建築物
10件
ブランデンブルク門
古代ギリシャを彷彿とさせる門で、勝利の女神が出迎える
古代ギリシャを彷彿とさせる、ベルリンのシンボルとも言える門。 砂岩でできたこの建造物は、ドイツ古典主義様式の中でも最も優雅で美しいとされている。高さ26メートル、幅65.5メートル、奥行き11メートルの堂々とした威容を誇る。また、正面にあるパリ広場は「ベルリンの応接間」と呼ばれ、多くの外国人を感嘆とさせている。夜になるとライトアップされ一層華やかになる他、門…
イーストサイドギャラリー(ベルリンの壁)
118名のアーティストによって壁に映し出された、「自由」の渇望
博物館島からシュプレー川を東に行くとミューヘン通りに巨大なベルリンの壁が残っている。 その長さは1.3キロメートルにも及び、21ヵ国、118名ものアーティストによって一面壁画が描かれている。 数々の作品の中で最も目をひくのが「独裁者のキス」と呼ばれるキスシーンだ。 しかもキスしている二人は旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長だ。
ベルリン大聖堂
シュプレー川に寄り添う、水色が鮮やかな荘厳なドーム
世界遺産に登録される博物館島の一角にそびえるのは、新古典主義とバロック調を併せ持つ、プロテスタントの教会。遠くから見ても鮮やかなその水色のドームは、巨大な砂岩の壁によって支えられている。 礼拝の時間には耳にも鮮やかなパイプオルガンの音色が、よりその景色に深みを持たせる。そのパイプの数たるや7000。穏やかに流れるシュプレー川に、四季を映すシンプルで色彩豊かな…
シャルロッテンブルク宮殿
ヨーロッパ随一の美しさを誇る、ゾフィー妃のための夏の館
もはや説明のいらないほどの美しさと規模を誇るシャルロッテンブルク宮殿の名前は、プロイセン王国初代王妃のゾフィー・シャルロッテにちなんで付けられた。国王が彼女の為の夏の館として建設したもので、当初はリーツェンブルク宮殿=夏の館と呼ばれていた。彼女の死後に現在の名前になり、地名にもなった。 実は第二次世界大戦中に破壊されており、現在のものは復元されたものである。…
ドイツ連邦議会議事堂
ドイツの技術力を象徴する、ガラス張りのドームの議事堂
ガラス張りのドームが遠目にも印象的なこの歴史的建造物は国会議事堂である。 国会が開催される場所は1871年以来様々な場所を転々としながら開催されてきたが、1894年に現在の場所にパウル・ヴァロットの設計により建設された。 当時にしてこの鉄とガラスを使ったドームは最先端の技術とされており、ドイツの技術力を世に知らしめた。
ホロコースト記念碑
2711本の無機質な石碑群に、21世紀の平和を考える
厚み95センチ、横幅23.8メートル、高さ4.5メートルの石碑が一面に広がる無機質な広場。 その広さ、1万9073平方メートル、石碑の数は2711本。 ニューヨークの作家ピーター、アイゼマンによって作られたこのモニュメントは、触ると不思議な弾力がある。 まるで迷路のようにグリッド上に張り巡らされた空間を歩くと、いかに多くの、そして大人から子供まで様々な命が奪…
戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)
いくつもの勝利を見守ってきた女神の塔
勝利の女神ヴィクトリアをその頂上に据える高さ67メートルの石塔はベルリンの中心地からやや離れたところにある。 1864年にデンマーク戦争の勝利を記念してこの像が作られて以降、1866年の普墺戦争、1870年-71年の普仏戦争にも勝利し、民衆の心の支えとなった。 建設当初は帝国議会前の広場に作られていたが、ヒトラーのゲルマニア計画の影響で1939年、現在のティ…
テロのトポグラフィー
ベルリンの二つの傷に出会う、労働者蜂起の現場
国家秘密警察ゲシュタポの本部が置かれていたこの場所は東ベルリン労働者が蜂起した6月17日事件の舞台でもある。 現在も残っている数少ないベルリンの壁の断片から分かる通り、東西ベルリンを分断していた場所だ。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会
破壊された教会とモダニズム建築で建てられたビルのような教会が並ぶ
1888年に逝去したドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の追悼として1891年の彼の誕生日3月22日に起工された。 ネオ・ロマネスク様式のその建築は2740平方メートルのモザイク、113メートルの尖塔、2000人以上の座席を有する身廊でできていた。
テレビ塔
ベルリンのランドマーク
Fernsehturm Berlin(ベルリンテレビ塔)とも呼ばれる、ベルリンのランドマーク。 ベルリン市街のどこからで も見ることができる。 もともとは東ドイツによって建設され、現在はドイツテレコムが所有している。