孫正義、和田アキ子、錦野旦、長州力、力道山、金本知憲、松田優作(ハーフ)、玉山鉄二(ハーフ)といった、日本では知らない人がいないほどの有名人にも数多くの在日韓国人や元在日韓国人、韓国人とのハーフがいる。韓国ではこれらの韓国系の人々が日本で活躍していることは知られているのだろうか。韓国現地在住ライターがリポートする。

【韓国の反応】在日韓国人は、韓国の人からどう思われている?

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韓国で知られている在日韓国人は極わずか

(現地在住ライター キム・ヒョンジ

歌手や俳優といった芸能関係では、和田アキ子、錦野旦といった大御所から玉山鉄二などが日本で活躍しているが、韓国では全くと言って良いほど知られていない。彼らのほとんどが韓国のメディアに出たことが無い。これには、彼らが韓国人としてメディアに出ることを望んでいないという背景もあるのかもしれない。

出自を隠すように活動していた人物が実は在日韓国人であったと日本で話題となったとしても、余程の偉業を成し遂げた人物でない限り韓国で報道される事は無い。

しかし、その中でも韓国で知られる在日韓国人は、まず、古くは力道山だ。2004年に日韓合作で映画が作られるほどの人気を得て居る。その次に来るのが、力道山の愛弟子である大木金太郎だ。彼の人気も絶大で、40代以上の韓国人で知らない人は居ないと言って良い。同じ韓国系プロレスラーの長州力は、かつてレスリングの韓国代表としてオリンピックに出場したが、今では彼を知る人はいないと言って良いだろう。

そして、野球界だが、張本勲は韓国プロ野球設立に尽力したとされ韓国では知られているが、知る人は年配の野球ファンに限られる存在だ。また、現タイガース監督の金本知憲は、監督就任時に小さく報道されたぐらいで、これも知る人は極わずかだ。

そして、今最も知られる在日韓国人は、格闘家の秋山成勲だ。バラエティー番組に多数出演し、TVコマーシャルにも起用されている。人気のきっかけは、娘サランと共に出演したバラエティー番組だ。この番組で、娘サランの人気が爆発した。まさに、韓国人の心を鷲掴みにしたのだ。これで、妻でモデルのSHIHOも注目され書籍を出版したり、秋山成勲の父までTVコマーシャルに起用される程の人気を得ているのだ。

日本で成功した在日韓国人や韓国系の有名人を何とか挙げてはみたが、知られている人は極わずかだ。