ピカソ美術館&ミロ美術館入場!半日観光ツアー
ミロ美術館とピカソ美術館を巡り、バルセロナを代表する巨匠の作品を徹底的に満喫する。一見難解な芸術作品も、日本語ガイドの解説によって効率良く、かつ奥深く鑑賞できるのがポイント。見逃せない作品をばっちり押さえよう。住所
Parc de Montjuïc, s/n, 08038 Barcelona
メトロL3号線 Poble Sec駅
料金
€11
特別展は+€4
営業時間
火曜-土曜は10:00-19:00(10月-6月)、10:00-20:00(7月-9月)
木曜は10:00-21:30
日曜、祝日は10:00-14:30
休業日
月曜
HP
http://www.fundaciomiro-bcn.org/
スペイン語、カタルーニャ語、英語
目次
ミロ美術館の特筆すべき点は、ミロ自らが生前から構想していた美術館だということだろう。
後世の人々があとから設立したのではなく、ミロ自身の「若い世代の芸術家たちに現代美術の新しい実験をしてほしい」という思いから作られたものだ。
そのため、アクセスのしやすさ、建物内での鑑賞のしやすさまで考慮された設計になっており、誰もが気軽にミロの作品と触れられるよう開放的な雰囲気をもっている。
1975年の開館以降も講堂や図書館が増設され、現在では、単なるミロの個人美術館としてのみならず、芸術活動の振興センターの役割も果たしている。
『朝の星』や『階段を昇る裸婦』といったミロの代表的作品も必見ではあるが、これら有名作はほかの美術館で鑑賞する機会もあるだろう。
ここでは、ミロ美術館ならではの作品を紹介したい。
まずは、ミロ最古の作品であるとされる1901年の絵画『足治療医』。
後年のミロの作風からは想像もできない、まるで新聞の風刺マンガのようなタッチだが、これが無数の作品たちの原点となっているのだから面白い。
そして、美術館入口で来館者を出迎えてくれる彫刻『人物』。
こちらはミロ美術館のシンボルのような存在となっているため、一度ならずとも写真を見たことのある人は多いのではないだろうか。
ぜひ自分の目で見ておきたい作品である。
ミロ美術館にあるのはミロの作品だけではない。館内には「Espai13」と名付けられた区画があり、ここでは、若手アーティストたちの実験作品の展示も行われているのだ。
これは、ミロがこの美術館を構想した際の「若い世代の芸術家たちに現代美術の新しい実験をしてほしい」という思いを具現化した展示スペースだといえる。
あまり現代アートへの造詣がない人からすると難解な作品も多いかもしれないが、これこそミロがこの美術館に求めた役割のひとつだった。
ミロ美術館に来たからにはミロの作品を堪能したいと思うのも人情だが、せっかく訪れたからには、ミロの当初のコンセプトにも敬意を表したいところだ。
ミロ美術館は、多くの文化施設の集うモンジュイックの丘に位置している。
ここはかつてバルセロナオリンピックが開催された場所でもあり、周辺にはオリンピック・スタジアムやスペイン村、モンジュイック公園、考古学博物館など観光スポットが目白押しだ。
・電車の場合
メトロL3号線 Poble Sec駅から徒歩20分ほどで到着する。
メトロだけを利用して行こうとするとあまりアクセスが良いとはいえないが、周囲のスポットとあわせて観光をするなら徒歩でもよいかもしれない。
市内滞在が2日以上の場合はTMB10回券(€9.95)を利用するとお得だ。
・ケーブルカーの場合
メトロL2号線 Paral-lel駅を降りると、フニクラというケーブルカーを利用してモンジュイックの丘の頂上まで一気に行くことができる。
頂上からゆっくりと下りながら観光をするのもおすすめだ。
ケーブルカーの料金は€1.45。
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