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2019/07/08 更新

【本当に必要?】海外旅行保険選びのポイントをご紹介

「海外旅行保険はお金がかかるけど、とりあえず不安だから入っておこう」という人のために、保険会社が教えてくれない保険選びのポイントを徹底解説する。無駄を省いて旅先のホテルや食事をワンランクアップさせよう。

目次




保険会社が教えてくれない海外旅行保険選びのポイント

海外旅行保険選びのポイントまとめ

☑ 旅行保険に加入して実際に利用した人の数は26人に1人程度
☑ 傷害治療と疾病治療と携行品についての保険利用が8割
☑ 重病や大事故でない限り、治療費が何千万にもなることは稀



海外旅行保険選びにはポイントがある。まず第一に認識しておきたいのが、旅行保険に加入して実際に利用した人の数は26人に1人程度だということ。そして、保険を利用した人の約45.7%は「ケガ・病気時の補償(傷害治療費用・疾病治療補償)」の利用者であり、約36.7%は「持ち物の盗難や破損の補償(携行品補償)」の利用者であるという点で、ケガか病気か携行品についての保険利用が8割を占める(ジェイアイ傷害火災より)。

その他の補償については、高い費用を払って保険に加入していても利用することはほとんどない。つまり、傷害治療と疾病治療と携行品の保険金額が重要なのだ。

また、保険金額が高ければ良いというものでもない。必要になるかもしれない額をカバーできているかが重要だ。海外旅行保険の傷害治療と疾病治療の保険金額は1000万円から無制限というものが多い。しかし、よっぽどの重病や事故に巻き込まれない限り、何千万円もの治療費を請求されることはほぼない。実際のアメリカとフランスとタイの治療費のデータによると、初診料が1800円から1万8400円、入院を伴う盲腸の手術であっても50万円から200万円となっている(価格.comより)。



【海外旅行保険徹底比較】保険会社 VS クレジットカード


補償範囲と費用

前述した保険選びのポイントを踏まえ、一目で自分に合った海外旅行保険を見つけて貰うため、全く種類の異なる四つの旅行保険の補償範囲と費用の比較表を用意した。①年会費無料クレジットカード、②年会費有料クレジットカード、③ネット格安旅行保険、④空港のカウンターで加入する旅行保険だ。
※①はエポスカード、②はANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、③と④実際に存在する一般的な海外旅行保険から数値を取得。

①無料クレカ保険 ②有料クレカ保険 ③ネット格安保険 ④空港加入保険
保険金額 傷害治療費用 200万円 200万円(カード会員家族も同額) 1000万円 2000万円
疾病治療費用 270万円 200万円(カード会員家族も同額) 1000万円 2000万円
傷害死亡・後遺障害 500万円 5000万円(カード会員家族は1000万円) 1000万円 1000万円
賠償責任 2000万円 4000万円(カード会員家族も同額) 1億円 1億円
救援費用 100万円 300万円 300万円 1000万円
携行品 20万円
(自己負担3000円)
50万円
(自己負担3000円。カード会員の家族も同額)
20万円 20万円
その他 キャッシュレス診療
最遅加入時期 旅行日前日
(即日発行可能)
旅行1-2週間前 旅行日当日 旅行日当日
保険期間 最大90日間 最大90日間 最大31日間 最大31日間
保険利用条件 自動付帯
(持って旅行していればOK)
自動付帯
(持って旅行していればOK)
加入申請と支払い 加入申請と支払い
保険料 タダ
(年会費永年無料)
3万1000円 2840円 5880円
ポイント 無料で最低限の補償 一枚で家族全員補償 最低限+αが欲しい人に 保険料は高額だが安心補償
※保険料はヨーロッパに7日間旅行した場合を想定
※ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは旅行代金をカードで支払った場合とそうでない場合の保険金額が異なり、上記は支払わなかった場合の保険金額
※これら情報は記事作成時のものです。最新の条件やサポートについてはご自身でご確認下さい。



年会費無料クレジットカード保険のメリットとデメリット



無料クレカの保険がおすすめな人

☑ いつもなんとなく海外旅行保険に入っている人
☑ できるだけ安くリスクに備えたい人
☑ 長期間海外旅行をする人(特にバックパッカー)


年会費無料クレジットカード保険のメリットは、タダでほとんどの海外旅行リスクに備えられることだ。また、一般的に保険会社の海外旅行保険は最長31日のものがほとんどだが、クレジットカードの海外旅行保険はは最長90日の保険期間となっている場合が多い。

タダで海外旅行保険が付いてくるというのは夢のような話に聞こえるかもしれないが、実際、このような特典がついたクレジットカードはほとんどない。通常クレジットカードの海外旅行保険は、年会費が高額か、旅行代金をそのクレジットカードで支払っていないと利用できないことが多い。

HowTravel編集部がお勧めしたいのは上記表内でも例にしているエポスカードだ。自動付帯(持っているだけでOK)で、申請から発行までに期間が短いことも嬉しい。近くにマルイがあるのであれば即日発効も可能だ。
エポスカードの即日発行方法はこちら

そもそも年会費が無料なので、これといったデメリットはないのだが、あえて挙げるとすると保険金額が少ないところが場合によって不安材料となる。他人に大けがをさせてしまった際のような多額の賠償金には心もとない。

ただ、前述の通り、保険請求件数の8割を占めるケガ・疾病・携行品について、必要最低限以上の補償が含まれている。サポートセンターも大手保険会社と協力して運営しているため、いざという時も安心だ。海外に行く機会が多いHowTravel編集部ではスタッフ全員に持つことを推奨している。

➡エポスカードの申込みはこちら
エポスカードの申込み方法解説はこちら


年会費有料クレジットカード保険のメリットとデメリット

有料クレカの保険がおすすめな人

☑ 家族が多い人
☑ ラウンジ利用など、その他の特典にも魅力を感じる人
☑ ボーナスマイルが付かないカードでマイルを貯めている人


年会費有料クレジットカード保険のメリットは、有料海外旅行保険並みに手厚い保険がついていることだ。上記の表でも傷害死亡・後遺障害や携行品についての保険金額などは他を圧倒するほど高額になっている。

デメリットとしては、年会費がやや高額なところだろう。海外旅行保険だけを目当てにするのであれば、はっきり言ってこのクレジットカードに申込む必要はない。


保険会社のメリットとデメリット

保険会社の保険がおすすめな人

☑ 見えないリスクにも備えたい人
☑ 1万円以下の保険料であれば気にならない人
☑ 旅先で危険度の高いアクティビティをする予定の人


保険会社の海外旅行保険は、多くの旅行者が必要としない補償が付いており、余計な保険料が無駄なコストになってしまうことが多いのは事実だが、そもそも保険は見えないリスクのために加入するものであり、高額な海外旅行保険に入ったがために助かったという例もある

実際に高額な保険金が支払われた例として、海外でスキーをしていて他人にぶつかって相手にケガをさせてしまった場合の治療費と損害賠償が一千万にのぼったケースや、突然気を失って気が付いたら10日間の入院費用を請求されたというようなケースもある。

一方で、デメリットは言わずもがなコストが高いことだ。徹底的にリスクに備えようとすると、一週間程度の旅行で5000円から1万円程度の保険料になる。これが家族分ともなれば馬鹿にできない額になる。海外旅行保険料代を浮かせられれば、旅先でワンランク上のホテルやレストランを利用できる。

もし保険会社の海外旅行保険に加入する場合は、前述の通り、傷害・疾病・携行品保険の充実度に目を配ろう


まとめ

保険は不測の事態に備えるもので、それゆえにどの海外旅行保険に入るべきなのか判断が難しい。この記事では、実際に利用される頻度が高い補償内容とその保険金額について分析した。すると、多くの海外旅行保険が通常必要とされる以上の保険金額を設定し、その結果保険料が高額になっている可能性があることがわかった。

海外旅行保険には、無料で入れるものから高額なものまで様々だ。この記事を参考に、自分に合った海外旅行保険を選んで欲しい。
どの保険に入るべきかまだ迷うという人は、とりあえずエポスカードを持って行くようにしよう。年会費無料で最高2000万円の海外旅行保険が自動付帯(持っているだけ)なので、これまで有料の海外旅行保険に加入していた人も、一切海外旅行保険に入っていなかった人も絶対に得をするカードだ。

旅行好き必携のイチオシのカード



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※留意事項
当社は、記事内で紹されている海外旅行保険が全ての旅行者にとって最適であることを保証するものではありません。また、記事内の情報は、各旅行保険会社の最新情報を適時反映したものではなく、正確性・完全性について保証するものではありません。