情熱のフラメンコ・ショー「El Cordobes」
バルセロナでの闘牛は全面的に禁止されてしまったが、伝統ある情熱と熱気を味わいたいならぜひフラメンコ鑑賞を。名だたるアーティストが出演し、スペインの要人も訪れるという一流のタブラオで本場の迫力に圧倒される。2018/03/22 更新
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Gran Via de les Corts Catalanes, 749
メトロL2号線 Monumental駅
料金
€6
5歳未満無料
※いずれも博物館の料金
営業時間
10:00-14:00、16:00-18:00
休業日
1/1、12/25
HP
目次
モヌメンタル闘牛場は、20世紀初頭に作られた闘牛場。現在は闘牛は行われていないが、特徴的な外観をした闘牛場は建築物としても充分に魅力的なもの。また、博物館も備わっているので、建築物ファンや歴史に興味のある人はぜひ訪れてみたいスポットだ。
モヌメンタル闘牛場は、ネオ・ムデハル様式で造られた建築物だ。ムデハル様式というのはイスラム建築の影響を受けたスペイン特有の建築様式で、8-15世紀によく見られたものだが、近代以降の建築家がそれを再解釈したものがネオ・ムデハル様式ということになる。東洋と西洋の美を融合したこの造型により、モヌメンタル闘牛場は劇場のような美しさと裁判所のような荘厳さを兼ね備えており、一目見るだけでも旅行者を非日常空間へと誘ってくれるはずだ。
バルセロナにおける闘牛は2012年より全面的に禁止されているが、跡地はただの空き家だというわけではない。闘牛場内に併設されている闘牛博物館(Museo Taurino de Barcelona)は現在も営業しており、闘牛に関するさまざまな展示を見学することができる。
展示品には闘牛士の衣装や牛の剥製などがあり、歴史と文化の一片を垣間見ることができるだろう。実際の闘牛は残酷で見ていられないという人でも楽しむことのできる展示となっている。また、かつて数え切れないほどの闘牛が行われてきた円形のアレーナ内にも立ち入ることができる。
歴史的建造物であることや文化的な価値などを考慮して、使用されなくなった現在もモヌメンタル闘牛場では数々の設備が当時のまま残されている。外周を歩くだけでもそれは窺えて、例えば現在では使われなくなってしまったチケット売り場もそのまま残されている。
闘牛はたしかにカタルーニャ本来の文化ではないが、スペインとカタルーニャの微妙な関係を象徴している建物だということでもできる。周辺を歩きながら、その微妙な関係に思いを馳せてみてはいかがだろう。
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