フィリピン旅行にかかる費用を徹底解説!
フィリピンは、日本に比べて全体的に物価が安い。
タクシーなら初乗りで100円程度、マッサージなども600円程度で受けることができる。
食事については値段はピンきりだが、安くておいしいグルメもあるので、貧乏旅行でも十分楽しめる。
ただし、ホテルの質は安いところだと日本よりも悪く、シャワーが水しかでなかったりすることも。また、あまりに安いホテルは衛生面/治安面でも不安だ。相場金額とサービスのレベルを知ったうえで、自分にあった旅行を楽しもう。
①飛行機代ってどのくらい?
直行便
せっかくの休暇だし、現地で長く遊びたい!移動時間を短縮したい!という人は、直行便を選ぶとよいだろう。
フィリピンまでの所要時間はおよそ4時間。
現在、羽田空港、成田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港などから直行便が出ている。
値段は経由便に比べて、基本的には5000円から1万円ほど高いが、時期によってはほとんど差がでなかったり、場合によっては、直行便のほうが安いこともあるだろう。
また、かなり前から予約したり、キャンペーンなどと重なった場合は、往復で2万円程度で購入できることもある。
逆に旅行の直前に予約すると値段は上昇傾向になるので、なるべく前もって予約するようにしよう。
時期ごとの大まかな値段
通常期は¥40,000-¥60,000程度
繁忙期は¥80,000-¥120,000程度
※航空会社や時期によって変動あり。
経由便
渡航費をなるべく安く収めたいという人は、経由便を使おう。
ただし、常に経由便のほうが安いのかと言われると、そうではなく、直行便のほうが安いこともある。
経由便だと最短でも7時間程度かかり、長い場合だと22時間ほどかかることも。
経由地はソウル、シンガポール、クアラルンプール、台北、上海、香港などが主流だ。
時間がある人は、あえて経由して、他の都市を周ったりしても良いかもしれないが、基本的には直行便をオススメする。
時期ごとの大まかな値段
通常期は¥35,000-¥55,000程度
繁忙期は¥70,000-¥110,000程度
※航空会社や時期によって変動あり。
代表的な航空会社
・JAL
・ANA
・フィリピン航空
・セブパシフィック航空
・ジェットスター
・デルタ航空
・コリアンエアー
・アシアナ航空
など
②フィリピンの物価解説
物価については、基本的に日本より安い。
ただし、パソコンや薄型テレビなどの機械類や、ブランド物は日本と同額程度、もしくは日本より高い場合もある。
日本よりも安いもの
・食料
・衣料、洋服
・たばこ
・国産ビール
・輸入ビール
・医薬品
・タクシーやバス
日本と同額、もしくは高いもの
・時計やバッグなどブランド品
・電化製品
・コンピュータや機械類
③宿泊費解説!
観光の中心エリアにあるホテルは、観光に便利だが基本的には高くなりがちだ。
基本的には、自分の行きたい観光スポットへのアクセスと、ホテルに自分が求めるサービスは何なのかを検討しつつ決めるのが良いだろう。
フィリピンの安いホテルの場合は、シャワーが水しかでない、タオルが別料金かかる、掃除が行き届いていないなどの場合もあるので注意しよう。
併せて、セキュリティが弱いため、金庫などに貴重品を入れるようなことはせず、肌身はなさず持っておいたほうがよいだろう。
フィリピンでは基本的に水道水は飲まず、飲みたいならコンビニやスーパーなどでボトルウォーターを買うのが良い。
また、フィリピン全土において、トイレにウォシュレットはついていないので、気になる人は携帯型のウォシュレットを持って行っても良いだろう。
ホテルのレベルごとの大まかな費用
5つ星ホテル (平均費用 およそ¥15000-¥50000/泊)
フィリピンの5つ星ホテルは、豪華なインテリア、多彩なレストラン、Free Wifi、屋外スイミングプール、スパやマッサージ、サウナなどが併設されていることがほとんどだ。また、ホテルによっては専属のタクシードライバーや空港への送迎サービスがあり、安心/安全に目的地に到着できるのも魅力的。
多くの5つ星ホテルが都心部や観光に便利な場所にホテルを構えていることがほとんどで、観光及び商用利用にも役立つ。
ニューワールドホテル マカティ
大型ショッピングモール、「グリーンベルト」の目の前にあり、ショッピングや食事、観光にも非常に便利。
グリーンベルトでの買い物に疲れたら、徒歩で戻ってきて、すぐにビュッフェや、マッサージ、スパ、プールなどを楽しめる。
エントランスにガードマンが複数人いる他、ルームキーがないとエレベーターが使用できないなど、セキュリティ面もかなり良好。
■住所:Esperanza Street corner Makati Avenue, Ayala Center, Makati City 1228, Philippines
■電話番号:+63 2 811 6888
■予算:19,000円-
4つ星ホテル (平均費用 およそ¥14000-¥18000/泊)
レストラン、サウナ、フィットネスセンター、バー、スパ、空港送迎サービスなどを取り揃え、子どものいる家族連れにも泊まりやすい。このランクのホテルで不満足する人はいないだろう。
Hotel H2O(ホテル エイチツーオー マニラ)
マニラの夕日と水族館を楽しめるホテル。
マニラ、ニノイ・アキノ国際空港からホテル迄はタクシーで30分~40分程度の距離。
マニラ湾に出っ張って建設されているので、景色が良く、また、部屋は壁一面がアクアリウムになっており、水族館気分を味わえる。
隣接する水族館「マニラオーシャンパーク」にもすぐに行けるのも良い。
■住所:Roxas Boulevard,Behind The Quirino Grandstand,Luneta,Manila 1000,Metro Manila
■電話番号:+63 2 238 6100
■予算:14,000円-
3つ星ホテル (平均費用 およそ¥6000-¥13000/泊)
そこそこの値段で、綺麗で、立地もある程度良いのが3つ星ホテルの特徴。基本的なアメニティも取り揃え、生活には何一つ困らない。
City Garden Hotel Makati(シティ ガーデン ホテル マカティ)
マカティのビジネス中心地区に位置するこのホテルは、アヤラ博物館、アラヤセンター、ロックウェルのパワープラントモールなどといった主要な観光地から2キロメートル以内に位置し、アクセスが良い。
ホテル内には2軒のレストランのほか、サウナ、屋外プールやジムも併設。無料のWiFiや無料パーキングもある。
■住所:7870 Makati Avenue corner Kalayaan Avenue, Makati, 1200 Metro Manila
■電話番号:+63 2 899 1111
■予算:8000円-
2つ星ホテル (平均費用 およそ¥3000-¥8000/泊)
1人旅やバックパッカーには便利なフィリピンの2つ星ホテル。
寝るだけなら問題無いが、ホテルによっては水しかでない、Wi-Fiがないなどといった場合もあるので注意しよう。
Red Planet(レッド プラネット エルミタ)
エルミタ、マラテ界隈にある、2つ星ホテル。
部屋にはフラットテレビの他、エアコンとセキュリティーボックスが設置されている。全室WiFiは無料。
部屋が若干狭いが、眠るだけなら十分だろう。
1階にコンビニとレストランがあり、食事やちょっとした買い物ならなんとかなる。
エレベーターはカードキーがないと押せないようになっている。
エルミタ、マラテ地区はあまり治安は良くないので、深夜の徘徊は避けよう。
■住所:1740 Mabini St, Malate, Manila, 1004 Metro Manila
■電話番号:+63 2 708 9888
■予算:5000円-
④食事の相場金額は?
フィリピンでの食事には、レストランの他、ホテルのビュッフェ、ショッピングモールのフードコート、街中の屋台などがある。
街中の屋台で提供されているパイナップルやスイカ、焼き鳥、ポテトフライなどのフードは衛生状態が悪く、日本人はお腹を下す可能性が高いので絶対に避けよう。
それ以外の食べ物は、内容によっては好みが別れるものもあるが、基本的には、どれも美味しく頂けるだろう。
チップについては、高級レストランを含め、すべてのレストランにおいて不要だ。
レストランのレベルごとの大まかな費用
高級レストラン (平均費用 ¥4000-)
フィリピンの高級レストランのレベルは高く、基本的にどこで何を食べてみても美味しい。
また、フィリピン人のホスピタリティ溢れる国民性で、サービスレベルも非常に高い。
ドレスコードについては、服装が原因でレストランへの入店を拒否されることはないと思うが、高級レストランに入る場合は、なるべくハーフパンツ、サンダルの着用は避けたいところだ。
マカティ シャングリラ マニラ(レストラン)
シャングリラホテルマカティ内にある高級レストラン。
ビュッフェ・バイキングは和洋折衷取り揃え、ゴージャスな料理のラインナップだ。
その他、本格的和食が味わえる「稲ぎく」と西洋料理・アジアン料理を扱う「circles」は評判が良い。
ロビーでは、楽器の演奏もあり、カフェを利用しながら、優雅な気分に浸るのも良いだろう。
■住所:corner, Makati Ave, Makati, 1200 Metro Manila
■電話番号:+63 2 813 8888
■予算:4000-13000円
中級レストラン (平均費用 およそ¥2000-)
旅行などで是非訪れたいのが中価格帯のレストランだ。
都市部にあるレストランならどこを利用しても基本的には美味しい。
フィリピン料理にチャレンジしてみても良いだろう。
Gino's Brick Oven Pizza
夜の時間帯は常に3組-5組ほどのお客さんが常に並んでいるほどの人気イタリアン料理店。マカティ中心部にある。
オススメはここのレストランで自作しているコクのあるチーズを使用したピザ。
ピザにはタバスコの他に、スパイシー蜂蜜ソースをかけて食べることもでき、美味。
ピザの他、冷製チーズと新鮮なトマトを使用したカプレーゼもとてもおいしい。
価格もそこまで高くはなく、かなりオススメ。
■住所:Tordesillas St cor Bautista, Salcedo Village, Makati
■電話番号:+63 2 779 8192
■予算:2000円/人
フードコート (平均費用 およそ¥500-¥1000)
フィリピンに来たら、一度は訪れたいのが、ショッピングモールなどにあるフードコートだ。
鶏肉や豚肉を甘辛く煮込んだ「アドボ」やチキンを始めとしたフィリピン料理の他、中華やスペインのパエリアなども取り揃える。
気軽に入って、食事できるのも魅力的。家族連れで来ているフィリピン人も多い。
The Landmarkのフードコート
デパートメントストア、The Landmarkの地下1階にあるフードコート。
中にはフィリピン料理や中華料理のお店が並ぶ。どれも価格が手頃でローカルな味が楽しめる。
その他マクドナルドやケンタッキーもある。
■住所:The Landmark, Makati, Metro Manila
■電話番号:-
■予算:500円/人
⑤現地での移動費を知ろう
フィリピン観光には、タクシーが欠かせない。
また、地盤が弱く、台風による洪水が年に3回ほど発生するフィリピンには、地下鉄が存在しない。
基本的にフィリピンの人達が足にしているのは、ジプニーと呼ばれるバスだ。
他の国にはない、フィリピンらしい乗り物で、気になる人は乗ってみても良いだろう。
・タクシー (初乗り¥100-)
日本に比べてかなり安く、都市部であればたくさんのタクシーが走っている。
ただし、悪質な運転手も多く、運転が荒かったり、降車時に本来は必要でないチップを要求してきたりする場合も多い。
フィリピンに慣れていない場合は、銃で脅され荷物を奪われるケースもあるので、なるべく深夜の乗車は避けよう。
フィリピンに到着したばかりでどうしても深夜にタクシーに乗る必要が有る場合は、流しのタクシーではなく、空港のタクシーなどを利用しよう。
・ジプニー(費用¥20-)
フィリピン国民の足、ジプニー。
どこまで行っても8ペソで乗車でき、使いこなせれば非常に便利な足となる。
ジプニーがどの場所に行くのかフィリピンに慣れていないとなかなか使いこなせないので、ハードルは高いが、思い出として乗ってみても良いだろう。ジプニーやバス、電車ではスリが発生することもあるので、カバンのチャックを完全に締め、必ず前に持とう。
・電車(費用¥40-)
日本と比べれば半額以下の電車。駅の場所がわかれば、便利な交通手段となるだろう。
都市部でも路線が少なく、朝の時間帯などは非常に混雑する。スリには注意しよう。
⑥フィリピン旅行の6泊7日の予算とモデルプラン
フィリピンに旅行に行った場合に、実際に予算毎にどのような旅になるのかまとめました。
最低予算約75,000円のモデルプラン
飛行機代40,000円
マニラ行きの飛行機代は、乗継便の方が安い。乗継便は、ソウル・台北・上海などを経由する。マニラまでの所要時間は、直行便の2倍-2.5倍かかる。
※長期休暇シーズンには、飛行機代はオフシーズンの3倍程度になる。
ホテル代15,000円
最安値のホテルは、約2,000円程度で宿泊が可能だ。2,000円-3,000円で利用できるホテルが多数ある。3,000円代で3つ星ホテルに宿泊も可能だ。市内の中心部からは離れているが、移動手段にも不便はないだろう。
※長期休暇シーズンでもホテル代に大きな変動はない。
飲食代20,000円
マニラでは、本場のフィリピン料理をはじめ、サンドイッチやハンバーガーなどが安くで楽しめる。1食1,000円以内で食べれるだろう。中華やイタリアン・インド料理なども手軽に食べられるので人気である。
平均的予算約110,000円のモデルプラン
飛行機代50,000円
マニラでゆっくり観光を楽しみたい。という人は、直行便が良いだろう。直行便であればマニラまでの所要時間は約5-5.5時間。夜中に日本を出発すれば、朝方にはマニラに到着でき、1日ゆっくりマニラを観光できるだろう。
※長期休暇シーズンには、飛行機代はオフシーズンの3倍程度になる。
ホテル代25,000円
マニラの平均的なホテル代は、3,000円-5,000円辺りである。ホテル代に関しては、通常期も繁忙期も料金は変わらない。
※長期休暇シーズンでもホテル代に大きな変動はない。
飲食代30,000円
本場のフィリピン料理をはじめ、ピザやパスタなどのイタリアンがビュッフェスタイルで楽しめる店が人気だ。また、パエリアが評判の店やフレンチ、日本料理が堪能できる店もおすすめである。1日5,000円程度を想定しておけば良い。
とりあえずホテルを予約してみては?
後悔しないホテルの選び方
少しでも旅行の可能性があるのであれば、とりあえずホテルを予約しておこう。飛行機は直前でも予約できる場合があるが、人気ホテルは半年前には埋まり始める。一部の例外を除いて、基本的に直前までキャンセルは無料なので仮押さえしておいて損はない。
これまで70カ国以上を旅した経験を持つHowTravel編集部がお勧めする、ホテル選びにおける要チェックポイントは、「立地」と「口コミ」と「料金」の三つだ。
まず第一に検討すべきはホテルの立地だ。ホテル自体の評価が悪くない場合でも周辺の治安や観光地へのアクセスが良いとは限らない。
次にチェックすべきなのは口コミと価格だ。観光の拠点に最適なエリアで、自分の予算に合った口コミ高評価ホテルを見つけられれば、最高の旅行は半分約束されたようなものだ。
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