本メディアでは一部、事業者から商品やサービスの広告出稿を受け収益化しています

【ポーランド】ワルシャワ旅行のおすすめ観光スポット5選!

2017/10/10 更新

世界遺産にも登録されている「北方のパリ」ともたたえられた東欧の古都という印象の強いワルシャワ。しかし実際には、ナチスドイツの侵攻によって徹底的に破壊された過酷な歴史を持つ。しかし破壊前に遺された記録をもとに、戦後市民の手によって大戦前の旧市街の姿を忠実に再建された。まるでおとぎ話に出てくるような色とりどりのかわいらしい建物ひとつひとつが、「ワルシャワの人々の復興への情熱」をあらわしている。どこを取っても絵になる町並みそのものがワルシャワ最大の見どころともいえる。

聖十字架教会

  • 現在もワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団という大オーケストラを擁するポーランドは音楽家を多数輩出している。クラシックファンの聖地となっているここワルシャワの「聖十字教会」。聖地とされる理由は、ショパンの心臓がこの聖十字架教会の柱の中に収められているのだ。痛いそのものはフランス・パリに埋葬されているが、心臓だけは祖国ポーランドにコニャックに漬けられて姉の手によって運ばれた。ショパンは若いころ、ワルシャワ音楽学校の学生だったため、ワルシャワにはショパンゆかりの場所がたくさんある。その中でもショパンの心、心臓が眠る聖十字教会はショパンファンにとって特別な意味を持つ場所になっている。

  • ワルシャワ王宮

  • ワルシャワのほかの建築同様に、大戦後に再建された。16世紀にクラクフからここワルシャワに王宮が移されたといわれており、以降18世紀にかけてポーランド国王たちが居住した。戦時中、破壊される前にうまく持ち出すことに成功した絵画などの美術品や調度品が展示されており、豊かだったポーランド王国の繁栄をうかがわせる。地下鉄駅からは遠いのでトラムを利用するのがおすすめ。また日曜は無料になっているため多少の混雑は覚悟したい。ちなみにワルシャワ遷都前の首都であったクラクフにはワルシャワ中央駅からインターシティーでノンストップ3時間で到着するので足を延ばしてみるのも面白い。

  • 聖アンナ教会

  • シンプルな大理石を主体とした外観を裏切る、きらめく金で装飾された内部の華やかさが印象的な教会。王宮の南側に隣接しているのでわかりやすく、塔の上から旧市街の街並みを一望するのが定番の観光コースなのでぜひ登っておきたい。天井いっぱいに描かれたフレスコ画やステンドグラスなどの教会美術にも注目したい。また、巨大なパイプオルガンも必見。なお、このパイプオルガンを演奏するコンサートがよく行われているため、スケジュールを組む際にはチェックすることをおすすめしたい。

  • ワルシャワ蜂起記念碑

  • 失敗に終わったワルシャワ・ゲットー蜂起後、第二次世界大戦終結の約1年前に、ナチス占領下のワルシャワでは市民レジスタンスによる武装蜂起が起こった。結局は頼みの綱としていたロシア赤軍の支援をうけられぬまま約二カ月後降伏した。大国のはざまでほんろうされた歴史を持つポーランドは独立意識が高く、この出来事は市民の胸に今でも深く刻まれており、武装蜂起がスタートした8/1の17:00には黙とうをささげている。このクラシンスキ公園の東側にあるワルシャワ市民が最も誇りに思うモニュメントに平和への感謝をささげたい。

  • ワルシャワ旧市街地区

  • 戦争によって瓦礫と化した旧市街地区は市民たちが力を合わせて再建したことは広く知られている。この過酷な歴史を念頭に置いて散策してみると、新しく再建された建物とは思えないほど古い町並みが再現されていることに驚く。この有名な歴史地区には、コ聖十字架教会やキュリー夫人博物館、王宮広場と必見観光スポットが目白押しなので、ぜひワルシャワ観光の拠点とすることをおすすめする。土産物店、カフェなどもたくさんあるのでトイレや食事にも困らない。

  • (Photo by Gabriela FabJorge Lascar Jennifer Morrow Pawel Kabanski Kyle Taylor Chris Brown)