セビリア大聖堂 文化遺産
718年から1492年までに行われた、イベリア半島をイスラム教徒からキリスト教徒の手に奪回する運動である「レコンキスタ」以前、巨大なモスク(イスラム教寺院)が建てられていたため、その名残が多く残存する。イスラム教文化とキリスト教文化の融合が見られ、歴史的価値が高いとして1987年に第11回世界遺産委員会(パリ)で文化遺産として登録された。
正式名称はCatedral de Santa María de la Sede de Sevilla(カテドラル・デ・サンタ・マリア・デ・ラ・セデ・デ・セビリア)で、ローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ、世界第3位、スペイン国内では最大の大聖堂。
内部には、新大陸を発見した「クリストファー・コロンブスの棺」や、「セビリアの象徴」であり地元の人々には「ヒラルディーヨ」(Giraldillo)と呼ばれる、モスクのミナレットを改装して作られた「ヒラルダの塔」、黄金色に輝く「木製祭壇」などがある。また、礼拝堂を多く有し、サン・アントニオ礼拝堂の、ムリーリョ「聖アントニウスの幻視」「サン・アントニオの礼拝」、サン・ペドロ礼拝堂の、スルバラン「無原罪の御宿り」聖具室の、ゴヤ「聖フスタと聖ルフィナ」など、有名な作品が数多く展示されている。
コロンブスの棺などの有名なスポットでは人が混むことが多いので注意が必要。
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・時間:5時間
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