ホテル
日本だとテーブルに携帯やお財布を置いたまま
トイレに行く人が頻繁に見受けられるが、パリでは禁物。朝食会場やチェックインやチェックアウトの際に置き引きされる被害が頻発している。安宿だけではなく高級ホテルでも行われているので油断は禁物だ。更に、外出中に客室に侵入されて、荷物や現金を盗まれたり、備え付けの金庫が持ち去られたりする事件もあるので気を付けたい。
ホテルを選ぶ際に避けた方が良い地区
世界有数の観光地であるパリだが、強盗などが多く出没する危険地域もあるため注意が必要だ。特に、夜間に出歩くことが避けられないホテル周辺については事前に調べ尽くしておきたい。
以下の記事内で、パリでホテル選びをする際に避けるべき危険地域と、観光の拠点に最適な地区をご紹介している。ホテル探しが終わっている人でも危険地域を把握するのに役立つ内容となっている。パリの危険地域を把握して安全に旅行を楽しもう。
➡ 【パリのホテル】避けるべき危険地域の解説記事はこちら
現地在住者からの最新治安アドバイス
2017/3/20
2017年に入り、2月上旬には武装した男が
ルーブル美術館での襲撃を試みたり、国内でテロを計画していた若者らがモンペリエで逮捕されるなどしている。パリの
メトロでは通り魔事件があり、負傷者が数人出た。街ではパトロールをする警官や、銃を装備し警戒中の隊員を目にする。非常事態宣言は延長を繰り返し、現時点では今年の7月まで敷かれている。
シャルルドゴール空港からパリ市内に向かう路上で、渋滞中の車両を狙った強盗事件が頻繁に発生している。日本人の被害も多く報告されており、大使館から注意喚起が出ている。筆者の友人も2月中旬正午頃、夫婦でタクシーに乗り、10分ほど走って渋滞にはまったところ、突然覆面の男が現れ窓ガラスを叩き割ろうとしたが、なかなか割れなかったので立ち去ったとのこと。実際の被害は免れたが怖い思いをしたそうだ。手荷物は外から見えづらい足元に置こう。
もうひとつよく聞くのがスマートフォンの盗難だ。電車内や道を歩きながら操作中に盗られた経験のある知人が複数いる。やむを得ず使用する場合は気をつけよう。
不審物騒ぎもたまにある。公共交通機関を利用中、車内アナウンスでColis Suspect(コリシュスペ。不審物)という言葉を耳にするかもしれない。不審物が発見されると遅延や運行状況に乱れが生じる。場合によっては違う路線やバスに乗り換えて目的地に向かうことを余儀なくされる。2月に郊外の大型ショッピングモールでも爆発の疑いがある不審物騒ぎがあったばかりだ。
また、相変わらずストやデモをしょっちゅうやっている。最近は警官による黒人男性への暴力事件があり、それに対する抗議活動があった。このような活動は暴動化することもあるため、付近には近づかない方がいい。影響で道路が封鎖されたり、バスなども通常のコースを走らず迂回するので留意しよう。
もしもパリで犯罪にあってしまったら
いざ犯罪に遭ってしまった場合は、被害を最小限にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。
盗難の場合
警察署で事情を説明し、盗難証明書を書いてもらおう。盗難証明書はパスポートの再発行手続きや、保険会社やカード会社の保証手続きに必須な書類だ。どの区にも年中無休24時間対応の警察署があり、ほとんどの署で英語対応できるスタッフが常駐している。盗難証明書が手に入ったら、保険会社やカード会社に連絡をしよう。
Préfecture de Police
■住所:3 Avenue Gourgaud、75017 Paris、フランス
■電話番号:+33 1 44 15 83 10
暴行を受けた場合
年中無休24時間対応の司法医療救急センターがあるため、警察官に暴行を受けた旨と検査を受けたい意志を伝えよう。司法医療救急センターはノートルダム大聖堂のあるシテ島内にある。
在フランス日本国大使館
■住所:7 Avenue Hoche、75008 Paris、フランス
■電話番号:+33 1 48 88 62 00
海外旅行保険には入るべき?
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