建築物
37件
郵便貯金局
実用性と美術性を兼ね備える現代建築
郵便貯金局は、ウィーン・トラム沿い、ドナウ運河のほど近くに位置する。 ウィーン歴史地区からはやや離れ、建築様式としても、バロック・ゴシック建築を主とする歴史地区の建築物とは大きく異なる。
フンダートヴァッサーハウス
公営住宅とは思えないカラフルでユニークなアパート
ウィーン・リンクの外周部、端正な建物が立ち並ぶ街並みの中に突如現れるのが、赤・黄色・青とカラフルにペイントされた「フンダートヴァッサーハウス」だ。 オーストリアの画家・建築家であるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーがデザインした「フンダートヴァッサーハウス」は、住宅でありながら、その外見のユニークさゆえに観光スポットともなっている。
国立図書館プルンクザール
フラスコ画で飾られた「世界一美しい図書館」
国立図書館プルンクザールは、ミュージアムクオーターにほど近い、トラム沿いにある。 オーストリア国立図書館は、「世界でもっとも美しい図書館」とも呼ばれ、ヨーロッパ最大の規模を誇る。 およそ20万冊の蔵書を誇り、中世の写本などをはじめ、歴史的価値の高い蔵書も所蔵している。 「図書館」と名はつくものの、本を借りることはできないので、注意が必要だ。
国連都市
国連事務局が居を構える国際機関
ウィーン国連都市は、ウィーン・リンクとドナウ運河を挟んで向かい合うカイザー・ミューレン地区にある。 国連事務局が集まり、近代的な建物が立ち並ぶ。ウィーンの歴史ある街並みとは異なり、いかにも国際機関の中心部といういでたちだ。
新王宮内の博物館
美術館、博物館となった皇帝の宮殿
ホーフブルグ宮殿は、ウィーン旧市街の中心にそびえるバロック建築の宮殿群だ。 ハプスブルグ家の王宮として使われたこの宮殿は、現在オーストリアの大統領公邸として使われている。 これらの宮殿群の中には、現在美術館・博物館として使われている建物も多い。
カプツィーナー教会
歴代オーストリア皇帝が眠る納骨所
ハプスブルグ家の一族は、死後に3つの教会に安置される。 心臓はホーフブルグ宮殿のアウグスティナー教会、心臓を除いた内臓はシュテファン大聖堂、そして内臓を取り除いた遺体が、このカプツィーナー教会の皇帝納骨所へと収められる。
ハイリゲンクロイツ修道院とマイヤーリンク
長い歴史を持つベネディクト派修道院
ハイリゲンクロイツ修道院は、ウィーン郊外に広がる「ウィーンの森」に立地するベネディクト派の修道院だ。 「ハイリゲンクロイツ」とは、日本語で「聖十字架」という意味を持つ。 イエス・キリストが磔にされた十字架の木片をレオポルド5世がこの修道院にもたらしたことが名前の由来となっている。
アウグスティーナー教会
歴史的な結婚を見守った美しいゴシック教会
アウグスティーナー教会は、ホーフブルグ王宮の一角に建つゴシック建築の教会だ。 白を基調とした壁、金で覆われたシャンデリアなどの内装は、「ゴシック建築」特有の重くるしさがなく、優美で洗練された印象を醸し出す。
ルプレヒト教会
歴史あるウィーン最古の教会
ルプレヒト教会は、ドナウ運河沿いに建つウィーン最古の教会だ。言い伝えによれば、その創立は起源740年に遡るという。 ルプレヒト教会はその成り立ちの古さゆえに、幾多の改築を繰り返されている。 もっとも古い部分は青銅の中央の壁であり、12世紀始めのものと言われている。 もともとはロマネスク様式で建てられた朴訥とした教会だったが、大火事の後にゴシック様式に改築され…
マリア・アム・ゲシュターデ教会
優美な美しさをたたえる「岸辺のマリア」教会
マリア・アム・ゲシュターデ教会は、ドナウ運河のほど近くにそびえるゴシック様式の教会だ。 シュテファン寺院や王宮があるウィーン歴史地区の中心部からは少し離れた位置にある。 「岸辺のマリア」という教会の名前が示す通り、建設された際はドナウ川の支流のほとりにあったという。 石畳の続く町並みに、スッと突き出た尖塔がよく映える、美しい教会だ。