建築物
14件
サイゴン大教会
壮大で美しいフランス統治時代のネオゴシック建築の傑作
サイゴン大教会は、1877年-1880年にかけてフランスの入植者によって建築されたネオゴシック様式のカトリック大聖堂で、建築に使われた材料はすべてフランスから輸入された。 外壁用の赤レンガはマルセイユから取り寄せられたもので、建築時にコンクリートでのコーティングを行わなかったにもかかわらず、完成から130年以上経った現在まで、建築当時の鮮やかな赤い色を保って…
統一会堂 (旧大統領官邸)
ベトナム戦争終結と南北ベトナム統一の象徴
統一会堂は、旧南ベトナム(ベトナム共和国)の大統領府および大統領官邸で、南北に分裂したベトナムで長く続いていたベトナム戦争が終結を迎えた地である。 1975/4/30の朝、北ベトナム軍(解放軍)の戦車の列が大統領官邸へ。 10:45には2台の戦車が官邸の門を破って突入。 解放軍は屋上の南ベトナム政府の旗を降ろし、そこに勝利の証の旗を掲げた。 「サイゴン陥落(…
サイゴン中央郵便局
訪れる人を魅了し続けてきたコロニアル様式の建築美
サイゴン中央郵便局は、フランス領インドシナ時代の1886年-1891年にかけて建設された建物で、パリのエッフェル塔を設計したことで広く知られるアレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル(Alexandre Gustave Eiffel)により設計された。
サイゴン・スカイデッキ
ホーチミンが一望できる360度パノラマ展望台
サイゴン・スカイデッキは、地上68階・地下3階建てのビテクスコ・フィナンシャルタワー(Tòa nhà Bitexco Financial)の49階に、2011年7月にオープンした展望フロア。全面ガラス張りでまわりに視界を遮る建物もないため、360度の眺望を楽しむことができる。
ホーチミン市人民委員会庁舎
ルネサンス様式を取り入れたコロニアル建築が魅力の人気撮影スポット
ホーチミン市人民委員会庁舎は、フランス統治時代の1898-1908年にかけて建設されたもので、ルネサンス様式を取り入れたコロニアル建築が豪華で美しい建物。サイゴンの市庁舎として使われていたこの建物は、その後1975年に現在の名前に改称された。 全体のバランスもさることながら、外壁の円柱やアーチ、随所に施された彫刻などの装飾も見応えがある。
天后宮
海の女神がまつられる華人寺
ホーチミンにいる華人(中国系移民)の大部分が住む、ベトナム最大の中華街チョロン地区に19世紀に建てられた道教の寺院で、海の女神「媽祖(まそ)=天后(ティエンハウ/Thiên Hậu)」がまつられている。
覚園寺
200年以上の歴史を誇る情緒あふれる仏教寺院
覚園寺は、ダムセン公園(Công viên Văn hóa Đầm Sen)南側にある住宅街の路地裏にひっそりとたたずむ、趣のある仏教寺院。 もともと1789年に覚林寺(Chùa Giác Lâm)改修のための倉庫として建てられた建物が、その後拡張されて観音菩薩を祀るようになり、最終的にヤックヴィエン(Giác Viên)という僧によって正式に寺院として設立…
永厳寺
ベトナムと日本の友好の象徴「平和の鐘」があるホーチミン最大規模の仏教寺院
永厳寺は、日本への留学を経て仏教を広めるために南ベトナムに来た、北ベトナムの2人の僧侶によって、1964年-1971年にかけて建てられた仏教寺院である。 11世紀、李朝のころにベトナム仏教教育の中心であったベトナム北部の村にあった寺院をモデルにして建てられたもので、ヴィンギエム(Vinh Nghiem)の名もその寺院からつけられた。
覚林寺
チョロン地区郊外にあるホーチミン最古の仏教寺院
覚林寺は1744年にベトナムの仏教徒によって建てられたホーチミン最古の仏教寺院で、外の喧騒とは対照的な静けさでゆったりとした時間が流れる、緑がいっぱいの広大な敷地の中にたたずむ。 最初に建立されてから、1799年-1804年にかけてと1906年-1909年にかけて、2度の大規模改修と再建が行われた。
サイゴン セントラル モスク
ホーチミンの中心にたたずむイスラム教徒たちの祈りの場
1935年に南インド出身のイスラム教徒によって建てられたサイゴンセントラルモスクは、白とミントグリーンの色合いが涼しげな印象の礼拝堂で、その周囲には厳かな雰囲気が漂う。 内部には礼拝前に使われる清めのプールもあり、礼拝の時間になるとイスラム教徒たちが祈りを捧げに訪れる。