観光
126件
アッピア旧街道
最も有名なローマ街道のひとつ
ローマ帝国時代に「全ての道はローマに通ず」の言葉に基づき築かれた街道の中で現存する最も有名な石畳舗道のひとつ。 ローマから南東に一直線に伸びる。「街道の女王」の異名を持つ。 1784年に旧街に平行して新しいアッピア街道が平行して作られたため、以来アッピア旧街道と呼ばれるようになった。
プリシッラのカタコンベ
初期キリスト教時代の地下墓所
カタコンベとは地下にある墓所のことで、2世紀末-4世紀後半にかけて各地に盛んに作られた。死後の魂の救済を願った絵が壁や天井に残されている。 プリシラのカタコンベでは、初期のキリスト教の時代に迫害された殉教者たちの墓が保存されており、13キロメートルにも及ぶ地下のギャラリーには、2世紀頃のものとみられる聖母子や3世紀後半と見られる羊飼いの姿がフレスコ画に描かれ…
真実の口広場
真実の口だけじゃない真実の口広場
映画「ローマの休日」の名シーンの舞台でもあり、嘘つきの手は食いちぎられるという言い伝えで有名である「真実の口」のあるサンタ・マリア・コスメディン教会の目の前に広がる広場。 テヴィレ川付近に位置し、古代ローマ時代には幹線道路も通っていたため、当時フォロ・ボアーリと呼ばれる家畜の市場やフォロ・オリトリオと呼ばれる果物市場の開催される商業地区として栄えた場所だった…
モンテマルティーニ美術館
鉄骨と古代ローマの彫像が共存する異質のアート空間
公共発電所跡の建物を利用して建設された一風変わった美術館。 1960年代まで実際に火力発電所として使用されていたが、1997年に現在の姿に生まれ変わった。 ローマ市長舎前にある世界最古の美術館「カピトリーニ美術館」の分館である。 本館は、ローマのシンボルとして知られるカピトリーニの雌狼が展示されていることで有名。 本館との共通入場券もある。
サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会
ミケランジェロが守ったものとは
サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会は古代のディオクレティアヌス大浴場跡をリノベイトした壮大な教会である。 設計したミケランジェロが古代文明に最大の敬意を払い、オリジナルの浴場のバジリカ(集会所)を教会のバジリカに置き換えることを試みた。 18世紀の改修で、ローマ時代の浴場の遺構の多くは隠されてしまったが、教会の内部の身廊の大きさと天井のヴォールトの高さに…
コロンナ宮
保ち続ける努力に脱帽する
15世紀に建てられ、人気映画「ローマの休日」の舞台にも使われたコロンナ宮。 屋敷にはコロンナ家の人々が現在も日常生活を営んでいる。 内部には、毎週土曜日のみ一般公開されているコロンナ宮美術館があり、17世紀のアルテミジア女王の物語のタペストリーや古代から近代にわたる彫刻が置かれた通路や礼拝堂など豪華で華麗なイザベッレ王女のアパルトメントが、当時のままに公開さ…
サンティ・アポストリ教会
1000年以上の歴史を持つ教会
創建は6世紀の古い歴史をもつサンティ・アポストリ教会。 コリント式の柱の列で割った3つの身廊と12の礼拝堂が特徴である。 15世紀と18世紀に改築され、さらに19世紀初めにヴァラディエの設計によりネオクラシック様式のファサードに造り変えられた。
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂
かつてカトリックの大本山だった大聖堂
1980年に世界遺産に登録されたサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂は数次にわたって大規模な修復や改築が行われ、古代の建築物の痕跡を随所にとどめている貴重な建造物である。 カトリックの教皇座が1309年フランスのアヴィニョンに移るまで、カトリック教会の中心的存在であったラテラーノ大聖堂は、ローマの四大バリシカのひとつである。
カンポ・デ・フィオーリ広場
活気あふれる朝市で土産探し
カンポ・デ・フィオーリ広場はイタリア語で花畑という意味である。 1400年ごろまでは実際に花畑であったとされている。 この場所は日曜を除く毎朝市場が開かれ、野菜や果物、ワインなどが販売されている。 この広場は過去に公開処刑場として使用されていた歴史も持っている。 広場に立つブロンズ像はジョルダーノ・ブルーノという哲学者で、当時異端の考えとされていたコペルニク…
サン・ピエトロ・イン・モントリオ教会
ドーム建築の基本となった、テンピエット
サン・ピエトロ・イン・モントリオ教会は、9世紀に建てられた教会である。 聖ペトロが十字架に架けられた場所とされるローマのジャニコロの丘に位置しており、殉教の場所とされている。 この教会には優れた美術品が所蔵され、かつてはラファエロの絵画も所蔵されていた。