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マンチェスターの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

マンチェスターといえば、有名なサッカークラブがあり、また有名なロックバンド、オアシスが結成された場所でもある。イギリス料理はフランス料理やイタリア料理と比べ、料理のバラエティーが少なく、調理法なども茹でるか、焼くかだけなど非常にシンプルである。そのため、素材の良し悪しによって味が決まってしまい、イギリス料理はあまり美味しくないというイメージが定着してしまってる。しかし、実際は美味しい料理もたくさんあるので、色々な料理を食べてみると良いだろう。

ブラックプディング(Black Pudding)

  • ブラックプディングはプディングという名前から、日本で知られているデザートのプリンと思うかもしれないが、乾燥させた豚の血と脂身から出来ている黒いソーセージであり、ブラッドソーセージとも呼ばれる。他のヨーロッパ各国でも同じようなソーセージがあるが、違いは肉が使われていない点。豚の血、脂身、小麦粉、オートミール、ニンニクのみを混ぜ合わせたものがイギリス流である。卵、焼いたトマトと共に朝食メニューとしてよく食べられている。

  • ヨークシャープデイング(Yorkshire Pudding)

  • ヨークシャープディングは、シュークリームの生地のようなパンであり、ローストビーフの付け合わせとしてよく用いられ、グレービソースをかけて食べる。イギリスでは小麦粉、米、肉、野菜などの材料を混ぜ、焼いたり煮たりして固めた物を全てプディングと呼んでいる。昔はローストビーフの前に食べるもので、肉を沢山食べすぎないように食欲を押さえるものであったが、今では肉料理と一緒に食べるものになっている。

  • ランカシャー・ホット・ポット(Lancashire Hotpot)

  • ランカシャーとはマンチェスター近郊の州の名前で、ホットポットとは英語で「鍋」という意味の、イングランドの伝統的な家庭料理である。ラム肉、玉ねぎ、人参、カブなどの野菜を大きな鍋に層になるように入れ、スライスしたじゃがいもで表面を覆い、コンソメスープを入れ、低温のオーブンで一日かけて調理される。その他に羊の腎臓を入れてコクを出したり、羊肉の代わりに牛肉やベーコンを使うなど、作り方は様々ある。

  • エクルズケーキ(Eccles Cake)

  • エクルズケーキは中に小粒のレーズンなどのドライフルーツが入っているパイ菓子である。マンチェスター近くの小さな町エクルズが発祥であることから、この名が付けられている。そのまま紅茶と一緒に食べてももちろん美味しいのだが、同じ地域で作られている、ランカシャー・チーズと合わせて食べるのもオススメの食べ方だ。エクルズケーキの甘さと、チーズのしょっぱさが絶妙にマッチし、癖になる味である。

  • カンバーランドソーセージ(Cumberland Sausage)

  • マンチェスター近郊のカンブリア州で作られる渦巻き状に巻かれた豚肉のソーセージで、長さは50cmにもなるのが特徴である。元々はカンバーランドピッグという地元の豚肉を使用していたが、この豚が絶滅してしまい現在は他の種類の豚が使用されている。また、他のソーセージと比べて大粒のミンチで歯ごたえがあり、ハーブが多く使われているのも特徴の一つである。トマト風味のベイクトビーンズ(煮豆)とゆでたじゃがいも、目玉焼き、グリンピースなどとの相性が良く、イングランドでとても人気のあるソーセージである。

  • (Photo by Michael D BeckwithSmabs Sputzer fugzu chailey John Johnston Annie Mole)