コロッセオ&トレヴィの泉&パンテオン&サン・ピエトロ広場 ローマの外せない見どころを網羅!日本語ガイドツアー
コロッセオやトレヴィの泉といったローマの名所を巡るツアー。定番のスポットを効率良く観光できるのはもちろん、大人気の理由は日本語ガイドの素晴らしさ。豊富でわかりやすい解説は個人旅行の何倍も学びがあり、感動も大きい。住所
メトロB線Colosseo駅から徒歩1分
料金
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘のうち2つ入場可の共通チケット(1つ目の入場から翌日まで有効)
一般は€12
18歳-25歳は€7.5
毎月第1日曜は18歳以下無料
営業時間
10月最終日曜-2/15は8:30-16:30
2/16-3/15は8:30-17:00
3/16-3月最終土曜は8:30-17:30
3月最終日曜-8/31は8:30-19:15
9/1-9/30は8:30-19:00
10/1-10月最終土曜は8:30-18:30
※最終入場は閉館の1時間前
休業日
1/1、12/25
HP
目次
建設者がフラウィウス朝の皇帝であることから、建設当時の正式名称はフラウィウス円形闘技場だった。高さ48メートル、周囲527メートルの楕円形で、約5万人を収容できたとされる。現在天井部分は解放されているが、当時は日焼け用に布を張る設備があった。また、建設初期はローマ水道より引いた水を張り模擬海戦の上演も行われていた。戦士が入場するための人力エレベーターもあったとされ、現在も人力エレベーターを巻き上げた跡が柱に残っている。さらに地下には約6メートルの空間があり、檻に入れたライオンやヒョウなどの猛獣を舞台に送り出すための昇降機が備えられていた。
コロッセオは、皇帝がローマ市民を手懐けるために提供した娯楽施設だ。
当時のローマ市民は暴君ネロ帝の独裁に強い不満を抱え、内戦を繰り返していた。そこで新皇帝ウェスパシアヌスは、ネロの私邸のあった場所に市民への贈り物として闘技場を建設することを決意。ネロを含めた皇帝達の散財で破綻寸前の財政だったが、エムサエル戦争での戦利品を財源とし、奴隷ユダヤ人3万人の人材を利用したことで、息子のティトゥス帝の時代に完成した。完成時、ティトゥス帝は100日間連続で競技を開催し、この間に9000頭の猛獣と2000人の剣闘士が命を落としたと言われている。
コロッセオは30分-1時間ほどで一周できる。入場後はまず2階に上ってみよう。ぐるりと回ってコロッセオの全体を俯瞰した後、階段で1階に降りてみるのがお勧めだ。1階では、猛獣などが準備されていた地下空間を覗き込む事ができる。
コロッセオの壁際一帯には、かつて身分によって分けられた階段状の観客席があり、1階席は元老院と議員の席、2階席は騎士の席、その上が市民の席、そして最上階は市民権を持たない者の席として使われていた。これも皇帝の統治術の一つで、市民に身分制度を意識させることで帝国の秩序を保つことを目的としている。また、巨大な十字架が建っている所は当時の皇帝席。直射日光に当たらないように設計されている。
1階部分は床面が失われおり、迷路のような地下空間がむき出しになっている。当時の地下空間では剣闘士と戦わせる為の猛獣や舞台セットが用意されていた。これらは手動式の昇降機を使って1階の舞台に登場した。ライオン等を閉じ込めた檻や舞台装置の跡は今でも確認する事ができる。
コロッセオには日本語のオーディオガイドとビデオガイドが用意されている。オーディオガイドはの価格は€5.5で、再生時間は約1時間10分。ビデオガイドの価格は€6で再生時間は約50分。建物内のマップや順路が表示されているので、個人旅行者にもありがたい。なお、貸し出し手続きの際にはパスポートかクレジットカードを預ける必要がある。
古代ローマ時代、コロッセオではナイターの催し物が行われていたが、灯火費用が高かったため非常に稀だった。現在ではテクノロジーの発達のおかげで、日没後にはライトアップされたコロッセオを毎晩眺めることができる。夕焼け時のコロッセオ、夜のコロッセオ、どちらも昼間とは違う幻想的な雰囲気を醸し出し、ため息が出るほど美しい。コロッセオ周辺からでもライトアップされた外観を見学することは可能である。メトロB線のコロッセオ駅入り口付近からでもよく見えるので、時間があれば帰り際に暗くなるまで待ちたい。
コロッセオのすぐ隣にあるのが「コンスタンティヌスの凱旋門」と呼ばれる高さ約25メートルの凱旋門。312年にローマのコンタンティヌス帝の命令で建設されたもので、パリのエトワール凱旋門のモデルにもなっている歴史ある建造物だ。コロッセオに入場する前にひと目見ておこう。
コロッセオ周辺では剣闘士のコスチュームを身にまとった人が記念写真を求めてくる事がある。気さくでさまざまなポーズに応じてくれる人もいるが、中には撮影後に高額な料金を請求する人も。一緒に写真を撮りたい人は、撮影前に値段を確認しておく必要しておこう。
コロッセオ内にはお土産コーナーがあり、コロッセオの模型やメダル、アクセサリーなどが販売されている。また、コロッセオ周辺にも露店やたくさん立ち並んでいるので、立ち寄ってみるのも面白い。ただし、コロッセオ周辺はスリやぼったくりが多発するスポット。貴重品の扱いにはくれぐれも注意。
コロッセオの徒歩圏内には、ローマの7つの丘のなかでも最も歴史の古い「パラティーノの丘」や古代ローマの遺跡群「フォロ・ロマーノ」もある。この2ヶ所とコロッセオは共通のチケットで入場可能。ぜひ合わせて足を運びたい。
ローマ市内はメトロやバス、トラムが発達しており、共通チケットが1回券€1.5で100分間バスとトラムが乗り放題だ。メトロは1度だけ使用できる(A線B線の乗り換えはテルミニ駅改札内で可能)。積極的に利用していきたい。
1日券(IBG:BigliettoIntegratoGiornaliero)€6はメトロを含む3つの交通手段が1日乗り放題。また3日券(BTI:BigliettoTuristicoIntegrato)€16.5と7日券(CIS:CartaIntegrataSettimanale)€24もあるので滞在期間に合わせて購入したい。
メトロB線Colosseo駅から徒歩1分。ローマ中心部のTermini駅から2駅と、非常にアクセスしやすい。
バスは51、75、85、87、117、118、N2番のColosseo停留所下車。トラムは3番。
■ルート1
近郊鉄道Fiumicino駅–Tibutrina駅、メトロB線Tiburtina F.s.駅-Colosseo駅
・時間:空港からローマ近郊鉄道Fiumicino駅まで徒歩4分、Fiumicino駅からTibutrina駅まで10駅乗車時間49分、Tiburtina駅でメトロTiburtina F.s.駅に乗り換え徒歩2分、Colosseo駅まで6駅乗車時間8分
・予算:近郊鉄道€8、メトロ1回券€1.5の合計€9.5
■ルート2(Termini駅経由)
レオナルド・エキスプレスFiumicino駅-Termini駅、メトロB線Termini駅-Colosseo駅
・時間:空港からローマ近郊鉄道Fiumicino駅まで徒歩4分、レオナルド・エキスプレスFiumicino駅からTermini駅までノンストップ乗車時間32分、メトロB線Termini駅からColosseo駅2駅乗車時間約5分
・予算:レオナルド・エキスプレス片道€14、メトロ1回券€1.5で合計€15.5
コロッセオへは建物の西側から入場する。入り口は全員共通なので迷う事はないだろう。係員によるセキュリティチェック後、これからチケットを購入する人と、すでにチケットを持っている人とに列が分けられる。
コロッセオのチケット売り場はいつも混雑しており、ピーク時には1時間以上待つ場合も。時間を節約する為には、以下の方法でコロッセオに到着する前にチケットを手に入れておくのがお勧めだ。
ローマパスは、ローマ市内の公共交通機関や、各種施設の利用が無料または割引になるフリーパスで、空港や市内の観光案内所を始め、フリーパスの適用スポットで販売している。これを提示すればコロッセオにも無料で、しかも優先的に入場することが可能だ。セキュリティチェック通過後、「roma pass」と書かれた専用の入り口に進もう。パスは48時間タイプと72時間タイプの2種類がある。
また、ローマパスはフォロ・ロマーノと併せて1施設分の扱いになる。時間と旅費の節約の為にもぜひ手に入れたい。
■48時間パス(48 hours)
・価格は€28
・初使用時から48時間有効
・最初の1つ目の施設(美術館・博物館)が入場無料で、2つ目以降は割引価格で入場可
・メトロ、バス(ATAC社)等の市内公共交通機関が乗り放題
・その他劇場やテーマパーク等の施設で優待あり
■72時間パス(72 hours)※2016/7/11に3日間用パスから変更
・価格は€38.5
・初使用時から72時間有効
・最初から2つ目までの施設(美術館・博物館等)が入場無料で、3つ目以降は割引価格で入場可
・メトロ、バス(ATAC社)等の市内公共交通機関が乗り放題
・その他劇場やテーマパーク等施設で優待あり
コロッセオとパラティーノの丘、フォロ・ロマーノはチケットが共通。どちらも徒歩10分ほどで移動でき、チケット売り場もある。混雑しているコロッセオを避けて、比較的空いているパラティーノの丘かフォロ・ロマーノでチケットを購入すればスムーズに観光できる。
ガイドツアーに参加すれば、列に並ばずにスムーズ入場できる。日本語ガイド付きのツアーも多く企画されており、コロッセオの歴史を効率よく学びながら観光する事が可能だ。また、一般のチケットを購入するだけでは入場できない3階と地下階を案内してくれるプランもあり、コロッセオの奥深い魅力を味える貴重な機会となるだろう。併せて周辺の遺跡や観光地を巡るコースもあるので、旅の目的に合わせて検討してみたい。
コロッセオの公式HPからチケットを予約する事ができる。チケットは日時指定ではなく、2016/12/31まで使用可能。決済はクレジットカードのみで、€2の手数料がかかる。HPは英語で表記されているので注意したい。予約確認メールを印刷すれば、当日はセキュリティチェック後に予約者専用レーンに進む事ができる。
■コロッセオのオンラインチケット予約の流れ
①リンク先の「BUY NOW」をクリックして、チケット選択画面へ。選択肢が3つ出てくるが、一番目の「FULL PRICE + RESERVATION」が一般チケット、二番目の「REDUCED+RESERVATION」が18歳-25歳用チケット(手数料€2を含んだ価格)である。必要枚数を入力し、「ADD TO CART」をクリックする。
③画面の右上に購入内容が表示されるので、問題がなければ「CONTINUE」をクリックして個人情報の入力ページへ。
④「PERSONAL INFORMATION」欄の「FIRST NAME」(名前)、「LAST NAME」(名字)、「EMAIL」(メールアドレス)、「CONFIRM EMAIL」(確認用にもう一度同じメールアドレスを入力)、「PHONE」(電話番号)をそれぞれ入力。「NATIONALITY」(国籍)は「Giappone」(日本)を選択する。
⑤「ORDER DETAILS」(申し込み詳細)欄で購入内容を再確認。「PAYMENT METHODS」(支払い方法)欄の「Credit Card」にチェックが入っているのを確認し、「DELIVERY METHODS」(配信方法)欄の「pickup@ticketoffice」にチェックを入れる。また、プライバシー及び販売規約に同意する欄が2つあるので両方にチェックを入れて「BUY NOW」をクリック。カード情報の入力欄に切り替わるので、「avanti」をクリックする。
⑥枠内の「Titolare della carta」(カードの名義人名)、「Tipo carta」(カードの種類)、「Numero della carta」(カード番号)、「Scadenza carta」(カードの有効期限)、「CVV2/CAVV」(カードの裏面に記載されている3桁のセキュリティーコード)を入力。枠外の空欄にメールアドレスを入力し、「avanti」をクリックして予約完了。予約確認メールが送られてきたら印刷して現地に持って行こう。
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