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リスボンで食べられるポルトガルの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

リスボンは、大西洋湾に面し、ポルトガルの首都で最大の都市である。その歴史も古く、西ヨーロッパを代表するロンドンやパリ、ローマよりも歴史が古く、世界的に見ても、長い歴史を持つ都市である。そんなリスボンの町並みは数百年前に建てられた石造りの建物が現存し、そこに現在も人が住み、生活をしている。リスボンの街を歩いていると、ロマネスク建築、ゴシック建築などさまざまな建築様式を見ることができる。また、食文化も長い歴史を今に受けついだものが多い。シーフードをはじめ、様々なスイーツなど、リスボンの伝統的な食を紹介する。

エッグタルト(Pastel de Nata)

  • ポルトガルの名物スイーツと言えば、エッグタルトだ。リスボンに訪れたら、ぜひ食べておきたいエッグタルトの店が「Pastéis de Belém(パステイス・デ・ベレン)」だ。19世紀のはじめに、ジェロニモス修道院で作られていたエッグタルトだが、修道院が閉鎖になり、そのレシピを受けついだのがこの店だ。外側はぱりぱり、中は卵をたっぷりと使ったしっとりとしたカスタードクリームがたっぷり入っているが、食べてみるとしつこくなく、いくつでも食べられそうな軽さが魅力だ。

  • カタツムリ(Caracois)

  • 夏になると、リスボンをはじめ、ポルトガル中のレストランで「Ha Caracois」と言うポスターを見かけるようになると、カタツムリシーズンの到来だ。「Ha Caracois」とは「カタツムリ始めました」と言う意味で、これが店頭に出るとカタツムリが食べられるようになる。ポルトガルのカタツムリは小さなものが多く、味付けはガーリックやオレガノ、唐辛子と一緒に殻ごと煮込んだもので、くせもなく、歯ごたえはまるで巻貝のようで、ガーリックの風味が、ビールにもよくあう。皿に盛られたカタツムリを爪楊枝でほじくり出して食べる。冷えたビールと楽しみたい酒のつまみの1品だ。

  • イワシの炭火焼き(Sardinhas Assadas)

  • 海に面したリスボンの名物料理の1つ、イワシの炭火焼は、毎年6月12日に開催される「聖アントニオ祭(別名イワシ祭)」から解禁となる。街のあちこちでイワシを焼く屋台が姿を表し、街中に焼いたイワシの良い香りが漂い、リスボンに夏の訪れを告げる風物詩となっている。粗塩を振って、焼いただけのシンプルな調理法だが、その美味しさは格別で、内蔵の苦みすら旨味のアクセントとなるくらいだ。魚料理なら白ワインを合わせたくなるが、ここリスボンのイワシの炭火焼は、赤ワインで楽しむのが流儀なので、赤ワインを一緒にオーダーすることを忘れずに。

  • ライスプディング(Arroz Doce)

  • 日本人の主食である、米。それをリスボンはじめ、ポルトガルではスイーツとして食べている。アローズ・ドセと呼ばれるスイーツは、米に牛乳・砂糖、レモン汁を加えて煮たもので、食べる直前にシナモンシパウダーかシナモンスティックを刺して食べる。米が甘いと聞くと日本人はそれだけで敬遠してしまいそうだが、食べてみれば意外と美味しく、米のツブツブした食感が残っているのも面白い。プリンが好きな人なら美味しくいただけるスイーツなので、ぜひ、試して欲しい。

  • ジンジーニャ(Ginjinha)

  • ジンジーニャとは、サクランボの一種であるジンジャの実から作られたリキュールのことだ。リスボンの街角にはこのジンジーニャだけを飲ませる店がたくさんあり、中に入ると小さなカウンターがある。そこで小さなカップに入れられたジンジーニャをを買い、店の外に出て飲むのがリスボン流。カップの中には、ジンジーニャの実も入っていて、飲み終わった後に食べることもできる場合があるが、ジンジーニャ自体がアルコール度17度なので、お酒に弱い方は注意が必要だ。どの店もいつも観光客や地元の男性客で溢れている。日本でも飲めるが、本場リスボンで、地元のおじさんに混じって飲んでみるのも、また一味違った味が楽しめるかもしれない。

  • (Photo by FabioDave Collier Ricardo Bernardo An en Alain Fernando Souza Bruno Amaral)