住所
Mallorca 401
メトロL2号、5号線 Sagrada Familia駅
料金
€15
※塔へ上る場合は€29
営業時間
休業日
年中無休
HP
http://www.sagradafamilia.cat/
スペイン語、英語
目次
よく知られているとおりこの聖堂は未完成であるが、カタロニア・モダニズムの象徴といえる建築物であるため、その美的価値・歴史的価値は共に高く、「アントニ・ガウディの作品群」のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録されている。
尚、意外と知られていないかもしれないが、実はガウディはサグラダ・ファミリアの初代建築家ではなく2代目建築家に当たる。ただし初代建築家であったフランシスコ・ビリャールの辞任後は設計計画を一度白紙に戻したため、現在のサグラダ・ファミリアのベースとなっている設計はガウディによるものである。
2015年12月12日から映画「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」が上映されるなど、常に話題を振りまいている。
では、どうしてサグラダ・ファミリアは100年以上の歳月があってもまだ未完成なのだろうか。これは、もともとサグラダ・ファミリアが贖罪教会として作られた教会であるためだ。贖罪教会というのは、浄財のみによって建設費が捻出される教会のことだ。要するに資金の問題で今日まで未完なのである。
かつては、完成予測は22世紀だと考えられていたが、近年は観光地として有名になったことで多額の観覧料を得られるようになり、当初の予測より150年も早く完成する見込みである。
元々ガウディは自然を愛する建築家で、自然美と人工美の融合を常に目指していた。この大聖堂も例外ではなく、森をイメージした聖堂内はただ厳格なだけではない穏やかな雰囲気で満たされている。
それは、朝日に照らされた時間がいちばん美しいといわれているからだ。開場時間は午前9時だが、それよりも早めに到着して外観をゆっくり眺めてみると、その時間にしか見ることのできない美しい表情を目にすることができるだろう。また、開場前にはぜひとも、通りを挟んで真向かいにあるガウディ広場を訪れてみてほしい。この広場には池があるのだが、そこに映し出されるサグラダ・ファミリアは最上級の美しさである。
スペイン国内随一の観光地とあって、サグラダ・ファミリア聖堂へのアクセスは非常に便利だ。
メトロの駅がすぐ近くにあるだけでなく、空港から直接行く手段もいくつも用意されている。
観光プランに合わせてさまざまな選択肢を検討してみるとよいだろう。
・電車の場合
メトロL3およびL5のSagrada Familia駅から徒歩1分で到着できる。
駅の出口は複数あるが、これらはサグラダ・ファミリアを囲むようにして配置されているため、どの出口を利用してもよい。
市内滞在が2日以上の場合はTMB10回券(€9.95)を利用するとお得。
・空港からシャトルバス
エル・プラット空港ターミナル1から市内へ向かうシャトルバスが出ている。
早朝と深夜以外は5分おきに運行されているため、時間を時刻表を気にする必要もない。
料金は片道€5.30。
・タクシーの場合
エル・プラット空港ターミナル1から直接タクシーで乗りつけても、30分程度で到着することができる。
料金は€21ほどだが、空港使用料や荷物量を別途加算されることもあるため、€26-€27を見込んでおくほうが安心だろう。
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