観光
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オスティア・アンティカ
古代ローマの物流拠点の都市
オスティア・アンティカは、古代ローマ時代のティベリ川の河口に位置するかつえ存在した都市であり、現在は遺跡として有名な観光名所である。 ローマより30キロメートル南に位置する。建設当初は河口に位置する都市であったが、河の堆積作用により現在は河口より2キロメートルほど内陸にある。 名前「オスティア(Ostia)」の「os」というのは河口という意味で「tia」とい…
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
ローマ市民の資金で作られた教会
11世紀、教皇パスカリス2世は、フラミニア門の脇に聖母マリアに捧げる教会を建てた。 ローマ市民(ポポロ)が資金を負担して建てたので、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会と呼ばれた。 13世紀、15世紀と再建され、現在見るような簡素なルネサンス様式の教会となり、ラテン十字形の平面プランで、身廊の天井の交差ヴォールトや翼廊の両端の円形の礼拝堂など、ルネサンス的色彩は…
サンタンジェロ橋
天使がずらりと並ぶサンタンジェロ橋
サンタンジェロ城の目の前からテヴェレ川に架かる、両際に天使がすらりと立ち並ぶサンタンジェロ橋。 2世紀にハドリアヌス帝により建造され,当時の名前はエリオ橋。 また巡礼者がサン・ピエトロ大聖堂に行くときに通る橋であるため、サン・ピエトロ橋としても知られていた。
バルベリーニ広場
ベルニーニだらけの広場
メトロA線バルベリーニ(Barberini)駅で降りると、目の前に広がるのがバルベリーニ広場。 真ん中には1643年ベルニーニ作のトリトーネの噴水、広場の北側には1644年ベルニーニ作の蜂の噴水、ベルニーニという名の老舗5つ星ホテルも広場に面して立っている。
サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会
ミケランジェロの偉大な作品を目の前に感嘆する
16世紀、イタリア盛期ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロの代表作のひとつ「モーゼ像」を観ることができることで有名な教会である。 教皇ユリウス2世に依頼で制作された「モーゼ像」は、「モーゼ」と両脇の「レア」「ラケル」をミケランジェロが手掛け、弟子のラファエロ・ダ・モンテルーポが完成させた。
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会
建築と彫刻の一体化した美しさに息を飲む
17世紀初めに当初は聖パウロに捧げた礼拝堂として始まったが、ハプスブルグ家のフェルディナンド2世が、戦いの前にビルゼンの城からマリアの肖像を発見し、戦いに勝利を収めたことから新たにマリアに捧げられ、「勝利」の名が付けられた。 内部は単廊式で左右に3つずつの礼拝堂をもち、翼廊とキューポラ、アプシスを備える典型的なバロック建築装飾である。 左翼廊にあるコルナーロ…
フォロ・イタリコ
ムッソリーニのファシスト時代の建築物
複合スポーツ施設で1928年に着工し、1938年に完成した。 エンリコ=デル=デッビオとルイジ=モレッティの設計により、建造され、イタリア合理主義建築を代表する建築の1つに数えられる。 ムッソリーニのファシスト時代の代表的建築でもあり、当初は、フォロ・ムッソリーニ(ムッソリーニのフォーラム)と呼ばれていた。 第二次大戦後に現在の名称に変更された。 敷地内には…
サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂
小さくとも見事な調和をみせてくれる教会
サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂は、交差する通りの4つ角に噴水があるので、この名前が付けられた。 建築家のフランチェスコ・ボッロミーニの独立後最初の作品で、バロック建築の傑作のひとつである
サンタ・マリア・マッダレーナ教会
ローマに数少ない「砂糖菓子のような」ロココ建築の教会
サンタ・マリア・マッダレーナ教会は外観がまるでデコレーションされたように装飾的なファサードであるため、砂糖の教会とも呼ばれている。 現在の建物はバロック様式で17世紀に再建されたものだが、元々の建物は16世紀に作られた、ローマでは珍しいロココ建築のものである。
バルベリーニ宮(国立古典絵画館)
ローマの絵画をコレクションするバロック建築の美しい宮殿
バルベリーニ宮はローマに残るバロック建築の中で屈指の美しい建物である。 多くのローマ教皇を輩出したフィレンツェの貴族バルベリーニ家の館として、17世紀にウルバヌス8世の命により、バロック期を代表する芸術家で建築家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニとフランチェスコ・ボッロミーニによって建築された。