近世以降の建築物
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サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂
静寂の中に佇むバシリカ
ローマの5大バシリカに数えられる格式の高い教会。バシリカとは建築様式の名称で、中央に細長い広間があり、両側に廊がある長方形型の建物のことである。 その歴史は古く、330年、コンスタンティヌス帝が、殉教者聖ロレンツォの為に墓を作ったのが始まりとされる。
サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ教会
ビザンチン建築の小聖堂
セントアグネス聖堂というのはローマにあるキリスト教の小聖堂である。 キリスト教の行政単位である、大司教区、司教区、教区より小さい小教区を管轄する小聖堂である。 この小聖堂はローマ帝国のコンスタンチン一世の娘、コンスタンティーナによって建設された聖堂であり、セントアグネスという13才で死亡した少女のために341年に建設された。 建設当初はローマの市壁の外に建て…
サンタ・コスタンツァ教会
コンスタンティヌス1世の娘のための教会
サンタ・コスタンザはローマにある4世紀に建設されたローマにある教会である。 元々は、これはローマ帝国のコンスタンティヌス1世が娘のコンスタンティーナのために、彼女が生きているうちに建設した霊廟であった。
サンティ・クアットロ・コロナーティ教会
静寂の中、ビザンチンスタイルのフレスコ画に惹きこまれる
「王冠をかぶった4聖人」という意味をもつサンティ・クアットロ・コロナーティ教会は4世紀に建立された聖堂と修道院からなる。 有名観光スポットからほど近いローマ中心地でありながら、閑静な一時を送ることができる。 外観は飾り気は無く無味乾燥とした城のような感じであるが、内観は幾度となく修復され、初期キリスト教、ロマネスク、バロックの各様式が混然一体となっている。
サンタ・プデンツィアーナ教会
神々しさに圧倒されるモザイク
サンタ・プデンツィアーナ教会は、4世紀に創建されたローマの最も古いバジリカのうちのひとつである。 ネロ帝の時代に、聖ペトロなどキリスト教徒をかくまった元老院議員ブランテの娘、ブラッセーデとプデンツィアーナ姉妹は信徒とともに殉教した。 サンタ・プデンツィアーナ教会はプデンテの屋敷跡に145年に建てられたと言い伝えられているが、実際は2世紀の浴場跡に4世紀に建て…
サンタンドレア・アル・クイリナーレ教会
バロック建築の巨匠ベルニーニの自信作
バロック建築の巨匠ベルニーニ自ら代表作と認めていた自信作のサンタンドレア・アル・クイリナーレ教会。 奥行きよりその幅が広い設計はこれまでの教会建築の常識を破ったものである。 ポルトガル語で「歪んだ真珠」とも言われている「バロック」は、ルネッサンス時代の端正な形を逸脱し、型を破ろうという試みである。
大学都市
欧州屈指の歴史を誇る国立ローマ大学
中世時代の1303年、 ローマ教皇ボニファティウス8世が聖職者を養成する教育機関の設立を宣言した。 教皇勅書「イン・スプレマ・プラエミネンティア・ディグニタティス」が発せられ、ローマ大学の前身となる神学校 「Studium Urbis」 が設立された。 1870年、教皇庁管轄から国公立大学へと移管された。
サンタ・マリア・イン・モンテサント教会/サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会
ふたつのよく似た可愛げな教会
ポポロ広場に上ると、17世紀に建設された双子教会と呼ばれる、サンタ・マリア・イン・モンテサント教会とサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会がよく似た愛らしい姿で建っている。 ポポロ公園は19世紀、ジュゼッペ・ヴァラディエによる都市計画により、ピンチョの丘とその下に広がるポポロ広場が造られ、噴水や彫像が配置された。
プロパガンダ・フィーデ伝道博物館
プロパガンダ・フィーデ伝道博物館
世界中で布教を行うヴァティカンが布教、伝道活動の歴史を伝える博物館である。 建物はバロックの巨匠ベルニーニとポッロミーニにより改装された。 ベルニーニはスペイン階段側をポッロミーニはファサードを担当し、どちらも曲線を多用したバロック様式である。 隠し扉の付いた、らせん階段が美しい図書館を設計したベルニーニの端正な感性と東方三博士の礼拝堂を設計したポッロミーニ…
サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会
美しい天井画とカラヴァッジョのバロック画
サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に訪れた人はまずドメニキーノの描いた美しい天井画に目を奪われるだろう。 聖セシリアを描いたこの天井画は装飾も素晴らしく、教会の外観からは想像できないほど豪華である。