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カイザーバート水門監視所
ドナウをイメージした実用建築
カイザーバート水門監視所は、ドナウ運河沿いにある建物だ。 もともとは、名前の通りドナウ運河の水門を監視するための施設だったのだが、水門が戦争で破壊されたのち再建されずに、監視所の建物だけが残っている。
カール・マルクス・ホーフ
「赤いウィーン」を代表する巨大な公共住宅
カール・マルクス・ホーフは、ウィーン・リンクの北、ハイリゲンシュタット駅のほど近くに立つ大きな集合住宅だ。 建設されたのは1930年。オットー・ヴァーグナーの弟子、カール・エーンの手によるものだ。 装飾はほとんどなく、クリーム色の壁と赤茶色の壁の2食によるリズム感が特徴的だ。 機能性と合理性を追求したカール・エーンの建築哲学がはっきりと感じられる。
ラインツ動物公園とヘルメスヴィラ
ハプスブルグ家の狩猟場だった自然公園
ラインツ動物公園は、「ウィーンの森」と呼ばれる、ウィーン郊外の森林地帯に位置する施設だ。日本のいわゆる「動物園」を想像していくと、大きなギャップに驚かされるだろう。 もともと、ラインツ動物公園は、ハプスブルク家の狩猟場として作られた場所だ。 そのため、大きな囲いの中に、イノシシ、シカなど、森の生き物たちがのびのびと動き回っており、どちらかといえば牧場のような…