建築物
37件
アム・シュタインホーフ教会
精神療養所に建つ静かな教会
アム・シュタインホーフ教会は、ウィーンの中心部からやや離れ、「ウィーンの森」と呼ばれる自然豊かな地区に建つ教会だ。 この教会はオットー・ワーグナーの代表的な建築物の一つであり、白く美しい外壁が木々の緑に映えて美しい。
シュピッテラウ焼却場(ゴミ焼却場)
奇妙なタワーに注目。自然と共生するゴミ焼却場
シュピッテラウ焼却場は、ウィーン・リンクから北に外れた、ドナウ運河沿いに建つ焼却場だ。隣にはエネルギー・ワールドという博物館も備え付けられている。 シュピッテラウ焼却場は、何と言ってもその奇妙な外見で人気がある。 焼却場の設計をしたのは、自然と共生することを建築理念とするフンデルトヴァッサー。 シュピッテラウ焼却場は、リサイクル、エネルギー生産など、環境に配…
オットー・ヴァーグナー・パビリオン・カールスプラッツ
現代建築の大家ヴァーグナーの残した駅舎
オットー・ヴァーグナー・パビリオン・カールスプラッツは、ウィーン・リンク沿いにある、建築家オットー・ヴァーグナーの博物館だ。 もともとはオットー・ヴァーグナーの設計した駅舎だった建物が、博物館やカフェとして利用している。アーチ型をした明るい緑色の屋根に、金色の装飾が美しい。内部の博物館には、オットー・ヴァーグナーの代表的な建築物の模型や資料が展示されており、…
カイザーバート水門監視所
ドナウをイメージした実用建築
カイザーバート水門監視所は、ドナウ運河沿いにある建物だ。 もともとは、名前の通りドナウ運河の水門を監視するための施設だったのだが、水門が戦争で破壊されたのち再建されずに、監視所の建物だけが残っている。
エンゲル薬局
2人の天使が守るウィーン最古の薬局
エンゲル薬局は、アム・ホーフ広場にほど近いボーグナーガッセ通りに位置する薬局だ。 ウィーン最古の薬局であり、今なお営業している現役の薬局である。
カール・マルクス・ホーフ
「赤いウィーン」を代表する巨大な公共住宅
カール・マルクス・ホーフは、ウィーン・リンクの北、ハイリゲンシュタット駅のほど近くに立つ大きな集合住宅だ。 建設されたのは1930年。オットー・ヴァーグナーの弟子、カール・エーンの手によるものだ。 装飾はほとんどなく、クリーム色の壁と赤茶色の壁の2食によるリズム感が特徴的だ。 機能性と合理性を追求したカール・エーンの建築哲学がはっきりと感じられる。
ラインツ動物公園とヘルメスヴィラ
ハプスブルグ家の狩猟場だった自然公園
ラインツ動物公園は、「ウィーンの森」と呼ばれる、ウィーン郊外の森林地帯に位置する施設だ。日本のいわゆる「動物園」を想像していくと、大きなギャップに驚かされるだろう。 もともと、ラインツ動物公園は、ハプスブルク家の狩猟場として作られた場所だ。 そのため、大きな囲いの中に、イノシシ、シカなど、森の生き物たちがのびのびと動き回っており、どちらかといえば牧場のような…