概要
特徴
上海南西の松江区に位置する庭園で、
豫園、古猗園、秋霞圃、曲水園と共に「上海五大古典園林」とされている。酔白池のある場所は、もともと宋代の役人の朱之純によって建てられた私邸「谷陽園」であった。その後、清の時代に顧大甲という人物が現在のような庭園を造園。唐代の詩人の白居易(白楽天)のように、酒を飲みつつ詩作にふける生活に憧れて作ったそうだ。
「酔白池」という名前の由来は、同様に白居易の生活に憧れた宋の韓埼が、「酔白堂」を建てた故事から来ているのではないかと言われている。1797年には育嬰堂(親のいない子供の養育所)となるが、1959年に再び庭園に戻された。
見どころ
庭園には四面庁、楽天軒、疑舫、雲海堂、宝城楼、池上草堂等の建築物が建てられている。これらの建築物と、山石、池、回廊、曲がりくねった小道を配置した庭は、明や清の時代の「江南様式」に則って造られたもの。回廊の周りには季節ごとに梅、ツツジ、藤、蓮、紫陽花等の花が咲き乱れ、訪れる人の目を楽しませている。美しい花が咲き乱れる庭園をのんびりと散策してみたい。
編集部一押しの観光プラン
大迫力の上海雑伎は老若男女問わず目が釘付けに!
上海旅行者の必読記事
(Photo by Carsten Ullrich Carsten Ullrich)
酔白池へのアクセス
メトロ9号線酔白池駅3号出口より徒歩2分。