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アムステルダム駅周辺×建築物
9件
ベギン会修道院
静閑なたたずまいの女子修道院
ベギン会はネーデルランド地方で12-13世紀に始まった、女性だけの修道会である。 元々は病時の面倒を見る女性同士のコミュニティであったと言われている。 修道会といえど、入会誓約が課されず、個人財産の所有や結婚のための退会も可能と規律は緩かった。 準修道会的存在でありながら、瞑想を基本とした修道生活を営んでいた。
王宮
時とともに役割を変えた王宮
ダム広場の西側に建つ王宮は、現在王室が所有する3つの王宮のうちのひとつである。 主に国外からの国賓をもてなすための迎賓館として使用されている。 この王宮は元々、1648年に市庁舎として建設された。 1808年から1813年までは、ナポレオンの弟、ルイ・ボナパルトがオランダ国王として居城していた。
新教会
意外と古い新教会
ダム広場の王宮に向かって右手にある新教会の歴史は、その名とは裏腹に15世紀まで遡る。 旧教会に次ぐ、アムステルダムの第二の教区教会として建造された。 幾度の火災に見舞われながらも再建し、ゴシック様式の美しい姿を残している。
旧教会
アムステルダム最古の教会
旧教会は1300年頃に、オランダ海運の安全を祈念するため、船乗りの守護聖人である聖ニコラスに捧げて造られた。 アムステルダムでは現存する最古の建物であり、現役の礼拝堂でもある。
ムント塔
鐘の音が美しい時計台
ムント塔は15世紀には城壁の一部として造られた門であった。 街を囲んでいた城壁は17世紀に火事で焼け落ち、残った部分にカリヨン時計付きの塔が増築された。 15分おきに38の鐘が美しい音色を奏でて時を告げる。
アムステルクリング博物館
迫害を逃れたカトリック教徒の隠れ家
カトリック国のスペインに支配されていたオランダは、独立の際にカトリック信仰を禁止した。 この宗教改革に抵抗した豪商ヤン・ハルトマンが自らの家を改装し、1661年にこの隠れ教会を設立した。 200年もの間教区教会として機能し、現在はアムステルダム国立美術館に次いで古い博物館となっている。 10月から6月の毎月第一日曜にはミサが行われる。
旧証券取引所
世界最古の証券取引所
旧証券取引所は、1903年にオランダ現代建築の父と呼ばれる建築家Berlageの設計である。 3代目アムステルダム証券取引所として建造された。 10年後にはすぐ南に新証券取引所(現在の新館)が造られ、証券取引所としての役割を譲ることとなった。
涙の塔
多くの船乗りたちを見送った塔
涙の塔は15世紀に建造された、アムステルダムで最も古い塔である。 当時ここはアムステルダム港の突端であり、危険な船の旅に出航する船乗りたちを見送りに来た女性たちが涙を流したことからその名がついた。
アムステルダム中央駅
レンガ造りの重厚な陸の玄関口
1889年に完成した中央駅は、アムステルダムの陸の玄関口として終日たくさんの人々が行き交う。 市内を回るメトロから、フランスやドイツに延びる長距離線まで、数多くの路線が運行されている。