アッピア街道も歩く!古代ローマ帝国のロマンとインフラに迫る旅
旧アッピア街道や水道橋、カラカラ浴場など古代ローマの大インフラを実際に歩いて見学できる大人気プラン。自力で巡るにはやや不便なスポットの数々を、充実のガイドとともに心置きなく堪能できる。古代ローマの壮大さを体感しよう。住所
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目次
ローマ帝国時代に「全ての道はローマに通ず」の言葉に基づき築かれた街道の中で現存する最も有名な石畳舗道のひとつ。
ローマから南東に一直線に伸びる。「街道の女王」の異名を持つ。
1784年に旧街に平行して新しいアッピア街道が平行して作られたため、以来アッピア旧街道と呼ばれるようになった。
当時、最初のインフラ事業として街道の建設が行われ、軍用路としての目的があった。
監察官アッピウス・クラウディウスが紀元前312年にローマと南方にあるカプア間に213キロメートルの街道を建設した。
その後3世紀にはブルンディシウム(現在のブリンディジ)まで延長し全長560キロメートルへと延長された。
残存する部分は使用可能となっているので、現在では多くの市民や観光客がこの街道を散歩コースやハイキングコースとして利用する。
ローマ帝国時代の「センプローニウス法」では、主要な街道に1ローマ・マイル(1000歩)ごとにマイルストーンを設置するように定めた。
このマイルストーンがアッピア旧街道上に残っている。第一マイルストーンはサン・セバスティアーノ門(アッピア門)の付近、トレニタリアの線路の手前に設置されている。
ただし、これはレプリカで本物はカンピドリオ広場にある。
さらに、アッピア街道の起点であるローマ南東郊外に位置するアッピア街道州立公園内には、セバスティアーノ門の第一マイルストーンに引き続き、10までのマイルストーンが設置されている。
アッピア街道を歩く際はこのマイルストーンを目印にするとよい。
事前にビジターセンターで地図を貰うのも忘れずに。
アッピア街道と並んで2代インフラの代表として知られるのがクラウディア水道橋。
アッピア街道の創建者アッピア・クラウディウスがローマ式水道についても立案し、ローマ市内に総数11本の水道が造られた。
8本目に完成したのが壮大なクラウディウス水道橋。
クラウディウス水道橋周辺では、地元の人が犬の散歩やジョギングを楽しんでいる。
個人ハイキングで訪れてみると、観光バスやツアーと巡り会うことも稀なので、観光地イタリアローマをすっかり忘れてしまうような穏やかな雰囲気だ。
アッピア旧街道からアッピア新街道を通り、この水道橋に辿り着くことが出来る。
アッピア旧街道州立公園のインフォメーションセンターから3.5キロメール(徒歩約45分)なので、春や秋のハイキングがおすすめ。
コース中は街道にあるマイルストーン、地元の商店、並木道、彫刻の壁など様々な遺跡の後や現代ローマの住宅街等イタリアローマを存分に感じることができる。
第一マイルストーンはサン・セバスティアーノ門(アッピア門)
Viale di Porta Ardeatina, 1-1 00154 Roma
メトロB線MircoMassio駅から徒歩20分
メトロB線Piramide駅から徒歩15分
メトロA線Arco Di Travertinoで下車しバス765番。
またはメトロB線MircoMassio駅からバス118番等の行き方がある。
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