コロッセオ周辺×観光
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マルケッルス劇場
コロッセオより古い古代の劇場
共和政ローマ末期からローマ帝国初期にかけて建設された劇場。 マルッチェロ劇場とも呼ばれる。一見コロッセオのようなその外観は、実際コロッセオよりも前に建設されコロッセオ建築の手本となったとも言われている。 カエサルが着工したが建設開始前に暗殺され、皇帝アウグストゥスが引き継ぎ紀元前13年に完成させた。
サンティ・クアットロ・コロナーティ教会
静寂の中、ビザンチンスタイルのフレスコ画に惹きこまれる
「王冠をかぶった4聖人」という意味をもつサンティ・クアットロ・コロナーティ教会は4世紀に建立された聖堂と修道院からなる。 有名観光スポットからほど近いローマ中心地でありながら、閑静な一時を送ることができる。 外観は飾り気は無く無味乾燥とした城のような感じであるが、内観は幾度となく修復され、初期キリスト教、ロマネスク、バロックの各様式が混然一体となっている。
旧ユダヤ人地区
ローマの旧ユダヤ人街ゲットー
真実の口で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会からテレヴィ川沿いを歩いて行くとユダヤ教の会堂シナゴーグのあるゲットーの中心地にたどり着く。 19世紀後半に建てられたローマ・シナゴーグは礼拝時のみ開館しており、館内にはユダヤ人博物館がある。
オッタヴィアの列柱
総大理石の神殿の面影を残す列柱
オッタヴィアの列柱(オッタヴィーアのポルティコ(アーケード))は、紀元前23年にアウグストゥス帝が妹のために建てた建造物で、マルクス劇場の北側に位置している。一度は火災で消失しており、現在のものは203年に復元されたものであるため損傷が激しい。
アヴェンティーノの丘
庭園、教会散策ができるローマを一望できる丘
アヴェンティーノの丘は「ローマの七つの丘」と呼ばれる、古代ローマの領土の中にあった丘一つで、その中でも最も南に位置するものである。 テヴェリ川の東に位置し、丘の上からはローマの街がよく見える。 また、ローマの建国神話にも出てくることでも有名である。 双子の兄弟のロムルスとレムスが新しい都市をつくる際に、ロムスはアヴェンティンの丘を選らんだが、双子の兄のロムル…
サヴェッロ公園
オレンジの木が茂る見晴らしのよいガーデン
サヴェッロ公園は、別名オレンジ庭園と呼ばれ、アヴェンティーノの丘に位置する公園である。 ローマの中でもひときわ眺めが良い場所である。 歴史的には、1285年から1287年の間にサヴェッリ家が建てた要塞の敷地内に位置し、その中には城もあったとされる。
マルタ騎士団広場
名物の鍵穴を覗くと、正面にクーポラが見える
マルタ騎士団とは、キリスト教カトリック巡礼者の保護・支援を目的として、中世のローマで設立された騎士修道会のことである。 現在、軍事組織としての意味合いは当然のことながら喪失しているが、医療などの事前活動を行う組織として存続している。
サン・サーバ教会
ローマにおける東方系教会の拠点「サン・サーバ教会」
サン・サーバ教会の現在の建物は12-13世紀に建てられた。初期の教会は現在の建物の下にある。 当時、 エルサレムにはキリスト教の東方教会があったが、イスラム教徒による迫害を恐れた修道士たちがローマのアヴェンティーノの丘へ逃げ、そこで暮らし始めた。 サン・サーバ教会はその時に建てられ、ローマにおける東方系教会の拠点となり、 ローマの政治に重要な位置を占めた。