公認日本語ガイドと巡る!大英博物館とナショナルギャラリー半日ツアー
大英博物館とナショナルギャラリーを、英国公認の日本語ガイドと巡るツアー。その時々のベストルートを効率的に通りつつ、豊富でわかりやすい解説を聞ける大満足の内容だ。見どころをばっちり押さえた濃厚な時間を過ごそう。住所
Great Russell Street, London WC1B 3DG
地下鉄Central線・Piccadilly線Holborn駅
地下鉄Northern線Tottenham Court Road駅
料金
常設展は無料
特別展は展示によって異なる
※出口には募金箱が設置されており、目安は£5
営業時間
10:00-17:30
金曜日は一部展示が20:30まで延長して開館されている。
休業日
1/1、12/24-12/26
HP
http://www.britishmuseum.org/
日本語、フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、中国語、韓国語、ロシア語
目次
アートに興味がない人でも、大英博物館の名前を聞いたことがないという人はまずいないだろう。世界最大級の博物館であり、所蔵点数は実に800万点を数える。そのうち常設されているのは15万点ほどだが、それでも1日では見切れないほどの量だ。人気映画「ナイトミュージアム」の舞台にもなったことでも有名だ。
展示内容も、オルゴールや硬貨といった工芸品から世界各地の民俗資料まで実にバラエティ豊か。教育的・啓蒙的なイベントも充実し、見どころの詰まったスポットとなっている。ミュージアムショップではオリジナルグッズが多数販売されているのでお土産選びにも困らない。
来館者の半分以上は外国人観光客だといわれており、パンフレットが各国語に対応しているのも嬉しい。日本語音声ガイドも用意されているので、英語力に自信がない人にも心強い。大英博物館をくまなく巡れば、それだけで世界を一周したような気分を味わえるだろう。入場料が無料なのもありがたい。
膨大な展示数を誇り、1日で全てを観て回るのは不可能だ。あらかじめ鑑賞したい展示品に目星を付けておいて、比較的空いているフロアから回っていこう。ミイラやロゼッタストーン等の主要な展示をさくっと見て回るだけなら、所用時間は1時間-2時間程度。
古美術収集家のハンス・スローン医師が、死後に自分の収集品を一括管理し、一般の人々が閲覧できるよう望んだ事が誕生のきっかけ。イギリス議会はこれを受けて、すでに国有となっていたコットン卿の蔵書や新たに寄贈された美術品を所蔵する博物館の設立を決定し、1759年に開館した。展示品が増えるに連れて手狭になり、1823年にはキングスライブラリーが、1857年には大英博物館図書室が増設され、1881年には分館として自然史博物館が建設されている。所蔵品には大英帝国時代に植民地から持ち帰ったものも多く、「泥棒博物館」等と揶揄する人も。
広大な大英博物館は、見どころが多すぎて一日では回りきれないほど。それでも大急ぎで少しだけでも見たいという人には、エジプト古代彫刻ギャラリーがお勧めだ。
1階の展示室4で展開されているエジプト古代彫刻ギャラリーには、ロゼッタストーンやファラオの黄金仮面といった、大英博物館を象徴する古代彫刻たちが並んでいる。大きな石造りの彫刻たちがぐるりと部屋を取り囲んでいる様は、まさに世界史の教科書の中に飛び込んだかのよう。駆け足で見てもじっくり見ても充分に楽しむことができるだろう。
大英博物館といえば、古代ギリシャの彫刻群「エルギン・マーブル」も見逃せない。ギリシャにあるパルテノン神殿は世界有数の人気観光スポットだが、実は現在パルテノン神殿や関係する各所に展示されている彫刻群のほとんどがレプリカ。本物の「エルギン・マーブル」はまさにこの大英博物館の展示室18に展示されているのだ。神殿彫刻の花形・ペディメント(切妻屋根の正面上部にできる三角形の部分)や立体感のあるレリーフなど、教科書で見たようないかにもギリシャらしい彫刻たちが所狭しと並んでいる。
最も人気を集めているのが、エジプト・ギャラリーにあるミイラのコーナー。王族のミイラを始め、猫やワニ、魚など動物のミイラも揃う刺激の強いエリアだ。棺や埋葬方法にも違いがあり、比べてみるのも面白い。混雑必至なので、じっくり見たい人は開館直後などの比較的空いている時間帯を狙おう。
館内には日本をフィーチャーした展示室もある(展示室92-94)。縄文時代の埴輪から、現在のクール・ジャパンの象徴である漫画まで幅広く網羅した展示は、日本の文化史をコンパクトにまとめることに成功している。ヨーロッパの人々が日本の歴史をどのように捉えているのか客観的に捉えられるので、日本人があえて見学するのも楽しいだろう。主要な展示エリアからはやや離れた位置にあるため、時間に余裕があれば一緒に見ておくと話の種になること請け合いだ。
大英博物館では2013年から2014年にかけて常設展「大春画展」が開催され、9万人近い来場者が訪れる大成功を収めたことも。日本のアートや文化は世界中から注目を集めているようだ。
大英博物館の中庭、グレートコート内には図書室も存在する。1857年に完成したドーム状の大広間で、足を踏み入れた人はその壮麗な内観に圧倒されるだろう。チャールズ・ディケンズやオスカー・ワイルドといった世界的に有名な小説家や詩人も利用した。とくにカール・マルクスはこの図書室にこもって名著『資本論』を書き上げたことが有名だ。日本人では福沢諭吉や夏目漱石も来訪している。
ロンドンの主要観光地であり、連日多くの人で賑わう大英博物館。入場無料の為チケットを購入する為の待ち時間等はないが、人気の展示コーナは常に混雑している。特に夏休みシーズンである8月-9月は開館直後や閉館直前等の比較的空いている時間帯を狙った方がお目当ての展示をゆっくり鑑賞できるだろう。博物館自体も広大なので、時間のある場合は空いているスペースの展示から鑑賞していくのもお勧めだ。
大英博物館では美術品を鑑賞するだけではなく、レストランで食事をすることもできる。館内にある「コートレストラン」では世界各国の料理を味わえる他、15:00–17:30はアフタヌーンティーも楽しめる。3段式のケーキスタンドに盛られたサンドイッチやスコーンは華やかで、高級ホテルのようなドレスコードもなく、比較的良心的なお値段で楽しめるのもポイントだ。英国式の優雅なティータイムを楽しもう。
大英博物館のミュージアムショップには、魅力的なオリジナルグッズが盛りだくさん。なかでも、お風呂に浮かべて遊ぶ人も多いゴム製のアヒル(ラバーダックス)は大人気。モチーフにはスフィンクスや侍などのバラエティーがあり、お値段も約£5とお手頃。来訪の記念にもぴったりだ。
ほかにも、ロゼッタストーンを模したUSBメモリやヒエログリフで書かれた絵本など、ユーモアたっぷりのラインアップ。大英博物館に行くときには、お土産選びにかかる時間もしっかり考慮したほうが良さそうだ。
大英博物館の数あるオリジナルグッズの中でも、エジプト神話に登場する猫の女神・バステト神のぬいぐるみは「あまりに可愛すぎる」と日本で話題になる程。黒地に金糸をあしらったシックなデザインでありながら、思わず抱きしめたくなるようなキュートなデフォルメは絶妙。猫好きへのお土産にぴったりだ。
更に2016年5月からは、同シリーズで黒い犬の姿をしたアヌビス神のぬいぐるみも新登場。発売開始早々売り切れになる程の人気ぶりで、現在大英博物館の最注目アイテムと言っても過言ではない。猫より犬派だという人へのプレゼントにもお勧め。
公認日本語ガイドと巡る!大英博物館とナショナルギャラリー半日ツアー
大英博物館とナショナルギャラリーを、英国公認の日本語ガイドと巡るツアー。その時々のベストルートを効率的に通りつつ、豊富でわかりやすい解説を聞ける大満足の内容だ。見どころをばっちり押さえた濃厚な時間を過ごそう。大英博物館は、ロンドン市街の中でも特に文化的施設の集まるエリアに位置している。ロンドン自体がコンパクトで移動しやすい都市であるが、周囲には美術館や図書館、動物園など人気スポットが目白押しのため、交通の便は非常に良い。また、市内でも有数の観光名所なので、迷ったとしても道を尋ねれば辿り着けないことはまずないだろう。
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