【プライベートツアー】自由なプランで楽しむフィレンツェ3時間観光
日本語ガイドを貸し切って散策するプランは、自由度の高さが魅力。ガイドは穴場も知り尽くしたベテラン。漠然とした希望でもしっかり汲み取り理想のルートを提案してくれると評判だ。特別な散策に繰り出そう。
住所
Ponte Vecchio, 50125 Firenze
ドゥオモから徒歩5分
ウフィツィ美術館から徒歩すぐ
料金
無料
営業時間
24時間(宝石店の営業時間は店舗による)
休業日
年中無休
HP
-
目次
ヴェッキオ橋は、フィレンツェの町を流れるアルノ川に架かるフィレンツェ最古の石橋。イタリア語で「古い橋」という意味で、二度の世界大戦を生き延びたフィレンツェ唯一の橋である。現在の橋は、1333年のアルノ川の氾濫によって以前架かっていた橋が流され、1345年に再建されたもの。
橋の上にはジュエリーショップが立ち並び、1565年コジモ大公1世の命により造られたヴァザーリ回廊も橋の上部を通っている。川にまたがる大きな3つのアーチ、カラフルなアパートが川に身を乗り出すように建ち並ぶユニークな外観は、フィレンツェの風景に無くてはならないものとなっている。
ヴェッキオ橋の起源はローマ時代、996年フィレンツェで最初に建設された。1177年、1200年、1250年そして1333年と度重なる川の氾濫で橋はしばしば壊され、その経験をふまえてアーチ状の橋脚を持つ頑丈な橋として再建されている。第二次世界大戦の際、ドイツ軍が次々と橋を壊して行った中で崩壊を免れた奇跡の橋である。
ヴァザーリ回路は、ヴェッキオ橋の2階にある約1キロメートルの回廊で、1565年にメディチ(商業や金融業を営み、ルネサンス期のフィレンツェを実質的に支配者していた一族)家専用通路として開通した。アルノ川北側にあるヴェッキオ宮と、南側のピッティ宮を結んでいる。年に数回、不定期で一般開放されているので、タイミングが合えば見学してみよう。
このヴァザーリ回路が造られた当時、橋の上には八百屋や精肉店が立ち並びんでいた。食品店にとって橋の上の立地は、未使用部分や腐った食材をそのまま川の下に投げ捨てることができるので便利であった。
しかし回廊開通から約30年後、メディチ家のフェルディナンド1世は精肉屋から放たれる悪臭と、窓から見えるゴミの投げ捨て風景に耐えきれず、八百屋や精肉店の立ち退きを命令。入れ替わりとしてジュエリーショップが立ち並ぶと匂いもない美しい橋となり、現在でもその面影を残している。
フェルディナンド1世がヴェッキオ橋から精肉店を追い出してから現在、橋の上はジュエリーショップがひしめいている。宝石箱をイメージしたようなかわいらしい外観の店舗もあり、歩くだけでもわくわくする通りだ。もちろん、中に入ってお気に入りのアクセサリーを探すのも楽しい。ショーウィンドウに並ぶ宝石やアクセサリーを眺めて、気になるものがあったら入店してみよう。防犯の為に鍵をかけている店もあるので、営業時間なのに扉があかない場合にはベルを鳴らしてみよう。
新婚旅行で訪れる人も多い芸術の都・フィレンツェは、精巧な金細工でも有名。ここで結婚指輪を購入するのもお勧めだ。イタリアを代表する作曲家・プッチーニ作のオペラ「ジャンニ・スキッキ」の劇中歌「私のお父さん」には「結婚指輪を買えないならヴェッキオ橋から身投げしてしまうわよ」という歌詞も登場している。販売している指輪は店の工房でサイズ調整してもらう事もできるし、オーダーメイドして後日配送という形を取る事もできる。
橋の中央は展望スペースになっていて、記念撮影をするにはもってこいのスポットとなっている。観光客や大道芸人が集まり、終始にぎやかだ。日が暮れてライトアップされると、一層ロマンチックな雰囲気になる。いつ訪れても味わい深いスポットだ。
東京ディズニーシー内、メディテレーニアンハーバーには、ヴェッキオ橋をモチーフにした「ポンテ・ヴェッキオ」がある。ディズニーシー内で一番大きな橋であり、印象に残る人も多い。本物をこの目で見た後、日本に戻ってからポンデ・ヴェッキオを改めて眺めてみよう。
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