ピカソ美術館&ミロ美術館入場!半日観光ツアー
ピカソ美術館とミロ美術館を日本語ガイドと共に巡るプラン。詳しい解説があってこそ、感動的な鑑賞体験ができるもの。バルセロナの誇る現代アートの巨匠の作品を、現地で徹底的かつ効率的に満喫したい。住所
Montcada 15-23 Barcelona
メトロL4号線 Jaume I駅
料金
常設展+企画展は€14
常設展のみは€11
営業時間
火曜-日曜は9:00-19:00
木曜は21:30まで
休業日
月曜
ほか、年に数回閉館日があるため要事前確認
HP
http://www.museupicasso.bcn.cat/
スペイン語、カタルーニャ語、英語
目次
そんな中でもバルセロナにあるピカソ美術館は、ピカソ自身が少年時代を過ごした土地とあって、パリのものと並び称されるほど充実した美術館になっている。
1963年に開館したこのピカソ美術館は、当初は市所蔵の作品と秘書だったサバルテスの個人蔵作品を中心に展示していたが、その後ピカソ自身や家族からの寄贈も受けて、現在では3,800点もの作品を展示するまでになった。
幼年期から老年期まで、作風の変遷を通じてピカソの人生をも俯瞰できる美術館である。
こちらのピカソ美術館では、ピカソのすべての時代の作品を満遍なく展示しているが、やはりバルセロナに来たからにはバルセロナ時代の作品を見ておきたいものだ。
ピカソがバルセロナで過ごしたのは、1895年から1897年、年齢にして13歳から16歳までだ。
この時期のピカソの作品は、多くの人がその名前からイメージするような前衛的な作風とはまったくかけ離れた、きわめて古典的な様式のものとなっている。
特に必見なのは、『科学と慈愛』と題された絵画だ。
これはマドリードの国展で佳作を受賞した作品で、ピカソ少年のデッサン力の高さを見ることができる。
ピカソ美術館での最大の目玉といえるのは、実はピカソのオリジナル作品ではない。
ほかの作品群と比べてもひときわ大きなスペースをとって展示されているのが、ベラスケスの『女官たち(ラス・メニーナス)』をアレンジした作品群だ。
もっとも、アレンジといってもその実体は一見してオリジナルとはまったく似ても似つかないものとなっている。
1950年代後半、キュビズムの手法をすでに確立したあとのピカソによる作品であるため、こちらはまさしく「いかにもピカソ」というイメージ通りの作品だ。
同じ『女官たち』を題材としていながら、同じタイトルで何パターンものピカソ流アレンジを見ることができるので、どこをどのように解釈しているのか見比べるのも楽しいだろう。
ピカソ美術館は、歴史的建造物の多くの集まる通称「ゴシック地区」に位置している。
観光スポットの多い地区であるほか、バルセロナ市民が日常生活で利用する施設も集中しているため、アクセスは容易だ。
・電車の場合
メトロL4号線 Jaume I駅から、プリンセザ通りを北東方面に6分ほど歩くと到着する。
市内滞在が2日以上の場合はTMB10回券(€9.95)を利用するとお得。
・バスの場合
最寄のバス停はいくつかあるが、120番のPrincesaを利用するのが最も近い。
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