建築物
9件
アルカサル
イスラム様式とキリスト教の様式が融合した、エキゾチックな宮殿
大聖堂(カテドラル)と共にセビリアを象徴するもう一つの偉大な建造物が、スペイン王室の宮殿、アルカサルである。1987年に、セビリア大聖堂とともにユネスコ世界遺産に登録された。 エキゾチックな雰囲気の漂う独特の建築はムデハル様式と呼ばれ、イスラムとキリスト教の建築様式が融合されたものである。歴代の王により増改築が行われ、ゴシック様式やルネッサンス様式までも見ら…
セビリア大聖堂とヒラルダの塔
スペインの財力の象徴
セビリアといえば、世界第3位の規模を誇る大聖堂(カテドラル)が必見。 1987年に世界遺産にも登録されている。 12世紀頃、当時この地を支配していたイスラム教徒の巨大なモスクが建てられていた。 その跡地に、キリスト教徒が1401年から118年の歳月をかけて巨大な聖堂を建設した。
黄金の塔
セビリアの安全を守った要塞の、黄金色に輝く監視塔
この12角形の塔は1220年に建てられたものである。当初は外壁にタイルが貼られており、太陽の光が反射して黄金色に見えたことから、黄金の塔と呼ばれるようになった。 最上部、丸屋根の部分に当時の面影を残している。
ロス ベネラブレス病院
かつて病院として使われた、バロック様式の美しい建物と教会
サンタ・クルス地区の非常に入り組んだ街中にあるロス ベネラブレス病院は、1976年に貧しい高齢の聖職者のために作られた。 病院施設が付属した住居であり、そのため内部に教会も併設されている。
イタリカ遺跡群
イベリア半島に今も残る、古代ローマの遺跡
セビリアの中心部から北、およそ9キロほどのところに、ローマ時代の遺跡イタリカがある。 イタリカは、紀元前206年に古代ローマの植民地として作られた歴史ある、古い都市である。
ピラトの家
3つの建築様式が融合した、エキゾチックで美しい宮殿のように豪華な邸宅
街の中心部より北側、カテドラルからは少し離れた場所に「ピラトの家」と呼ばれる場所がある。 通りを挟んで向かい側に、ピラト広場という小さな広場があり、画家フランシスコ・デ・スルバランの像が建っている。 16世紀に建てれられたゴージャスな邸宅は、ゴシック様式、ムデハル様式、ルネッサンス様式を融合した建築様式が特徴で、壁一面に飾られている美しいタイルが素晴らしい。…
マカレナ教会
セビリアで人気。涙を流す豪華絢爛のマリア像
アンダルシア地方、とくにセビリアはマリア信仰の伝統がある。セビリアのマカレナ教会にある「希望の聖母」は、スペインの中でも有名な、非常に人気の高い像マリア像である。 17世紀に起源をもつこのマリア像は、大粒の涙を流していることでも有名。 一般的聖母マリアのイメージとは異なる、豪華絢爛の衣装と冠で飾られたマリア像は必見。
救済病院
スペインの貴族が設立した、貧しい人々のための病院
1664年に設立されたこの病院は、飢えに苦しむ多くの貧しい人々を救うために設立された。 セビリアの貴族ミゲル・マニャーラは、若い頃に好き勝手に遊び暮らしたのち改心して、この病院の設立に尽力した。 ドン・ファンのモデルとなったと言われる人物である。
旧王立タバコ工場(現セビリア大学)
「カルメン」の舞台にもなった、世界最大のタバコ工場
旧王立タバコ工場は1728年着工、およそ40年の歳月をかけて建てられた、世界最大のタバコ工場である。 1600年頃、セビリア港にはたくさんの貿易船が集まり、タバコを製造する工場がセビリアに数多く建てられた。