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モスクワで食べられるロシアの名物料理5選！お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

全世界最大の広さを持つ国、ロシア。その首都でもあるモスクワは、ロシア西部に位置している。観光名所でもあり、行政の中心地でもある赤の広場を中心に放射状に広がる道路がロシア各地へと広がっている様子は、地図上からみても、ここが首都だと言う事が明らかにわかる。名前は知っているが訪れたことはないという人が多いだろうロシア。そんなロシアの伝統料理、ボルシチをはじめ、ピロシキやビーフストロガノフなどロシア料理から、現地で食べたい珍しい料理まで、ロシアの名物グルメを紹介する。

ボルシチ(Борщ)

ロシア料理といえども、国土が広いロシアにおいては、その土地によって、さまざまなアレンジが加えられていることが多い。その土地ならではの料理を楽しむのもよいが、まずは首都であるモスクワで食べるべきロシア料理のボルシチがカフェプーシキン(Cafe Pouchkine)のボルシチだ。このカフェは2015年のトリップアドバイザー「トラベラーズチョイス１位」にも選ばれた名店で、帝政ロシア時代に建てられた建物をそのままレストランとして使用しており、食事はもちろん雰囲気もサービスも抜群だ。ここのボルシチは、ビーツよりトマトの味をメインに、リンゴを浮かべたもので、外国人にも食べやすい味となっている。量が多いので、数人でシェアするか、お手軽なランチセットをお勧めする。

ピロシキ(пирожки)

ロシア名物ピロシキ。小麦粉を練った皮の中にさまざまな具をいれて焼いたロシアの定番料理だ。日本では揚げたものが売られているが、本場ロシアでは、オーブンで焼くのが定番である。高級レストランから地元の人がたむろするカフェまで、どこででも食べられるピロシキだが、モスクワではなんと修道院の中で販売されているピロシキがある。それは赤の広場からヴァルヴァルカ通りを歩き、リプニ通りとニコリスキー通りの間にある修道院だ。ヴァルヴァルカ通りに面しており、一般人や観光客でも入れる店だが、ガイドブックには乗っていないので、ぜひ、地元の人になった気分で訪れて欲しい。

ブリヌイ(Блины)

ブリヌイとは、日本でいうクレープのようなもので、小麦粉（そば粉）に牛乳と卵、ヨーグルト、砂糖、塩を混ぜ、イーストを加えて発酵させた生地をフライパンで薄く丸く焼き上げたものだ。バターを乗せて食べるのが定番だが、イクラやサーモンの切り身などを乗せて食事としたり、ジャムやハチミツなどを乗せ、デザートとして食べることもある。このブリヌイは気軽に食べられる反面、ロシア人にとても重要なもので、その丸い形から欠けるところのない太陽の象徴とされ、冬の終わり、新しく太陽が再生されることを祝うマースレニッツァという祭には必ず大量のブリヌイが振る舞われる。また、妊婦や、出産を終えた母に振る舞ったり、葬儀の際に棺桶に入れるなど、人の一生に深く関わる食べ物でもある。

アップサイドダウンカップケーキ(Upsidedowncake)

モスクワをはじめ、ロシアの都市は全体的にくすんだ印象を受ける人が多いだろう。歴史がそう感じさせるのか、冬が長い気候がそう感じさせるのか、全ての色に少しだけ黒を混ぜたようなくすんだ色合いをしている。そんなくすんだ印象を払拭する食べ物が、モスクワ発のアメリカンカップケーキだ。白を基調とし、パステルカラーがあしらわれた店内に、カラフルなカップケーキが並んでいる。１つ80ルーブルからという良心的な価格も魅力だ。カップケーキ以外にも食事として楽しめるパンケーキやバーガーもあるので、ぜひロシア料理に飽きたら本場アメリカでは決して楽しめない「モスクワ発アメリカンカップケーキ」を楽しんで欲しい。

アリョンカアーモンドミルクチョコレート(Пористый молочный шоколад)

ロシアのチョコレートは美味しくないと言われるが、その中で日本人の口に合うのが、この「アリョンカ」のチョコレート。ロシアチョコレートメーカーの老舗「レッドオクトーバー(クラスニー・アクチャーブリ社)」の商品だ。少し甘みのあるナッツの風味がきいたチョコレートは、濃いめのロシアンティーとの相性が抜群。クラシックな雰囲気のロシアの少女「アリョンカ」のイラストも、いい味を出している。その土地によって、このアリョンカのイラストも異なるようなので、さまざなな表情のアリョンカを楽しむのもお勧めだ。

(Photo by Jorge Láscar Stream de Susan malan10 Eggs Blini UDC - Upside Down Cake Company Moscow公式Facebookページ upyernoz)