観光
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ロウ・リム・イオック庭園
東アジアと東南アジアの文化が融合する、蘇州様式の大庭園
マカオ北区のほぼ中央部に位置する巨大な緑地が、ロウ・リム・イオック庭園である。 19世紀後半に造られたこの大庭園は、もともと盧華紹一族のものであった。 しかし20世紀に入って一族が衰退すると、この巨大な庭園はマカオ政府に買い取られ、1974年に市民向けに公園として無料開放が行われる運びとなった。
ロバート・ホー・トン図書館
地元民向けの図書館だが建物の美しさは必見
マカオ北区、西岸沿いにあるロバート・ホー・トン図書館は、その機能から地元民向けの施設として運営されており、海外の観光客向けの施設とはあまり言えない。 しかしながら、その建物の美しさ自体は、マカオ内部でも指折りのものだと言える。
関帝古廟
かつて経済の中核を担ったこともある、マカオの商売繁盛のシンボル
三街會館と呼ばれることもある建物、関帝古廟は、後漢末期に帝位に就いていた関聖帝を祀る廟である。 周囲のごみごみとした景観に紛れて建っているので、前情報がなければおそらく見落としてしまうことだろう。
質屋博物館
カジノと共に歩んできた質屋の歴史を余すところなく学べる
現在でもマカオ市街で多数見受けられる「押」の看板を掲げた店は、マカオでカジノを楽しむ観光客にとってもありがたい存在だ。 金目の物と引き換えに借りた金で一夜の大勝負に挑む観光客は後を絶たない。
聖オーガスティン教会
ハンセン病患者の心のよりどころであった場所は、シンプルながらも神聖な雰囲気
マカオ北区の西岸側に位置する聖オーガスティン教会は、1591年に建設された。 同じくマカオにある聖ラザロ教会と並んでマカオで最も歴史のある教会のひとつに数えられている。 この教会は古くから、マカオで最も有名なキリスト教行事、パッソス聖体行列を司る場所となってきた。
鄭家屋敷
鄭観應の住居は、マカオの中国式建築の礎となった場所として有名
マカオ北区の西岸沿い南側にある鄭家屋敷は、孫文や毛沢東といった歴史上の人物の思想に多大な影響を与えた、鄭観應が実際に住んでいた住居である。 1811年に建設されたこの住居は、中国建築がヨーロッパの建築の方法論を取り入れた最初期の建物であり、この建物が礎となってその後マカオ全土で同じような様式の建物が建設されるようになった。
南湾花園
カジノ街の裏手に位置する静かな庭園は、喧騒を忘れさせてくれる
南湾花園は、マカオ北区にある老舗カジノ「グランドリスボア」の裏手に位置する、静かな雰囲気の庭園である。 1580年にスペインの修道士が修道院を建設し、それと同時にこの庭園が整備された。 修道院がなくなった現在でも、この場所は「カスティーリャ人の庭」と呼ばれて親しまれている。
関前街、果欄街
昔ながらの商店街を歩く
小さな工房や商店などが並ぶ、昔ながらの商店街が残る通り。 大街という通りから続く關前後街という通りを行くと、道が二手に分かれているところがある。 その左側の石畳の道が關前正街、ここで紹介する関前街だ。
義字街、盧九街、群隊街
マカオに住む人々の台所
マカオ最大規模の屋台マーケットエリアとして知られる通り。 マカオ半島北部を東西に貫くメインストリートである高士徳大馬路を南に入る3本の細い路地がそれぞれ義字街、盧九街、群隊街である。 細い路地で車が入らないため、路地の両側に建つ商店の前にはパラソルやテントを出した露店が並ぶ。