを紹介しているので参考にして欲しい。

また、英語が必須能力として求められる場合が多い。以下の記事で、短期間で英語能力を身に着けるためにお勧めのスクールを紹介している。

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