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クラクフの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

17世紀にワルシャワに遷都するまではポーランドの首都であったクラクフ。国境付近にあるため、オーストリア、チェコ、ドイツの影響を多く受ける。そのため料理もワルシャワに比べ北欧やロシア色とは若干離れている感があり、ドイツ料理、オーストリア料理、東欧料理などに類似している。特にスープ料理は種類が多く、メインディッシュが「第二の食事」とされスープがその上の「第一の食事」と言われている。その他チーズ、肉料理などが多い。

カプスタ・クファショナ(Kapusta Kwaszona)

  • カプスタ・クファショナはキャベツの漬物のことでドイツのザワークラウトに類似している。カプスタ・クファショナときゅうりの漬物であるオグレック・クファショナはクラクフではほぼ毎日食べるという人が多いほどの料理である。キャベツに塩、ローリエ、唐辛子、キャラウェイシードなどを漬け合わせ発酵させる比較的作りやすい料理である。肉料理などとよく一緒に出てくる。キャベツを大量に食べる習慣があるため一説には乳がんにかかる率が低いともいわれている。

  • クレムフカ(Kremówka)

  • クレムフカはカスタード上のクリームが入ったケーキのことを指す。ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が好きなケーキとして挙げたため爆発的に人気がでて、クレムフカ・パピエスカ(教皇のクリームケーキ)と呼ばれるようになった。ケーキの作成方法はパティシエによって異なるが、ブランデーなどでパイ生地を香りづけし、生クリーム、カスタードクリームを挟んだ物が主流である。材料も工程もものすごく特殊ということではないが今なお高い人気を誇っていてあらゆるお菓子屋で手に入れることができる。

  • フラキ (Flaki)

  • フラキはポーランドの伝統的なスープ料理で「フラチキ」ということもある。日本の料理で一番近いのはモツの煮込みといったところである。フラキはポーランド語で臓物を表し、一般的には牛の胃が使われている。クラクフのスーパーで薄くスライスされたモツが売られていて簡単に入手することができる。モツの他にはニンジン、セロリなどのスープ用の野菜が入っていて、パプリカ、唐辛子、塩、コショウ、しょうが、ナツメグ、マジョラムなどで味付けされている。クラクフの料理店では大体どこにでもある。

  • ビゴス(Bigos)

  • ビゴスは発酵キャベツ、生キャベツと野菜、肉類を煮込んだポーランドの伝統料理である。玉ねぎやキノコを入れることが多いが乾燥プラムを入れることもある。肉類は牛か豚が使われることが一般的で、ベーコンやソーセージが使われることも多い。ビゴスと一言で言っても種類は多く、ビゴス・リテフスキ、ビゴス・フルタイスキなどがあり地方や店によって若干異なってくる。鹿肉やウサギの肉などを入れたビゴス・ミシリフスキも有名。ウォッカを飲みながら黒パンとビゴスを食べるのが伝統的な食べ方。

  • ズラズィ・ザヴィヤネ(Zrazy Zawijane)

  • ズラズィ・ザヴィヤネはピクルスなどの野菜を牛肉で巻いて焼いたもの。更にその上からクリームソースをかけて出されること多い。ポーランド航空でポーランドに行く際には機内食で出ることもあるポーランドの定番料理である。レストランによってはボリュームがあり一切れが大きくプレートいっぱいにごろっと乗っていることもある。クラクフで見られるメイン料理として挙げられるのは他に豚のカツレツが挙げられるが、揚げ物が苦手な人はズラズィ・ザヴィヤネをオーダーするのがいいかもしれない。