適当に人気のホテルを予約するのは危険かも
①後悔しないホテルの選び方
これまで70カ国以上を旅した経験を持つHowTravel編集部がお勧めする、ホテル選びにおける要チェックポイントは、「立地」と「口コミ」と「料金」の三つだ。
まず第一に検討すべきはホテルの立地だ。ホテル自体の評価が悪くない場合でも周辺の治安や観光地へのアクセスが良いとは限らない。特にバンコクは観光スポットが点在している。特定の観光地の近くでも良いし、この記事で紹介しているような街歩きが楽しいエリアでも良いが、どのあたりに宿泊したいのかを決めよう。
次にチェックすべきなのは口コミと価格だ。観光の拠点に最適なエリアで、自分の予算に合った口コミ高評価ホテルを見つけられれば、最高のバンコク旅行は半分約束されたようなものだ。
この記事では、これらステップに従って、危険エリアと観光拠点に最適なエリアの紹介、そして口コミ高評価のお勧めホテルを料金別に紹介する。
②ホテル予約サイトはどこを利用する?
HowTravel編集部では、基本的にExpediaでのホテル探しをお勧めしている。大手海外ホテル予約サイトとして、Expedia、Hotels.com、Booking.com、Agodaなどが比較されるが、まずExpediaとHotels.comは同じ会社が運営しており、予約できるホテルもほぼ同じだ。また、Booking.comとAgodaも同じ会社が運営している。
Booking.comはゲストハウスやホステル、ホームステイなども掲載しており、予約可能件数は世界最大だが、旅慣れていない場合は選択肢に入らない宿泊施設も多い。
ホテルのみを掲載しているExpediaを利用することで、一般的にイメージされる"ホテル"の中から宿泊先を選ぶことができる。
旅慣れた人や、ホテル以外も候補として考えている人、最安値を予約したい人はExpediaとBooking.comを相互比較するのがお勧めだ。世界二大予約サイトなので安心して利用して欲しい。
➡ Expediaの公式サイト
➡Booking.comの公式ページはこちら
③できれば避けたいバンコクの危険エリア
Khlong Toei Slum(クローン トゥーイ スラム街)
クローン トゥーイ スラム街は、中心街からほど近い所にある国内最大規模のスラム街。劣悪な環境の中、多くの貧困層が密集して暮らすエリア。
昼間でも薄暗い狭い路地ではごみの山や用水路から悪臭が立ち込め、ほかの地域とは明らかに異なる雰囲気を醸し出す。道端に使用済みの注射器が落ちていたり、薬物中毒者が徘徊していたりすることも。人身売買が行われていた過去もある。
夜になるとさらに治安は悪化し、強盗や麻薬取引の現場となることも。地元の人も近づくのを避け、住民以外ほとんど立ち入らないエリアなので、外国人はとくに目立って危険。
近年の政策や日本などの援助により、部分的に治安は多少改善されてきたとはいえ、いまだ薬物やHIV、売春、環境衛生に教育など問題が山積みの地域。中にはよそ者を良く思わない住人もいるので、トラブルを避けるためにも土地勘のない旅行者が安易に近づかないこと。
Grand Palace/Temple of the Emerald Buddha(王宮/ワット・プラケーオ)周辺
王宮やワット・プラケーオ周辺はプロのスリ集団や観光客を装ったスリが多いのに加え、2016年の前国王崩御後に治安が悪化。
市内では、2017年5月-6月にも王宮付近やトンロー駅付近を含む中心部で爆弾事件が数件発生している。政治対立やギャング抗争、イスラム過激派の動向など、渡航前に最新情報を把握しておくこと。
また、スクンビット通りの中でもとくにナーナー駅からアソーク駅周辺で、昼夜を問わず観光客を狙ったスリやひったくりが後を絶たない。抱きつきスリに見せ金詐欺、2人乗りバイクによるひったくりや昏睡強盗、売春婦に扮したスリなど手口も様々。人気のない路地や夜間の一人歩きは避けること。
繁華街には薬物の斡旋やいかさま賭博、ぼったくり目的で声をかける者もいる。見知らぬ人に親しげに話しかけられても簡単に信用せず、決して誘いに乗ってはいけない。外務省や領事館の治安情報で手口や対策を知っておこう。
④観光の拠点にするのに最適なエリア
パトゥムワン区のLumphini(ルンピニー)地区
最先端スポットのサイアムや夜も賑やかなスクンビット通りの中間にありながら、各国の大使館もある閑静なエリア、ルンピニー地区。観光にも買い物にも動きやすいのに加え、夜は静かな環境で休みたい人におすすめの宿泊エリア。
必見観光スポットの一つエラワン廟があり、ショッピングセンターも多く集まる。ホテルの場所によってBTSも複数駅が利用でき、どこへ行くにもアクセスしやすい。繁華街の喧騒に疲れたら、ルンピニー公園を散歩するのも気持ちがいい。
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口コミ高評価&お勧め格安ホテル①: Arcadia Suites Bangkok(アルカディア スイーツ バンコク)
アルカディア スイーツ バンコクは、2012年オープンのサービスアパートメントタイプの四つ星ホテル。徒歩7分のBTSプルンチット駅や近隣のスポットとホテル間は、無料のトゥクトゥクシャトルサービスが利用可能(8時-24時、要リクエスト)。セントラルエンバシー ショッピングセンターまで徒歩10分ほど、ナーナー駅まで歩いても15分ほど。
全ての客室が、独立したリビングダイニングスペースにキッチン、洗濯乾燥機付きの広々としたスイートタイプで、滞在中外食の合間に自炊や洗濯もしたい人や、長期滞在にも便利。優しい色使いで落ち着いてくつろぐことができるモダンな客室には、シャワールームと独立型の深めのバスタブも備え、歩き回った1日の終わりに湯船につかってリラックスすることができる。中にはプライベートバルコニーの客室も。
夜のライトアップも癒される2階の屋外プールでリフレッシュし、プールサイドのパティオでドリンクや軽食を楽しむのもいいだろう。
口コミ高評価&お勧め中級ホテル②: Hansar Bangkok(ハンサー バンコク)
ラグジュアリーな空間が広がるハンサー バンコクは、徒歩数分のラチャダムリ駅を含むBTS2駅2路線が利用できる大変便利な立地にある。エラワン廟まで徒歩8分、大通り沿いのショッピングセンターやルンピニー公園も徒歩15分圏内で、サイアムエリアまで歩いても20分ほど。
ジャグジーやサウナも併設する8階のインフィニティプールでリラックスしたひとときを過ごし、プールバーでカクテルを傾けながら夕暮れ時の風景を眺めるのもおすすめ。タイ料理や地中海料理のレストランのほか、恵比寿に本店を構える博多もつ鍋の名店 蟻月も入る。もつ鍋やしゃぶしゃぶのほか、ランチには各種定食もあるので、旅の途中で日本食が恋しくなった時に。
ニュートラルな色合いでまとめられたスタイリッシュな客室は、全室深めのバスタブ付きで、床から天井までの大きな窓からやわらかい光が差し込む。全プラン朝食付きで、ミニバーが無料なのも嬉しいポイント。バルコニーやトロピカルグリーンに癒される屋内ガーデンを備える客室や、簡易キッチンや洗濯機付きの客室も。
キングサイズベッド1つの客室が多くツインタイプは少ないが、エキストラベッドを入れてツイン仕様にすることも可能。希望する場合はリクエストしておこう。
口コミ高評価&お勧め高級ホテル③: The Okura Prestige Bangkok(オークラ プレステージ バンコク)
国内唯一の日系ホテルならではの行き届いた心配りと日本語も通じる安心感で、エレガントな空間ながら、一歩足を踏み入れた瞬間からほっとくつろぐことができるオークラ プレステージ バンコク。BTSプルンチット駅直結で、荷物が多い時や雨が降っていても移動が快適。同じビルの下層階にはDean & Delucaやコンビニエンスストアも入る。ナーナー駅まで歩いても10分とかからない。
24階のスカイバーや、空中に浮かぶようにせり出す25階のインフィニティプールから見渡すバンコクの街並みは圧巻。プールは6時-22時までオープンしているので、朝から夜景まで時間帯を変えて絶景を堪能するのも楽しみの一つ。
27階以上に位置するシンプルかつ品のあるデザインの客室は、全室バスタブと独立型のシャワー付きで、日本製のウォシュレット付きトイレも備える。日本のテレビが見られたり、浴衣や日本茶があったりと、日本人が落ち着くポイントも抑えられてる。
おすすめは、上質な家具や調度品が揃い65平米の広さを誇る、上層階のプレステージ・クラブルーム。幅9メートルに及ぶ大きな窓からの眺望が目を奪う洗練された空間で、日常を忘れて贅沢な時間を過ごすことができる。
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Chao Phraya River(チャオプラヤ川)リバーサイド
チャオプラヤ川の両岸は、眺望自慢の高級ホテルが集まるエリア。リバーサイドならではの雄大な景色が客室や屋上から楽しめる。繫華街の喧騒から離れて、贅沢なリゾート気分を満喫したい人に最適。
通常サパーン・タクシン駅そばの桟橋とホテルの間は専用ボートで送迎があるので、中心地から距離があるホテルや対岸のホテルでも、それほど移動は苦にならない。アジアティーク・ザ・リバーフロントまで直行ボートが出ている所も。サパーン・タクシン駅からはBTSでサラデーン駅まで3駅、サイアム駅は20分弱、ナーナー駅やアソーク駅までは30分ほど。荷物が多い時などは、タクシーやホテルの送迎もうまく活用しよう。
観光にショッピングに毎日アクティブに動き回るよりは、ホテルの部屋や施設でゆったりとした時間を過ごしたい人や、市内観光はひと通り済んでいるリピーターの人におすすめのエリア。
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口コミ高評価&お勧め格安ホテル①: Hotel Once Bangkok(ホテル ワンス バンコク)
2014年オープンのホテル ワンス バンコクは、サパーン・タクシン駅から無料のシャトルボートで10分ほどの所に位置する四つ星ホテル。アジアティーク・ザ・リバーフロントまで徒歩5分ほどなので、ナイトマーケットを思う存分楽しんでも、夜道を長く歩かずにホテルに戻ってくることができる。
40平米以上の広々した客室は、白を基調にしたモノトーンのシックな色使いで優雅な雰囲気。アンティーク調の家具が置かれ、モダンな中にクラシックな魅力が絶妙にちりばめられている。この価格帯ながら、全室バスタブと独立型のシャワーブース付きで、バスローブやスリッパも備える。中には贅沢な気分に浸れるジャグジー付きの客室や、キッチンとダイニングスペース付きの広々とした客室も。
結婚式場も併設するルーフトップテラスで朝の光の中朝食を楽しみ、夕暮れのラウジバーでカクテルを片手にチャオプラヤ川とバンコクの街並みを眺めるのもおすすめ。
口コミ高評価&お勧め中級ホテル②: AVANI Riverside Bangkok Hotel(アヴァニ リバーサイド バンコク ホテル)
息をのむ絶景を臨むインフィニティプールとルーフトップバーが日常を忘れさせてくれるアヴァニ リバーサイド バンコク ホテルは、2016年9月にオープンしたばかりの五つ星ホテル。下層階のリバーサイドプラザには、ショップやレストラン、オフィスが入る。日本料理店やセブンイレブンもあるので、ちょっとした買い物や食事にも。
26階のレストランとバーでは、床から高い天井までの大きな窓からチャオプラヤ川とバンコクの街並みを一望しながら食事が楽しめ、インテリアもスタイリッシュ。サパーン・タクシン駅まではもちろん、夜はアジアティーク・ザ・リバーフロントへも無料のシャトルボートが出ている。
すべての客室が、雄大なチャオプラヤ川の景色が眺められるリバービュー。こだわりの寝具や家具がそろい、ニュートラルな色使いで落ち着いてくつろげる洗練されたデザイン。おすすめは、ベッドやバスタブから夜景も堪能できる、大きくワイドな窓が贅沢なジュニアスイート。
口コミ高評価&お勧め高級ホテル③: Mandarin Oriental Bangkok(マンダリン オリエンタル バンコク)
悠然と流れるチャオプラヤ川の畔に優雅に佇む、伝統あるマンダリン オリエンタル バンコク。一流のサービスと豪華な気品が漂う空間がゲストを迎えてくれる。日本人スタッフがいるのも心強い。
専用ボートでサパーン・タクシン駅まで5分、王宮などへもボートで行くことができる。シーロム通りやパッポン通りも車で10分ほど、散策しながら歩いても30分程度と、リバーサイドのホテルながら中心部にもアクセスしやすい。
深めのバスタブと独立型のシャワーブースを備える客室は、クラシックな趣と洗練された現代的な感覚が絶妙に調和したエレガントなインテリアで、ほぼ全室がリバービュー。高級タイシルクなど贅沢な素材の家具や調度品が揃い、タイプ毎に異なるテイストで上品に仕上げられている。床から天井までの大きな窓とバルコニーから眺望を満喫できるラグジュアリーな客室や、かつて滞在した著名な作家のイメージでデザインされ、彼らの名がつけられたスイートも。
9つのレストランやバーもそれぞれが豪華なインテリアでさすがのクオリティ。フレンチの有名店や古典舞踊と伝統料理を堪能できるタイ料理店のほか、川辺の穏やかな風を感じながら鉄板焼きや寿司も楽しめる多国籍料理店もある。
本格タイ料理のクッキングクラスや、対岸の贅沢なスパにヨガクラスも人気。緑いっぱいの庭園に囲まれた2つの屋外プールとバーで、時間を忘れてリラックスするのもおすすめ。
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