路線説明
多くの路線を持つソウルのバスは、ソウル市内のあらゆる通りを網羅しており、地元の人々にとって便利な交通手段となっている。路線数が多いので観光客にとって乗りこなすのは簡単ではないが、
地下鉄が走行していない場所も運行している為、乗りこなす事ができれば心強い。道路にはバス専用のレーンがあり、渋滞さえしていなければ、
地下鉄よりも早いのもポイントだ。
ソウルのバスは、長距離運行する幹線バス(青色)、近距離運行する支線バス(緑色)、ソウルと首都圏をつなぐ広域バス(赤色)、市内の主要エリアを循環する都心循環バス(黄色)等の種類がある。なかでも支線バスは、地下鉄と連結しているので乗換えにも便利だ。
乗車券の種類
乗車券の種類と料金
バスの料金はバスの種類によって異なる。その都度現金で購入できる乗車券もあるが、外国人観光客は「T-money」と呼ばれるプリペイド式交通カードのみ使用可能である。
■T-money
一般的な交通カード。日本のSUICAやPASMOのように、料金をチャージしてワンタッチで改札を通る事ができる。
・幹線バス・支線バス:₩1200
・循環バス:₩1100
・広域バス:₩2300
・近距離バス:₩900
■M-Pass
外国人観光客用のプリペイド式交通カード。地下鉄・空港鉄道・仁川地下鉄等の首都圏の電鉄・市内バスが乗り放題になる。1日・2日・3日・5日・7日間用があり、1日最大20回乗換え可能だ。
・1日券:₩1万
・2日券:₩1万8000
・3日券:₩2万5500
・5日券:₩4万2500
・7日券:₩5万9500
■ソウルシティーパス
ソウルの地下鉄と市内バスを1日20回まで乗り放題の使い切り「T-money」カード。1日券・2日券・3日券の3種類。
・1日券:₩1万5000
・2日券:₩2万5000
・3日券:₩3万5000
乗車券の購入場所
■T-money:
地下鉄・T-money加盟コンビニ・街頭販売店
■M-Passパス:仁川空港の韓国観光公社観光案内所
■ソウルシティーパス:ファミリーマート・ミニストップ・ソウル市内の観光案内所・韓国スマートカード本社
バスの乗り方
①意思表示する
目的地に向かうバスが到着したら、運転手に分かるように乗車する意思表示をする。バス停がほかのバスで混みあっている場合、少し離れたところに停車する事もあるので注意。
②乗車する
前のドアから乗車する。乗車したら乗車券(T-money)をカードリーダーに、「ピッ」と音がするまでかざす。ソウルのバスは運転が荒いため、車内はかなり揺れる。座席が空いている場合は座った方が安全だろう。空いていない時は、つり革や手すりをしっかり持って乗るように心がけたい。
降り方
バスの車内には、次の停車駅とその次の停車駅を知らせてくれる車内放送がある。車内放送は、韓国語と英語で流れる。
停車駅に近づいたらブザーを押して降りる準備をし、早めにドアに移動しておくと慌てないで済むだろう。降りるときは、後ろのドアからとなる。
その他注意点
バスから
地下鉄に乗換える場合や、他の路線のバスに乗換える場合は、降りるときもカードをカードリーダーにかざす必要がある。カードリーダーに通さなければ、乗り換え時に再度料金が引き落とされることになる為注意。もし、乗換えるかどうか決まっていない場合でも、念の為にカードリーダーに通しておくとよいだろう。降りるときにカードリーダーを通すことで料金が加算されることはない。
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