建築物
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天福寺
徐道行という高僧ゆかりの寺
ハノイ市の南西約25キロメートルの所にあるサイ山周辺に点在する、「タイー寺」と呼ばれる寺院群の主寺院。 タイー寺には他にも貝庵寺、頂山寺などの寺院がある。 李朝の第4代皇帝「李仁宗(在位1072-1127)」の時代に建立。 タイー寺は、「徐道行(1072-1116)」という高僧が修行し亡くなった場所として名高く、天福寺には徐道行が祀られている。
玉山祠
歴史とともに役割を変えてきた湖の寺院
ホアンエキム湖の中にそびえるこぢんまりとした寺院、それが玉山祠だ。 石造りの橋を渡り、大きな門をくぐって寺院を見学することができる。 もともとは橋はなく、船で訪れていたところを、1800年代の大規模な改修時に橋が建設され、一般市民もアクセスしやすくなったという経緯がある。
スカイ72
ハノイを見下ろす大展望台
スカイ72は、ハノイで最も高い建築物であるランドマーク72の最上階に位置する展望台だ。 ランドマーク72は、オフィス・レジデンス・ショッピングモールが一体となった複合施設で、その名の通りベトナムの発展のランドマークと言える。
西湖府
ベトナム独自の信仰の場
タイ湖東北湖畔から湖につきだした半島の先端に位置する神社。 ベトナムの民間信仰である「聖母道」の女神「柳杏聖母」を祀っている、聖母信仰の三大聖地のうちのひとつ。 ちなみに「聖母道」とは、中国から伝わった道教とアニミズムをもとに発展したベトナム独自の信仰である。 また、西湖府の「府」とは、柳杏聖母を祀る神社を指す言葉。 1598年から1607年に建立されたとい…
鎮武観
北を守る玄天鎮武神が祀られた寺院
ベトナムにおける道教の代表的寺院。 北からやってくる脅威からタンロン城を守護するため建立された。 そのため、堂内には北方を守護する神とされている「玄天鎮武神(玄天上帝)」の銅像が祀られている。 もともと玄天鎮武神は玄武(蛇が巻きついた亀の姿で描かれる想像上の生き物)が発展し生まれた神である。
ロンビエン橋
歴史ある美しい鉄橋
ハノイ市内にある、紅河(ベトナム北部を流れる河)に架かる鉄橋。 フランス植民地時代、ハイフォンに港が開かれたことをきっかけとして、ハイフォンとハノイを鉄道で結ぶため造られた。 当時のインドシナ総督、ポール・ドゥメール(1897年から1902年の5年間総督を務め、住民からの土地税及び人頭税、塩やアヘンなどを専売して得た莫大な利益で大規模な公共事業を多く行ったと…
胡朝城跡
世界遺産に登録された城跡
「胡朝の城塞」とも呼ばれる、ハノイから南に160キロメートル行った所に位置する遺跡。 胡朝という王朝がベトナムを統治していた時代に建てられた城の、門と一部の城壁が残る。 東西南北にある門のうち南門の規模が最も大きく、門の傍には売店および展示室が置かれている。 展示室の解説はベトナム語と英語。
西方崇福寺
仏教美術の宝庫
ハノイの南西にある「西方山(かつてはカウラウ山と呼ばれた。)」と呼ばれる場所にある寺。 「西方寺」や「崇福寺」とも呼ばれる。 風水書「高王藁」によれば、唐代に生きた「高駢(?-887)」という人物によって建立されたという。
筆塔寺
千手千眼観世音菩薩像が有名な寺
正式名称は「寧福寺」。 阮朝(1802-1945)の第4代皇帝「嗣徳帝(在位1848-1883)」が、本堂の東側にある「報厳塔」の先が筆のような形に見えると言ったことから「筆塔寺」と呼ばれるようになった。
ロンティエン寺
竜の伝説が残るハロン湾の寺
ベトナム北部、クアンニン省のハロン、ホンガイ地区にある寺院。 ハロン市場の近くに位置する。 ハロンで最も大きく、最も有名な歴史的建造物である。 阮朝(1802-1945)の時代、1941年に建立された。