ミュージアム
20件
バチカン美術館
世界最大規模の美術館群
バチカン美術館は、バチカン市国内にある世界最大規模の美術館群である。美術館となる前は小さいコレクションであった。 順路が全長7キロメートルもあるので、何も鑑賞せず歩いたとしても2時間はかかる。全てを鑑賞するにはその何倍の時間が必要となるので、一回の訪問で回り尽くすことは不可能に近い。また、システィーナ礼拝堂やラファエロの間などの見所は順路の最後の方にあるので…
ボルゲーゼ美術館
予約必須ボルゲーゼ家の美術館
ローマ市内北側の広大なボルゲーゼ公園の一画にある貴族ボルゲーゼ家歴代の美術コレクションを展示する美術館。イタリアの中でも有数の規模で作品レベルも高く、2時間おきの完全予約制となっている。 普通予約で30分前、ユーロパス使用であれば45分前には到着したいところ。時間を持て余しても美術館裏の庭園を散策するか、トイレ、クローク、ショップがある半地下エリアでゆったり…
カピトリーニ美術館
ローマを知るために必見のカピトリーニ美術館
決して魅力を枯らすことがない「永遠の都」ローマには7つの丘がある。 今も遺構が残り、古代ローマの政治、経済、宗教の中心地だったフォロ・ロマーノに近い聖地カンピドーリオの丘には世界最古の美術館「カピトリーニ美術館」が建つ。古代以来のローマ彫刻からルネッサンスまで多数の美術品を収蔵する美術館は、1471年シスト4世がローマ市民に贈ったブロンズ像をベースにして創設…
バルベリーニ宮(国立古典絵画館)
ローマの絵画をコレクションするバロック建築の美しい宮殿
バルベリーニ宮はローマに残るバロック建築の中で屈指の美しい建物である。 多くのローマ教皇を輩出したフィレンツェの貴族バルベリーニ家の館として、17世紀にウルバヌス8世の命により、バロック期を代表する芸術家で建築家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニとフランチェスコ・ボッロミーニによって建築された。
ベネチア宮殿
ローマの力を象徴する宮殿
ローマ旧市街の中心に位置し、各方面へ延びる道路が集中する地点でもあるベネチア広場。 その西側を占める初期ルネサンス様式のベネチア宮殿は、ベネチア出身の枢機卿ピエトロ・バルボによって1455年に着工された。 バルボは1464年に教皇パウロ2世となり、宮殿を住居に定めた。 その後1世紀渡り歴代の教皇がここに暮らした。
マッシモ宮(ローマ国立博物館)
ローマの最高美術品が結集するテルメ博物館
■本文 1911年、テルミニ駅近くにあった古代ローマのディオクレティアヌス帝浴場跡にイタリア統一50周年を記念して国立博物館が開館し、テルメ博物館とも呼ばれ親しまれ、浴場跡を用いたこの展示館は愛されてきた。 しかし、建物の老朽化に伴って、現在では主要な展示品の多くが、隣に建つマッシモ宮と市内ナヴォーナ広場近くのアルテンプス宮に移され、公開されている。
スパーダ宮(スパーダ絵画館 )
エレガントなゴシック建築絵画館
ストゥッコ装飾と彫像の外壁が目印のスパーダ絵画館。 豪華に装飾されたケーキのようだ。 主に16世紀と17世紀のバロック期の絵画を展示している。同じ建物内に国務院などイタリア政府機関が入っているおり、スパーダ宮としても知られている。 入口には警備員が立っており、絵画館を訪問しにきたことと伝えるとすぐに通してもらえる。
アラ・パチス
皇帝の地位を保った平和と皇帝の礼賛のシンボル
テヴェレ川に架かるカヴール橋東詰め近くには、「アウグストゥスの平和の祭壇」を意味するアラ・パチスが公開されている。 隣り合うのはエジプトのアレクサンドリアにあったアレクサンダー大王の墓を模して、紀元29年に造られたアウグストゥス帝の廟。
モンテマルティーニ美術館
鉄骨と古代ローマの彫像が共存する異質のアート空間
公共発電所跡の建物を利用して建設された一風変わった美術館。 1960年代まで実際に火力発電所として使用されていたが、1997年に現在の姿に生まれ変わった。 ローマ市長舎前にある世界最古の美術館「カピトリーニ美術館」の分館である。 本館は、ローマのシンボルとして知られるカピトリーニの雌狼が展示されていることで有名。 本館との共通入場券もある。
コロンナ宮
保ち続ける努力に脱帽する
15世紀に建てられ、人気映画「ローマの休日」の舞台にも使われたコロンナ宮。 屋敷にはコロンナ家の人々が現在も日常生活を営んでいる。 内部には、毎週土曜日のみ一般公開されているコロンナ宮美術館があり、17世紀のアルテミジア女王の物語のタペストリーや古代から近代にわたる彫刻が置かれた通路や礼拝堂など豪華で華麗なイザベッレ王女のアパルトメントが、当時のままに公開さ…