観光地を網羅する乗り放題バスでパリ散策を効率的に
メトロと合わせて、市内4路線を走るダブルデッカーバスを利用すればパリ観光がいっそう効率的になる。停留所は市内50カ所以上、屋根のない2階建てバスからパリの街並みを眺められるのもうれしい。安心の日本語オーディオガイド付き。目次
パリ市内の観光地を回る上で欠かせないのがメトロだ。RER(郊外鉄道)と合わせて利用すればパリ市内の移動で困ることはない。
メトロは全14線あり、各路線の主要観光地は以下の通り。
・路線1 凱旋門、バスティーユ、国立近代美術館
・路線2 凱旋門、モンマルトル
・路線3 凱旋門、パレ・ガルニエ
・路線4 ノートルダム大聖堂、モンパルナスタワー、国立近代美術館
・路線5 バスティーユ
・路線6 エッフェル塔、凱旋門、モンパルナス
・路線7 ルーブル美術館、パレ・ガルニエ、中華街
・路線8 バスティーユ
・路線12 オルセー美術館
メトロの詳細な路線図は以下のリンクから。
http://www.ratp.fr/informer/pdf/orienter/f_plan.php?fm=pdf&loc=reseaux&nompdf=metro
滞在期間中、メトロを使う回数が多い人は、定期パスがお得だ。期間中はメトロ、RER、トラムに乗り放題だ。
期間券は一回券とは異なり、使い捨てではなく期間中は何度も同じ切符を使用する。
切符を購入したら、購入した日と使用期限が切れる日を記入しよう。
ペンがない人は窓口でペンが借りられる。
紛失しても再発行はできないので、切符は大事に保管すること。
また、パリビジットでは購入に際してゾーンを選択する必要がある。
1ゾーンから5ゾーンまである。
1ゾーンがパリ市内、2ゾーンがブローニュの森を含むパリ市内。
3ゾーンはさらにパリ市内から外れ、4ゾーンはヴェルサイユ宮殿を含む。
5ゾーンはシャルル・ド・ゴール空港やディズニーランドパリを含む。
ヴェルサイユ宮殿はパリ観光の目玉の一つと言えるが、一回の旅行で何度も訪れる人は少数派なはず。
ほとんどの人は1-3ゾーンで十分だ。
なお、パリのシティパスポートがあればメトロを始めトラムやバスが有効期間内で乗り放題になる(いずれもゾーン1-ゾーン3内)。ルーブル美術館などの有名美術館へも無料で入場可能だ。時間とお金の節約になるので、パリを観光の拠点にする人には、あらかじめ購入しておくのもおすすめだ。
メトロには窓口がある。
単語でも問題なく通じるので、行先と必要な枚数を伝えてみよう。
考えているよりも簡単に意思疎通ができるはずだ。
券売機を利用する場合、基本的にはフランス語、または英語で切符を購入することになる。
なお、券売機の操作は画面下のロールバーを回して行う。
以下が購入に際しての簡単な手順になる。
①表示言語を選択
②Navigo(定期)または切符かを選択
・画面上部がNavigoで下部が切符
③Ticket t+(パリ市内であるゾーン1の共通切符)を選択
・この画面にてParis Visiteの購入や空港行きの切符、駅指定の郊外行きの切符の購入もできる
④大人か子供かを選択
・「Plein Tarif」もしくは「Full fare」が大人、「T.réduit,cartes de réduction,-10a」もしくは「Reduce fare, -10years old,」が10歳未満の子供で、4歳未満は無料
⑤枚数を選択
⑥購入決定を選択
・Validerが決定、Ajouter un achatは他の切符を続けて買う
⑦支払
・クレジットカードはVisaかMasterCardに限って利用化
パリビジット(Paris Visite)も、券売機からの購入方法は一回券とさほど変わらない。
最初の画面で「Paris Visite」を選択。
次の画面で、期間を選択する。
訪れるZoneを選択。
大人(Full fare)または子供(Children)を選択。
必要なチケット枚数を選択。
最後に支払をすませば購入完了だ。
1-3ゾーン、1-5ゾーンの2つパスがあり、価格は以下の通り。
■ゾーン 1-3
1日券 €11.15 (子供 €5.55)
2日券 €18.15 (子供 €9.05)
3日券 €24.8 (子供 €12.4)
5日券 €35.7 (子供 €17.85)
■ゾーン 1-5
1日券 €23.5 (子供 €11.75)
2日券 €35.7 (子供 €17.85)
3日券 €50.05 (子供 €25)
5日券 €61.25 (子供 €30.6)
切符を購入したらいよいよ改札を通り、プラットフォームまで向かおう。
改札は自動扉になっていて、切符を挿入すると開くようになっている。
切符を入れると、別の口から切符が吐き出されてくるので必ず取ること。
切符をとると扉が開く。
後続に人がいても慌てずにゆっくり切符を入れ、確実にピックアップしたい。
改札を通ったらいよいよプラットフォームに向かおう。
プラットフォームに向かう途中、いくつか分岐点がある。
分岐点には必ず行先を示す看板が貼ってあるので、間違って逆方向に向かうプラットフォームに降りないように確認すること。
これはRERにおいても当てはまる。RERへの乗り換えの際にも気を付けないと誤った方向に向かってしまう。
プラットフォームについたらメトロを待とう。
足元に印があるので、左右に分かれて待機する。
真ん中に立っているとメトロから降りる人の邪魔をしてしまうので道は空けておく。
パリのメトロで使用されている車体は種類が複数あり、路線によって異なっている。
大きな観光地の最寄駅が含まれる路線では全自動の車体が走っているが、少しマイナーな路線では手動で開けるタイプの車体も走っているから注意。
ぼーっと立っているといつまで経っても扉が開かない。
手動の扉では、ノブを上げることで開くものと、ボタンを押し込むことで開くものが多い。
メトロに乗った際はどのタイプの車体か、初めに確認しておきたい。
なお、閉まる時は自動だ。
駅から出るときは「sortie」の看板を探そう。
出口にも改札があり、手で押す手動の扉か、近づくと開く自動扉かのどちらかである。
手動の扉もあることを知っておき、改札の前で立ち往生しないように注意したい。
メトロでは駅を工事していると、お目当ての駅を通り過ぎてしまうことがある。
その場合は、違う路線で行けないかマップをみて確認してみよう。
路線によっては工事をしておらず、到着できる。
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