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ビエンチャンで食べられるラオスの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

ラオスは、正式名称を「ラオス人民民主共和国」と言い、東西をベトナムとタイ、南をカンボジア、北を中国と接し、国土の約70%を高原や山岳地帯が占める、内陸の国だ。その首都がビエンチャンである。周辺の国ほど知名度はないが、その分、素朴で暖かい国民性に触れることができる国である。1893年にフランスの保護国となり仏領インドシナ連邦に組み込まれた。約80年後の1975年に、ラオス人民民主共和国としてフランスより独立し、今日に至る。フランス統治時代に、多くのフランス文化が今でも根付いている。そんなラオスの首都、ビエンチャンで食べられる料理を紹介する。

カオチー(ເຂົ້າຈີ່ ຝຣັ່ງ)

  • 過去、フランスに統治されていたラオスにはフランスの文化が根付き、独特の進化を遂げている。その1つが、フランスパンを使ったカオチー(ラオス風フランスパンサンド)だ。ビエンチャンのタラートバスターミナル周辺には、カオチー屋台が軒を連ね、フランスパンの山が築かれている。価格は1つ1万キープ(120円程度)で、注文をすると、その場でパンを炭火で軽く焼き、ハムや、にんじん・大根のピクルス、パクチーなどをぎっしりと詰め込んでくれる。パクチーの香りと、ピクルスの酸味が、意外とフランスパンとマッチする。紙で包んでくれるので、テイクアウトしてメコン川を眺めながら、のんびりと食べるのもよいだろう。

  • ビア・ラオ(ເບຍລາວ)

  • ビア・ラオとは、ラオスにあるラオ・ブリュワリー社 (Lao Brewery Co., Ltd) が製造・販売しているラガータイプのビールである。 ゴールドと白、グリーンを基調とし、さりげなくラオ社トレードマークの虎が描かれているラベルはとても有名で、一時ラオスのビールシェア90%以上を占めていたこともある。ラオスを訪れる外国人観光客の間でも美味しいと高評価を得ている。ビア・ラオのラガーとダークは日本でも飲めるが、珍しいゴールドとライトをぜひ楽しんでみてはいかがだろうか。

  • ラープ(ລາບ)

  • ラープとは、ラオス料理の代表とも言える料理だ。鶏や豚のひき肉(魚肉の場合もあり)を、レモングラスやパクチーなどのさまざまなハーブと一緒に炒めたもので、基本的に唐辛子をたっぷりきかせてある。使う肉によって、ラープ・ガイ(鶏)、ラープ・ムー(豚)などと、呼び方が変化する。見た目よりしっかりと味付けをしていて、そのまま食べるには濃すぎるので、ラオスの主食カオニャオと混ぜて食べるのが一般的だ。しっかりした味付けなので、カオニャオはもちろん、ビア・ラオとの相性も抜群だ。

  • カオニャオ(ເຂົ້າຫນຽວ)

  • ラオスの主食は日本と同じ米だが、うるち米ではなく、餅米が多く食べられている。日本のように炊き上げるのではなく、ティップカオという一人サイズの蒸籠や、複数人分の大きな蒸籠を使うなど、基本は蒸す調理法が主流だ。味の濃い料理が多いラオス料理にぴったりのカオニャオは、もっちりとした食感と、独特の甘みが特徴で、そのまま食べるのはもちろん、おかずと混ぜて食べるのも美味しい。ラオスの人々は手を使って、上手におかずとカオニャオを混ぜ、口の中に放り込んでいる。せっかくなので、箸やスプーンなどを使わず、手でカオニャオを味わって見てはどうだろう。きっと、箸を使うより数倍、美味しく感じられるだろう。

  • ナムワーン(ນ້ໍາຫວານ)

  • ラオスのデザートと言えば、ナム・ワーンだ。直訳すると「甘い水」となるこのデザートはラオス人が食後に必ずと言っていいほど食べる、定番デザートだ。屋台などで売られており、甘いココナッツミルクに、色とりどりのゼリーや果物など数種類の具を入れ、氷をたっぷり入れて食べる冷たいデザートは、具材を自分で指差しながら選ぶこともでき、オリジナルのナム・ワーンを作ることができる。値段も1,000キープ程(約12円程度)と、財布にも優しくなっているので、毎食後に食べても安心のデザートだ。

  • (Photo by Stefan FussanIwan Gabovitch drnan tu Alpha houseofthailand.com ° o O °o O ° ° o °)