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タリン旅行のおすすめ観光スポット5選!

2017/10/10 更新

1997年に世界遺産に登録された東欧バルト三国のエストニアの首都タリン。「おとぎの国」とも称される赤い屋根の家々が立ち並ぶ風景はまさにメルヘンの世界そのもの。フィンランドのヘルシンキ港からフェリーで二時間足らずで到着できるとあって、北欧旅行のついでに足を延ばす観光客も多い。特に旧市街は美しい中世の面影が残っており、さすが世界遺産登録された街並みとうなずける。美しい街並みを満喫した後は、濃厚なヨーグルト「カマ」や中世風料理などエストニアグルメもぜひ体験してみたい。

エストニア海洋博物館

  • 16世紀に建てられたタリンの守護神的存在だった巨大な砲塔を利用して作られた博物館。この砲塔は「太っちょマルガレータ」というかわいらしい愛称で親しまれているが、高さ20メートルを超え、銃の穴は150以上とタリン市民を海から守る主要な砦だった歴史がある。1917年ロシア革命時に火災発生後放置されていたが、現在は修復され海洋博物館になっている。内部はらせん状の展示スペースが連なりほかの博物館にはあまり見られない作りになっている。塔最上部からの市内の眺望もおすすめだ。

  • ラエコヤ広場

  • 旧市街のモニュメント的存在の建物である旧市庁舎前に広がる広場。14-15世紀にかけて現在の姿になった旧市庁舎は、中世そのままの姿で残る建築物としても有名。この風情ある石造りの建物とこのラエコヤ広場が互いに引き立てあい、とても雰囲気の良いエリアになっていて、カフェやレストランがとても多い。また広場を囲むほかの建物も、昔の金持ち商人が建てたとされるカラフルな色合いがとてもかわいらしい。観光客も必ず立ち寄る人気スポットだ。

  • カドリオルグ公園

  • 18世紀にロシアのピョートル大帝により建設された公園で、広大な敷地内に大統領官邸、宮殿、美術館、日本庭園を含む各種庭園が点在する。かつてのカドリオルグ宮殿は現在は主にエストニア国外の美術・工芸品を所蔵する美術館になっている。ほかにも美術館がいくつかあり、中でもエストニアのアーティストの作品を紹介している国立美術館KUMUは敬意を表して訪れてみたい。週末にはタリン市民も多く繰り出すのでとても賑やかな場所になる。

  • トーンペアの丘

  • タリン最古の教会が建つ「トーンペアの丘」は、かつてタリンの支配者階級の人々が居住するエリアとなっており、平民たちとはかつて頑丈な扉で隔てらていた。平民たちの住むエリアとは法律も異なり、あたかも違う国であるかのように区別されていたとのこと。中世そのままの、迷路のような路地から丘に出て、高さ46メートルの塔「のっぽのヘルマン」から旧市街を望めば、「おとぎの国」の名にふさわしい赤い屋根が並ぶ風景を満喫できる。ガイドブックの写真でもおなじみのショットを撮影したいならまずこのトーンペアの丘に足を運びたい。

  • タリン旧市街

  • 東欧にありながら中世ドイツの面影を残す町並みが残されている旧市街は、エストニアの激動の歴史の一つの生き証人だ。13世紀にドイツ騎士団とデンマークが連合したいわゆる「北方十字軍」によって統治されるようになったことが、市街地の建築様式がドイツ風に一新されたゆえんである。その後はドイツハンザ同盟に加盟したドイツ商人たちが、冬季にも凍らないタリンの港を利用して一大貿易都市に発展させた。繁栄した歴史を色濃く残す重厚な石造りの住宅が並び、趣のある歴史保存地区になっている。

  • (Photo by Mike BealesHelen Cook Amir Yalon Raita Futo Guillaume Speurt stefan m)