ゆっくり観光したい方におすすめ ミュンヘン市内2階建観光バス
ミュンヘン市内から約5キロ離れ、ややアクセスしづらいニンフェンブルク城。観光地を結んでいる巡回バスを利用すればスムーズにアクセスできる。乗り降り自由で使い勝手もよく、オープントップバスは乗っているだけで街並みの散策に。住所
Schloss Nymphenburg 1 80638 München
トラム17番Schloß Nymphenburg駅
料金
・ニンフェンブルク城本棟のみ
€6
学生は€5
・共通チケット
4/1-10/15は €11.5(学生は€9)
10/16-3/31日は€8.5(学生は€6.5)
営業時間
4/1-10/15は9:00-18:00
10/16-3/31日は10:00-16:00
※最終入場は閉館20分前
休業日
1/1、カーニバルの火曜、12/24、12/25、12/31
HP
http://www.schloss-nymphenburg.de/index.htm
英語、ドイツ語、イタリア語
目次
17世紀にバイエルン王の夏の宮殿として造られたのが、ニンフェンブルク城である。宮殿内には数々の名所があり、代表的なものとして大広間「石のホール」、ルートヴィヒ1世のコレクション「美人画ギャラリー」、「馬車博物館」、「陶磁器コレクション」などが挙げられる。また、ニンフェンブルク陶器の工房も存在しており、工房で産み出される品質の高い手作り陶器は、世界的な評価も高い。
ニンフェンブルク城の所要時間としては、足早に観光する場合で2時間程度、ゆっくり観光する場合で3時間-4時間を見込んでおきたい。
ニンフェンブルク城を訪れた多くの観光客を喜ばせているのが、美しく手入れされている広大な庭園だ。美しい庭園と左右対称の宮殿の姿は、「妖精」(ニンフェ)の「城」(ブルク)の名にふさわしいと言える。東側は紫、西側はオレンジの花と統一感あふれる庭園は、心が癒される。庭園の水路では白鳥が優雅に泳ぐ姿も見ることができ、撮影スポットとしても優れている。
ニンフェンブルク城の庭園は、もともとイタリア式庭園として作られたが、後に行われた拡張工事の際にフランス式庭園に作り変えられた。さらに、19初頭にカール・テオドールの命でイギリス式庭園に作り変えられ、現在の庭園となっている。
幾度か作り変えられた庭園だが、バロック式の花壇などは初期の頃から保持されている。庭園自体は無料なので、城内を見るつもりがなくても、ぜひ一度は美しい庭を見に訪れて欲しい場所だ。
宮殿の階段を上ってすぐの大広間シュタイネルネ・ザールに入ると、豪華なフレスコ天井画が出迎えてくれる。このフレスコ画は、ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンらによって描かれたものだ。
ヨハン・バプティストは宮廷画家として知られていて、ニンフェンブルク城だけではなく、ヴィース教会、聖ペーター教会、ミヒャエル教会などの天井フレスコ画もヨハン作だ。
また、ホール内のフランソワ・ド・キュヴィイエによる装飾も、多くの人に強い印象を与えている。キュヴィイエは、バイエルン公お抱えの宮廷建築家としてドイツで名を揚げた人物である。ロココ様式の壮麗な宮殿「アウグストゥスブルク宮殿」も、キュヴィイエの作品だ。
ニンフェンブルク城の楽しみは宮殿内だけではない。宮殿の回りにある森の中にも観光スポットがあるので要チェックだ特に見逃せないのが森を歩くと見つかる4つの小さなお城で、それぞれ違う特色を持っている。
ロココ様式の城は「アマリエンブルク」。
白地に黄色のラインが印象的な「バーデンブルク」。 大きな湖の前にある城で、城内には中国風の壁紙が貼ってある。
2階建てでシノワズリの装飾がかわいい「パゴデンブルク」。
廃墟を模した瞑想所が「マグダレーナの庵」。 建物内には岩や貝殻でできた部屋があり、不思議な雰囲気をかもし出している城だ。
それぞれ入場料が必要だが、ニンフェンブルク城の入場料とセットになっているチケットもあるので一緒に購入することがおすすめである。
ゆっくり観光したい方におすすめ ミュンヘン市内2階建観光バス
ミュンヘン市内から約5キロ離れ、ややアクセスしづらいニンフェンブルク城。観光地を結んでいる巡回バスを利用すればスムーズにアクセスできる。乗り降り自由で使い勝手もよく、オープントップバスは乗っているだけで街並みの散策に。ミュンヘン市内から約5キロ離れているニンフェンブルク城には、トラム(市電)や、地下鉄を利用して行くことができる。
トラム17番で行くのが、乗り換えもないのでおすすめだ。日本語ガイド付で楽しみたいなら、宿泊先のホテルまで迎えに来てくれる半日ツアーもあるので、ぜひ活用していただきたい。
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