自転車で夜のロンドンに繰り出そう!市内観光ナイトツアー
夜のロンドンを自転車で駆け巡る、爽快感抜群の大評判ツアー。タワー・ブリッジを眺めたりロンドンブリッジを渡ったりと、観光名所の夜の一面を非常にアクティブに満喫できる。丁寧なガイド付きで、もちろん夜景も撮り放題だ。住所
地下鉄Circle線、District線Tower Hill駅
料金
大人は£9.8
5歳-15歳は£4.2
60歳以上は£6.8
家族(大人1人と子供2人)は£15.3
家族(大人2人と子供1人)は£20
家族(大人2人と子供2人)は£22
家族(大人2人と子供3人)は£24.5
家族(大人2人と子供4人)は£27
5歳未満は無料
営業時間
4月-9月は10:00-18:30(最終入場は17:30)
10月-3月は9:30-18:00(最終入場は17:00)
橋の開閉時間は公式サイト内「Bridge Lift Times」を要確認
休業日
12/24-12/26
HP
http://www.towerbridge.org.uk/
フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語
目次
タワー・ブリッジは、テムズ川に架かる大きな橋だ。世界遺産ではないものの、ロンドンを象徴する観光スポットのひとつとして世界的に知られており、ロンドン塔のすぐ横にあるので併せて観光できるのも嬉しい。タワー・ブリッジの名物といえば、やはり橋の開閉。ぜひスケジュールを組んでその瞬間を目撃したいところだ。
また、外国人観光客には混同されがちだが、民謡「ロンドン橋落ちた」で有名なロンドン橋は別の橋で、タワー・ブリッジの上流に架かっている。そちらも合わせて見学すると良いだろう。
タワー・ブリッジは、ロンドンの東エリア(イーストエンド・オブ・ロンドン)のさらなる商業的発展を目指して19世紀後半に建造が進められた。設計の際にネックとなったのは、この周辺に固定された橋を建設してしまうと、大型船が入港できなくなってしまうということ。そこで1876年に公募が行われ、タワー・ブリッジは、建築家ホーレス・ジョーンズと協力者ジョン・ウルフ・バリーのアイディアが採用。画期的な開閉式の橋が建築され、1894年6月30日に開通した。ゴシック様式の、中世の城のような外観をもつ橋が可動するというのは非常にめずらしく、一躍ロンドン有数の名所となった。
タワー・ブリッジは、今でも現役の可動橋。開閉には1分しかかからず、橋は最大で86度まで開く。タワー・ブリッジを訪れたからには、実際に目撃してみたい。ちなみに、同じ仕組みで開閉する橋と言えば東京の勝鬨橋も有名だが、あちらは約50年前を最後に開閉しなくなってしまっている。
ただし、タワー・ブリッジの開閉はセレモニーやパフォーマンスとして行われているわけではなく、あくまでも大型船が通る際の実用的な措置である。開閉しない日もあれば、1日に複数回と船が行き来する事も。公式ホームページの「BRIDGE LIFT TIMES」ページには3ヶ月分の橋の開閉スケジュールや記載されているので、開閉をこの目で見たい場合にはあらかじめスケジュールを立ててから向かおう。絵本から抜き出したかのような美しい橋が開く様子は実に幻想的だ。
また、「BRIDGE LIFT TIMES」には開閉のタイミングはもちろん、通貨する船の名前や、上流か下流かの進行方向も書かれている。ベストショットを狙いたい人は必見だ。撮影スポットとして有名なのは、ロンドン塔の対岸、タワー・ブリッジから徒歩5分程度の位置にあるシティ・ホール周辺。船を真正面から撮影したい場合には、上流へ向かう船のスケジュールを抑えておこう。
■参考/2016年8月の開閉時間
・8/4の16:45
・8/5の18:00、18:30
・8/6の3:15
・8/29の18:30、19:15、22:30、23:15
※夏は夏期休暇に入る為特に貨物船の本数が少ない。
ちなみに、人気漫画「キン肉マン」及び「キン肉マンII世」に登場するロビンフッドはイギリス出身で、タワー・ブリッジに由来した同名の必殺技がある(後に派生技として「タワーブリッジネイキッド」等)。後ろ手に背負った敵の背骨を、跳ね上がったタワー・ブリッジのごとくへし折る恐ろしい技だ。
タワー・ブリッジの見どころは開閉だけではない。橋脚部分から入場して、橋の内部を見学することも可能なのだ。そこは「ウォーク・ウェイズ」と名付けられ、現在では橋の開閉に負けず劣らずの観光名所となっている。
ウォーク・ウェイズは元々、橋が開いている間でも歩行者が向こう岸まで渡れるように作られた通路だった。しかし歩行者の多くが階段の上り降りを面倒くさがり、橋が閉じるのを待っていたので利用者は少なく、1910年には閉鎖。12年後の1982年にエレベーターが設置され、展望台及び展示スペースとなった。
ガラス張りなっているので、ロンドン市街を広々とした川の上から一望する事ができる。通路内には望遠鏡もたくさん設置されているので、思う存分景色を楽しみたい。昼と夜とでロンドンの街は姿を変えるが、街並みの伝統を感じたいのであれば昼が、やわからな光に包まれた夜景を楽しみたいのであれば夜がお勧めだ。
タワー・ブリッジの内部には、展示スペースも用意されている。橋の歴史や開閉の仕組みの解説といったパネル展示も見応えがあるが、ぜひ見ておきたいのは昔のエンジンだろう。今でこそ油圧と電気モーターに取って代わられてしまっているが、完成当時のタワー・ブリッジの開閉システムは、水圧を利用した蒸気機関方式によるものだった。スペース内には当時の機械工学の粋を結集した水圧式エンジンがそのまま保管されているのだ。歴史と伝統を大事にするロンドンらしい見どころなので、メカニック好きの人は見逃さないようにしよう。
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