概要
特徴
上海市黄埔区茂名南路に位置する劇場。ライシャム劇場とも呼ばれる。音楽会、歌舞、劇、映画等が上演されている。舞台の幅は19.5メートル、奥行きは13メートル。舞台が広い為交響楽団の公演もできる。客席数は設立当初よりも減少し、現在は681席。
歴史
もともとは1866年にイギリス人のアマチュア劇団の為の劇場として円明園路に建てられた。しかし、4年後の1871年に劇場は焼失、1872年に2代目の劇場が現在の虎丘路に再建される。2代目の劇場には、焼失を防ぐ耐火煉瓦が用いられた。1902年にはジョージ・バーナード・ショーの「悪魔の弟子」が上演され、他にもオペラ「アイーダ」や「蝶々夫人」等が上演されていた。1926年に老朽化で虎丘路の劇場が売却され、1931年になると現在の場所に鉄筋コンクリート造りの劇場が建てられる。座席数は1階、2階合わせて749席あったという。1941年に日本軍が侵攻してからは英米作品の上演が禁止されたため、日本が撤退するまでの間は京劇が主な上演演目となっていた。戦後の1953年に「上海芸術劇場」と改称されるが、1991年には旧名に戻され現在に至る。1994年、上海市優秀歴史建築に認定された。
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(Photo by Fayhoo )
蘭心大戯院へのアクセス
メトロ1号、10号線陝西南路駅より徒歩約20分。