ハノイ近郊×建築物
6件
コーロア
他国に侵略される以前のベトナムの姿
ハノイ北北東約10キロメートルのところに位置する、ベトナムに現存する最古の城跡。 東南アジアに現存する城跡のうち、最大かつ最古のものといわれている。 もともとは、ベトナムが中国に支配される前の紀元前2、3世紀頃存在していた「甌貉国」の都があった場所。 中国に支配される前のベトナムの文化を垣間見ることのできる、ベトナム文化にとって重要な場所である。
香寺
ベトナム仏教の聖地
ハノイ市から南に行ったところにある、「香山」と呼ばれる地域に点在する寺の総称。 ちなみに香山とは石灰岩でできた山が連なる地域である。 ベトナム仏教の聖地として知られており、旧正月には多くの参拝者がこの場所を訪れる。 15世紀頃から建てられ始め、20世紀初めには100以上もの寺社があったといわれている。
天福寺
徐道行という高僧ゆかりの寺
ハノイ市の南西約25キロメートルの所にあるサイ山周辺に点在する、「タイー寺」と呼ばれる寺院群の主寺院。 タイー寺には他にも貝庵寺、頂山寺などの寺院がある。 李朝の第4代皇帝「李仁宗(在位1072-1127)」の時代に建立。 タイー寺は、「徐道行(1072-1116)」という高僧が修行し亡くなった場所として名高く、天福寺には徐道行が祀られている。
胡朝城跡
世界遺産に登録された城跡
「胡朝の城塞」とも呼ばれる、ハノイから南に160キロメートル行った所に位置する遺跡。 胡朝という王朝がベトナムを統治していた時代に建てられた城の、門と一部の城壁が残る。 東西南北にある門のうち南門の規模が最も大きく、門の傍には売店および展示室が置かれている。 展示室の解説はベトナム語と英語。
西方崇福寺
仏教美術の宝庫
ハノイの南西にある「西方山(かつてはカウラウ山と呼ばれた。)」と呼ばれる場所にある寺。 「西方寺」や「崇福寺」とも呼ばれる。 風水書「高王藁」によれば、唐代に生きた「高駢(?-887)」という人物によって建立されたという。
筆塔寺
千手千眼観世音菩薩像が有名な寺
正式名称は「寧福寺」。 阮朝(1802-1945)の第4代皇帝「嗣徳帝(在位1848-1883)」が、本堂の東側にある「報厳塔」の先が筆のような形に見えると言ったことから「筆塔寺」と呼ばれるようになった。